オフィスで陥りやすい7つの習慣と解決法

2016/04/12/

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バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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オフィスでどんな風に過ごしていますか?

あなたのオフィス、あるいは職場での1日を思い出して振り返ってみましょう。

次のように過ごしてはいませんか?

やろうと思えば今やれることを、締切ギリギリまで放っておいてしまう。

そして、結局、就業時間中に終わらせることができなくて、残業して終わらせることが多い。

分からないこと、不明瞭なこと、心配なことなど、上司や顧客や同僚に直ぐに確認や質問することができない。

そして、ただ「どうしよう、どうしよう」「どっちなんだろう」と、心配だけして長い時間を過ごしていることが多い。

仕舞ったはずの書類や備品などの場所がわからず、何時間も探し回っていることが多い。

ほんの5分だけのつもりでSNSをチェックしていたら、気がついたら30分も経っていることが多い。

時間の無駄それはストレスの発生源

こうしたひとつひとつの行為そのものは、それほど大きな問題ではないように思えるかもしれません。でも、1日を通して全ての時間を積み上げると、かなりの時間を無駄にしていることが分ります。

時間を無駄にするということは、仕事の生産性や効率性を犠牲にして、あなた自身のストレスを増やしているだけの行為です。

オフィスや職場で過ごす時間をもう少しストレスなく、穏やかな気持ちで過ごしたくはありませんか?

今回は、代表的な7つの悪いオフィス習慣とその解決策をお伝えします。

さて、あなたはオフィスや職場でどんな風に過ごしているでしょうか。思い当たるものはあるでしょうか。

80年代、90年代は、一度に複数のタスクを同時並行的に処理することができる人、マルチタスキングができる人を優秀だと考える風潮がありました。

でも21世紀に入ってからは、多くの研究がマルチタスキングは、返って仕事の効率を損なうことを報告しています。

理由は主に次の3つです

  • マルチタスキングは、ミスを増やす
  • マルチタスキングは、生産性を低下させる
  • マルチタスキングは、ストレスを高める

人間の集中力には限界があります。

多くのことを一度にやろうとすると、ミスが多くなり、やり直しが必要になります。やり直しにかかる時間は、最初にかかった時間よりも長くなることが明らかにされています。

つまり、マルチタスキングは、ミスを発生させ、やり直しという余分な時間を発生させ、生産性が損なわれ、結果、あなたのストレスを上昇させるだけの、仕事のやり方だといえます。

仕事を効率よくミスなく、そして、ストレスを生じさせずに行うには、次のことを意識しましょう。

  1. 優先順位をつける
  2. ひとつひとつ終わらせていく

「秘訣は、優先事項からスケジュールすること」

重要な優先順位の高いタスクからスケジュールしましょう。

特に重要でも緊急でもないタスクは、その隙間時間で処理していくようスケジュールしましょう。

少なくともこまごまとした雑用に追われて重要なタスクが締め切りに間に合わないなんてことは無くなります。

では、次の2つのタスクのうち、先に取り掛かった方が良いのはどちらでしょうか。

  • 重要ではないけれど直ぐに終らせられるタスク
  • 重要だけれども直ぐには終わらせられないタスク

重要じゃないという理由で直ぐにできるタスクを後回しにして、時間がかかる重要なタスクを先にやり始めてしまうと、そのタスクに時間を奪われてしまい、簡単なタスクなのに締め切りに間に合わないなんてことが起こりえます。

上司からは、「こんな簡単なことも直ぐにできないのか」と評価されかねません。例えば、タイムシートの提出とか経費精算などです。

短時間にできる雑用は、時間のかかる重要なタスクに取り掛かる前にちゃっちゃと終わらせてしまいましょう。

そうしてしまえば、じっくりと腰を据えて重要なタスクに取り組むことができます。

そして、ひとつひとつのタスクに集中して取り組むこと、つまり、マインドフルに仕事をしましょう。

マインドフルというのは、「目の前のもの・こと・ひとに、まっすぐに向き合う」心の状態です。

ひとつひとつ丁寧に取り組むことで、ミスが減ります。やり直しの必要がなくなれば仕事の効率は高まります。ミスややり直しがなければ、あなたのストレスは大きくなりません。

まったく無駄な行為なのに、何かしらの理由をつけてそれがまるで生産性に貢献しているかのような正統性を主張したりする行為があります。

その代表例は、スマホチェックです。

メールボックスに何も入っていないことが分かっていても、通知の赤丸や数字がアイコンに表示されていなくても、仕事中に頻繁にスマホをチェックしないと落ち着かない人がいます。

チェックする度に、仕事が中断され、集中力が途切れます。スマホチェックの後で仕事に集中し直すには、ある程度の時間が必要です。仕事の効率は下がります

あるいは、既に、集中力が途切れているからスマホをチェックしてしまっているのかもしれませんね。でもそれは、やらなければならない仕事を先延ばしにしているだけの行為です。

仕事に集中できない理由があるのなら、まずはそれを解決しなければなりません。

今やっている仕事が退屈なのか、やりがいを感じられないのか、難しすぎるのか、もしスマホをいじることで現実逃避をしているのなら、早々に信頼できる上司や同僚、あるいは、人事部などに相談することをお勧めします。

スマホに逃げなくてはならないような状況を改善する努力と勇気をもちましょう。

あるいは、家族や友人やペットに何か心配なことでもあるのか、頻繁にスマホを確認しなければならないような関係性や状況にあるのなら、プライベートと仕事のアドレスを変えるとか、通知音を変えるなど対策しましょう。

1分1秒を争うような緊急で重大な問題はスマホでは来ません。本当に緊急事態なら相手はあなたに電話をします。あるいは、誰かがあなたのデスクまで直接やってきます。

だから、通知が来る前にチェックするのは止めましょう

そして、生死にかかわりのない重要ではない通知は、休憩時間などにチェックするようにしましょう。

あなたのデスクの状態は、あなたの頭の中と同じです。

性格ではありません。

どこに仕舞ったか忘れた資料を探す時間、失くしてしまった資料を入手し直す時間、あるいは作り直す時間は、無駄です。

ちゃんと整理さえしてあれば、その時間は必要なかった時間です。

仕事に必要な資料や備品などの整理は、あなたにとって分かりやすい・使いやすいルールで整理しておきましょう。そして、使った後は以前あった場所へ必ず戻すことを徹底しましょう。

例えば、他者から見て資料が乱雑におかれているように見えても、本人にとって何かしらの秩序に基づいて並べられているのであれば問題はありません。

かつて勤めていた研究所の上司の机には、文字通りの書類の山が複数ありました。でも相談や質問にお席に行くと、その山の中からドンピシャの資料をさっと抜き出して、「はいよ。」と渡してくれる上司でした。どう見ても無造作に積み上げられている紙の山にしか見えないのですが、本人の頭の中には、何がどの辺にあるのかちゃんと分かっているようでした。

そういう私もまた、先輩から「まるで仕事ができるように書類を散らかすのが上手よね」と褒められた(?)ことがあります(笑)

資料や備品は、あなたの独自ルールで構わないので整理しておきましょう。

ランチは重要です。

お昼にちゃんと食べておかなければ、午後の仕事の効率が犠牲になります。

お昼を抜くと低血糖になり、集中力が損なわれ、疲れやすくなります。それだけでなく、危険な病気の種を撒くことにもなります。

9時~5時の仕事なら、午前の時間よりも午後の時間の方がずっと長いです。その長い時間に脳にエネルギー切れを起こさず、集中力と仕事効率を高く維持し続けるためには、お昼をしっかりと食べておくことが必要です。

じゃぁ、食べるなら何でもいいかというと、そうではありません。

ポテチとかお菓子とか、そんなジャンクフードでランチを済ませてしまうと、午後に眠くなったり、疲れやすくなったり、仕事の生産性はダダ下がりになります。

ジャンクフードでなかったとしても、パスタや蕎麦など麺類だけのランチや丼もので済ませてしまうと、午後に睡魔が訪れ、やる気が削がれます。

一度くらい経験ありませんか?

それは、あなたの細胞が酸性に傾き過ぎていることを知らせる体からのサインです。そのまま放置すると糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかりやすくなるだけでなく、その前に太りやすくなります。

だから、ランチには野菜を追加しましょう。ランチセットについてくるほんの一口程度のサラダでは足りません。もう一皿お野菜があると安心です。

長時間同じ姿勢で仕事をしていると、それが肩や首のコリ、腰痛に発展していきます。

就業時間に適度な運動を取り入れることは、肉体的にも精神的にもあなたの健康にとって不可欠です。

大きなストレスを抱えている時、運動しようなんていう気力なんて残らないことは、よく分かります。私もそうでしたから。

夜に運動する時間がないなら、朝早く起きて運動するようにというアドバイスを耳にすることがありますが、本当に疲れ切っている時、朝、鉛のように重い体をベッドから引き離すだけでもものすごくエネルギーを使うのに、その上、更に早く起きて何かしろというのは拷問でしかありません。

でも、ランチタイムや休憩時間になら何かできそうではありませんか?

肩を回したり、腰を回したり、または、階段を使って違うフロアの洗面所を使ったり、同じフロアの遠くの洗面所まで行ったり・・・

スマホをいじる前に、体を動かす習慣を取入れましょう。

ランチタイムに外出して陽の光を感じたり、風を感じることも大切です。

オフィス環境からほんの数分離れるだけでも、多少の運動にも気分転換にもなります。

食事の休憩時間くらい、オフィスから離れて、仕事から気持ちを切り離して過ごすことで、かなりストレスを低く抑えることができます。

それに太陽の光を浴びると、あなたをストレスから守ってくれるビタミンDが体の中で造られます。

電話が鳴ったらワンコール(1回)で出ろと私が新入社員の時には言われたものです。

サラリーマンになったばかりの頃は、課やグループに卓上電話が1台あっただけです。ひとりひとりのデスクに1台ずつとか、ひとりひとりにスマホの貸与とか、そんな時代ではありませんでした。そして電話に出るのは、当然、新人の役目でした。出ることに躊躇していると「早く出ろ!」「2回鳴らすな」と先輩たちから叱られたものです。

今は、各人のデスクに1台ずつ電話があったり、スマホが貸与される時代ですから、自分のタイミングで出ても良いはずです。

なのに、なぜか、この現代でも、スマホがブルった瞬間に出る人が少なくないそうです。

ブルった瞬間ならまだしも、鳴ってもいないのにスマホが鳴ったような気がして着信をチェックしてしまう人も少なくないそうです。

今や着信が残らない機種はありません。取り損なってもかけ直せます。

デバイスに支配されながら仕事をするのは止めましょう。あなたのタイミングでスマホと付き合いましょう。

デバイスは、あなたの仕事や生活を円滑にするための道具です。あなたがその道具に使われてどうするのですか?

上でご紹介したように、着信音や通知音を相手によって変えておくことで、直ぐにでなければいけない相手なのか、1時間後にかけ直せば良い相手なのか分かります。いちいち画面に目をやらなくても、分ります。

スマホに向ける意識を仕事に向けたら、仕事はきっとさっさと終わります。

休憩時間にSNSをチェックしている人の神経疲労はかなり高くなり、その後の仕事への集中力が低下することが報告されています。

また、デバイスが発するブルーライトによって、スマホを長時間見続けている人の内斜視(より目)が増加していることが懸念されています。

あなたの脳が受け取る情報刺激の大半は、目からはいってきます。

ほんの短い時間、目を閉じているだけでも脳は休むことができます。

休憩時間は、数分間で良いので目を閉じて脳を休める時間にしましょう。

また、通勤電車の中でスマホを眺めて過ごす代りに、目を閉じて過ごすだけで脳疲労と眼精疲労は軽減されます。

目を閉じたら周囲の音に意識を向けてみましょう。電車の軋む音、モーターが回る音、空調の音、洋服やカバンがすれる音、そうした音に意識を向け、ゆっくりと呼吸を続けます。そうするだけで、ストレスが軽減され、泡立った心が落ち着いていきます。

アメリカの眼科学会は、スマホを使う人の目の健康のために「20・20・20」の取り組みを推奨しています。

「20・20・20」は、次のように行います。

20分間スクリーンを観ていたら、
20フィート先のものを20秒間見る

20フィートは、約6メートルです。また、「スクリーン」ですからスマホに限らず、PCやタブレットも含まれます。

わたしもやってみましたが、仕事に集中している時の20分間は非常に短くて、頻繁に仕事が中断され煩わしいです(笑)

余暇にスマホを観ている時には良い方法かもしれませんが、仕事の時には20分間はちょっと邪魔かも(笑)せめて30分じゃダメですか?と訊きたいです(笑)

仕事への取り組み方やオフィスでの過ごし方について、執筆したこれらの記事も参考にしてくださいね。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

どうせ1日のうち一番長い時間をオフィスで過ごすのですから、オフィスでの時間を効率よく過ごせるようになれば、心置きなくプライベートな時間を楽しめます。まずは何かひとつ変えてみませんか?無理なくできそうなものから取入れていってくださいね。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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