バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
2021年は日本の Well being 元年だった!?
統合食養学(ホリスティック栄養学)は、世界的にはもう20年以上前からずっと、そして日本では私は数年前から「ひとりひとりのウェルビーイング」に取り組んで来ましたから、2021年が日本のウェルビーイング元年だと言われても、「今頃?」という感じはあるのです(笑)
でも、2021年6月に政府の「骨太の政策」の中で、初めて「Well-being の KPI を設定する」と発表したことから、2021年が「元年」ということになるそうです。
KPI|Key Performance Index 主要業績評価指標
それを受けて、様々な産官学連携で、ウェルビーイングに関する取り組みや調査や研究が進められることになりました。
神戸大学のキックオフシンポジウム
昨年から様々お話する機会をいただいている帝塚山学院大学大学院人間科学研究科の足達哲也 教授が、神戸大学のオープンイノベーション推進部が主催している「Well-being 研究会」のメンバーであったことから、光栄にもこの会に誘ってくださいました。
その初回、キックオフのシンポジウムがオンラインで開催され参加させていただきました。
キックオフシンポジウムのプログラム
富田克彦 先生(オープニングスピーチ)
Well-being を定義することの難しさについてお話しくださいました。
客観的な Well-being と主観的な Well-being の違いについては、例えば、客観的なWell-being がGDP(国内総生産)の様なもので物質的な豊かさを測ることができるとしたら、主観的なWell-beingについても同様にGDW(国内総Well-being)の様な指標を創り、質的な心の豊かさの様なものを測ることを目指したいといったご趣旨のお話をされました。
精神的な幸福感を、ソフィアウッズ・インスティテュートの講座を受講した方なら意味が解ると思いますが、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福に分けて考えることや、行動経済学の知見などをご紹介くださいました。
私が尊敬する、ゲイリー・ベッカー先生(ノーベル賞受賞経済学者で、人的資産・人財という言葉を創った人)についての言及はありませんでしたが、ベッカー先生が重視した、無形固定資産・人財の価値などについてもお話されました。
ちなみに私は金融経済研究所でバリキャリだった頃『知的資産の価値評価』という本を共著ですが東洋経済新報社から出版しましたので、この辺の話は大好きです。(今でもちょびっとですが印税いただいてます、笑)
柳澤邦昭 先生
社会心理学の視点から Well-being を測るご研究についてお話くださいました。
ソフィアウッズ・インスティテュートのブログでもたびたびご紹介している、「幸せが生まれる行動や習慣」、例えば、物理的な消費よりも体験的な消費の方が幸福感が高くなるというようなお話を前半してくださり、後半は、孤独と孤立の違い、更に、情緒的孤独と社会的孤独の違い、そして、孤独を感じている人を発見することの難しさ等についてお話してくださいました。
増本康平 先生
加齢による認知機能の低下と幸福感、やエイジズム(年齢差別)などに関する研究ついてお話くださいました。
ハーバード大学が行った数十年間に渡る追跡調査「幸せな人生のための方程式」で報告されている「人とのつながり」が最も幸福感にとって重要であることなどについて、日本で行った研究などをご紹介くださいました。
藤井信忠 先生
工学がご専門とのことで、工学を活かした、地域の栄養サポートシステムの構築に関する取り組みについてお話くださいました。
私は「食は(ライフスタイルも)ひとりひとり異なる」という統合食養学のバイオ個性を尊重する立場ですから、マスに平均的な栄養サポートではなく、個別に対応できるサポートシステムがあったらいいなぁ~と思いました。
山川義徳 先生
脳科学から、IQ指標のように脳の健康を測る指標BHQを開発され、国連によって、国際指標として承認されたことについてお話くださいました。
BHQはMRIを用いて測ることができる指標です。BHQの値と幸福感、意欲、社交性、好奇心、根気などの指標との相関を調査し、かなり高い相関関係があることを発見したことなどお話くださいました。
また、食事やライフスタイルなどとBHQとの関係に関する調査も行われており、今後、BHQを高めたり低下させたりする食事やライフスタイルが明確化されていくことが期待され、ヘルスコーチとしては、非常に興味深いお話をお伺いできました。
パネルディスカッション
孤立・孤独を発見する/予防する
増本先生から、地域やグループの中で孤立や孤独を防ぐ役割を果たす「ハブ(中心)」となる人は、必ずしも外向性の高い人ではなく、協調性の高い人であることが説明されました。
また、柳澤先生からは、孤独を感じている人は、「私は孤独です」とは申し出てくれないので、なかなか発見することは難しいため、「孤独」や「孤立」という言葉を使わずに孤立している人や孤独を感じている人を見つけられる仕組みや方法が必要だというお話がなされました。
BHQの改善スピード
3か月~半年で、BHQの数値は変動することが山川先生からお話がありました。これはとても希望のもてる話であると共に、どんな習慣も少なくとも3か月以上、できれば6か月以上続けなければ、脳を変えるまでには至らないと言うことです。
統合食養学のプライベート・ヘルスコーチング・プログラムが6か月でなければいけないことのもうひとつの科学的な裏付けになりそうだと感じました。
次回のシンポジウムは
次回は、経済学・経営学の専門家によるWell-beingとの関係についての研究発表を拝聴できるそうです。
統合食養学は、ハーバード大学で開発されたポジティブ心理学(+脳科学)をベースにする新しい栄養学ですから、今回の社会心理学や脳科学のアプローチと共通していることが非常に多いと感じました。
私の前世(笑)は、金融経済研究所の研究員でありMBAホールダーなので、次回のお話にも非常に興味があります。今後が楽しみです。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。
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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング