バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
がんの生存率は3人に2人
「あなたのおじいさんの時代には、
がん宣告は、死の宣告を意味していました。
今日、がんの生存率は、3人に2人です。」
これは、アーユルヴェーダの医師でもあるディーパック・チョプラ医師の言葉です。チョプラ先生は、私が公認ヘルスコーチの資格を取得したニューヨークの学校(IIN)の講師でもあります。
先生が「がん」について書かれた記事の中で、3人のうち生き残る2人になるために何ができるのか、とてもシンプルな3つの解決策を提示されていましたので、和訳要約してお伝えします。
がんで死亡する人は年々減少している
がんは、その恐怖から、他に例えようのない特殊な出来事として受け止められます。がんは、誰の人生にとっても、特に年齢を重ねるほど、シリアスで重要な問題です。
でも、その恐怖を希望や楽観的な気持ちに変えることができるかもしれない発見も多く存在しています。例えば、2017年の米国がん学会は、1991年から2014年までにがんによる死亡者が25%減少したと報告しています。
しかし、減少した理由は、がんが完治できるようになったからではありません。
がんは、ひとつの病気ではなく、複数の病気の集合体のように挙動することが発見されてから、がんを完治するという目標は、実は、放棄されています。
しかし、実際に、がんで死亡する人は、平均して年約2%ずつ減っています。
これを基準に、2017年を予測すると、170万人が新たにがんと診断され、60万人ががんで死亡することになり、単純な言葉に言い換えると、がんで死亡するのは、3人に1人だということになります。
これは、希望がもてる統計だと、チョプラ先生はおっしゃいます。
がんに対する態度を変える
医療の発展と同じくらい重要なことは、がんに対する人々の受け止め方です。
2015年に『ランセット』に掲載された2015年の記事は、一世代前であれば、がん分野の研究者を困惑させたであろう次の一文から始まります。
「がんコントロールの本質は、
予防と早期発見の重要性の高まりと、
患者の生活の質への関心の高まりに押され、
変わりつつあります。」
この文章から、次のような重要なメッセージが見えてきます。
- がんは、コントロールできる病気であること。
- 予防は、がんに対してまず最初に医者が執るべき将来の総合的アプローチとなること。
- がんと共に過ごす人々の生活の質に関心が集まっていること。
チョプラ先生は、苦痛を伴わない治療(抗がん剤以外の治療)にも、治癒の可能性があり、既に存在していると述べています。ただし、苦痛は伴わないものの、困難は伴います。
がん治療からがん予防へ
俯瞰的に見ると、治療から予防へ医療の視点が切り替わったことが、がんに対する世の中の前向きな態度の根拠となっています。膨大な希望と資金が基礎研究と創薬に注がれていた10年前には、予測されていなかった転換です。今では、
がんの50%は、既に存在している知識を活用することで予防可能だ
と、いう見方が一般的になっています。
次にチョプラ先生は、治癒を促すライフスタイルが鍵となると述べ、次の予防法を勧めています。
がんを予防する食事
次のことに留意して食事をすることを勧めています。
- 抗炎症性(野菜と果物)の食材を主に使用する
- ホールフード(丸のまま)で食べる
- 食品添加物を使っていない食品を使用する
こうした食事を習慣にすることで、あなたは確実にがんを予防していると、おっしゃっています。
しかし、食事だけでなく、他にも気をつけなければならない要因があるとおっしゃいます。
なぜなら、がんの症状が明確に表れるには、通常、何年もかかることが多いということは、がんは、高血圧や心疾患と同じカテゴリー、生活習慣病の延長線上にあると考えるべきだからです。
そこには、次の2つの要因が存在し、この2つは相互に関係し合っていると考えられます。
- 慢性ストレス
- 軽度の内臓炎症
適度な運動をする
人生からストレスを減らすことはできなくても、受け止め方を変えたり、軽減することはできます。そのためには、適度な運動をし、肥満を避けることが重要です。
瞑想する
定期的な瞑想によって、ストレスの破壊的な効果に対抗できます。
瞑想の効果については『長寿遺伝子テロメアを伸ばす簡単な方法』をご確認ください。
アスピリンについて
アスピリンは、万能ではないものの、がんへの補助的な効果が示されています。
30年間13万人を追跡調査したデータを解析した結果、1週間に2錠以上のアスピリンを飲む習慣のある人は、消化器官系のがんにかかるリスクが20%低く、大腸がんは25%低いことが示されています。(他の研究もアスピリンががん予防に役立つだけでなく、腫瘍の転移の可能性も低減することを示しています。)
ただし、まだ心臓発作や脳梗塞などを発症したことのない人がアスピリンを常用することには、脳内出血の危険が伴うことも判っています。(アスピリンは心臓発作や脳梗塞の再発を予防できますが、発症前の服用には危険が伴います。)
がん予防のためにアスピリンを常用する場合も同様です。また、他の副作用があることにも留意してください。アスピリンの服用については、それ以外にも注意が必要な人達がいますので、詳しくは『アスピリン』をご確認ください。
がんを普通の病気にするためには
がんを「普通」の病気にするために必要な条件は、がんを管理可能な病気にすることだとチョプラ先生は、おっしゃいます。
私達の祖父母の時代には、がん宣告は死の宣告を意味していました。でも、今、がんの生存率は、3人に2人です。発見が遅かったステージ4の患者や治療不能な肺がん患者を除くと、この数値はもっと良くなるはずです。
がんの予防と管理は
どんな抗がん剤よりも効果がある
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
私のところへも、がんサバイバーの方やがん予備軍の方々が相談にいらっしゃいます。
食事は、薬ではありませんから「これを食べたら必ず誰でもがんにならない」とか「誰でも治る」なんてものはありません。
私達はひとりひとり異なります。
遺伝子が異なるというだけでなく、がんになった年齢も、がんになるまでに過ごした食事やライフスタイルも異なります。
「私達は食べたものでできている」わけですから、食事やライフスタイルが異なれば、体の中のひとつひとつの細胞の質は同じにはなりません。また、遺伝的な影響を考慮すれば、同じものを食べても同じ結果が起こるとは言えません。
そんな人達が全員同じ食事で同じ様に治ると考える方が無理です。
ソフィアウッズ・インスティテュートでは、個々人のバイオ個性に合わせた食事を指導します。統合食養学(ホリスティック栄養学)が導き出した「適切な食事バランス」を実践していただきながらコーチングをします。
そして、多くのクライアントさん達が、健康診断や定期検査という客観的なデータで効果を確認されています。腫瘍マーカーが改善した方、予後の定期検診で「問題なし」判定を獲得できた方、健康診断のD判定・C判定が、A判定になった方などなどです。
もし健康に不安があり、食事を改善したいと思っているものの、おひとりで取り組むことに不安や難しさを感じているのなら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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参考文献
“Cancer Prevention: How Mind, Body, and Medicine Creates Optimism“, Deepak Chopra, M.D.
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング