食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

コーヒーは体に良いの?悪いの?

コーヒーの効能や害について、いろいろ言われていますよね。それぞれ医学的な根拠に基づいた研究から報告された事柄ですから、真逆なことも、それなりに根拠があるわけです。SW084_L

そんなコーヒーの賛否両論についてまとめました。カフェイン

プラス面(ベネフィット)

1. 集中力の向上: 250mg(コーヒー約2杯半)で集中力が高まります。

2. 気分が明るくなる、社交性: 250mgで、自己の存在に対する肯定感、幸福度、エネルギー・レベル、社交性が向上します。

3. 筋肉痛の緩和: 痛みや不快感を抑制する作用のあるβエンドルフィンなどの脳内ホルモンの分泌が促進されます。

4. ぜんそくの鎮静: 医薬品の代りになるほどではないものの、通常の量のカフェインで、ぜんそくの緩和に効果があり、緊急時の呼吸困難の回避に役立ちます。『ハチミツ入りコーヒーが処方薬よりも咳に効く

5. 認知力の向上: 250mgで、認知力向上に効果があります。特に、パターン認識力が向上します。(将棋やチェスに有利?)

6. 薬剤の効き目の促進: カフェインが血管を収縮させることで、薬剤の体内吸収が促進されます。このカフェインの作用を利用して、通常の鎮痛剤や風邪薬にはカフェインが配合されているのです。

7. 糖尿病予防:  ハーバード大学によれば、カフェインには、筋肉細胞による糖分代謝を効率的にする作用があるそうです。

8. アンチエイジング効果: カフェインにふくまれる抗酸化物質が、フリーラジカルなどの外部環境からのダメージを抑制します。

9. パーキンソン病、アルツハイマー病の予防: カフェインは、脳内ホルモンのドーパミンの活性化を維持することから、パーキンソンやアルツハイマー病を予防することが期待されています。ハーバード大学は、1日4杯以上のコーヒーを飲んでいた男性のパーキンソン病発症率は、そうでない男性と比較し半分だったと報告しています。

10. 運動能力の向上: 疲労せずに練習できる時間が長くなります。グリコーゲンは筋肉の主要なエネルギー源で、グリコーゲンがなくなると疲労が発生しますが、カフェインは運動中のグリコーゲンの燃費を約50%高め、少ないグリコーゲンで長時間の運動を可能にします。

マイナス面

1. ストレスの悪化: カフェインはストレスホルモン(コルチゾール)を上昇させ、ストレスによる体の様々な反応を起こします。コーヒーなどのカフェイン飲料を減らすことで、ストレスに対する体の反応を緩和させることができます。

2. 情緒不安定(イライラ・不眠など): 体内に2g以上のカフェインが投与されると、心臓が刺激され、血管が膨張します。こうした物理的な変化は、イライラや落ち着きのなさ、不眠の原因となります。

3. 胃腸の過敏(下痢・胃痛など): 胃の筋肉が収縮することで、腹痛、下痢、頻繁な排便をもよおす原因となります。

4. 循環器系疾患・高血圧: 1日に4杯以上のコーヒーは、長時間に渡り、血圧を高めることから、循環器系の疾患のリスクを高めることとなります。

5. 男性特有の疾患: 男性がコーヒーなどのカフェイン飲料を控えることによって、尿道や前立腺に係る疾患リスクを劇的に減少させることができることが判明しています。

6. 女性特有の疾患: 乳腺に係る疾患、PMS、骨粗鬆症、不妊、流産、未熟児出産やホットフラッシュなどの更年期症状は、カフェインの摂取によって悪化することが判明しています。カフェインは肝臓での異物の排除能力を弱めてしまう働きがあることから、避妊用ピルを使用している女性は特に、こうしたリスクが高まることも判明しています。

7. 老化促進: カフェインに対する耐性は年齢と共に減少していきます。DHEAやメラトニン、その他の重要なホルモンも年齢と共に減少しますが、カフェインは、その減少速度を速めてしまいます。また、カフェインは体を水分不足にし、DNAの修復を阻害し、皮膚や腎臓の老化に寄与します。更に、肝臓の排毒作用を弱めることも老化に寄与します。

8. 血糖値の乱高下: カフェインは、インシュリンの作用を不全にし、血糖値の急上昇を可能にしてしまうので、2型糖尿病の方は、注意が必要です。1日にコーヒー2杯から2杯半で、こうした影響が現れます。

9. 栄養不良: カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分、やその他の希少ミネラルの体内吸収を阻害します。

10. 副腎疲労: カフェインは、脳内のアドレナリン受容体と結びつく物質です。この現象は、体内で複雑な反応を引き起こしますが、最も大きな影響は、副腎への刺激です。その結果、臓器炎症や副腎疲労などといった様々な健康障害を引き起こします。『甲状腺機能低下症の予防と改善 (1) – こんな症状ありませんか?』、『そのお肌、コラーゲン飲んでも治らないかも

 

さて、あなたは、コーヒー飲みますか?飲みませんか?

食は、何であっても『過ぎたるは及ばざるがごとし』だと思います。1か0か、飲むか飲まないか、といったデジタル思考で考えるのはお勧めしません。何事もほどほどが大切ってことだと思います。

ただ、まぁ、マイナス面とプラス面の“数”が同じだったとしても、マイナス面の“マイナス度合い”とプラス面の“プラス度合い”を比べると、私的には、できるだけ控えた方が良い飲み物のように思います。というのも、マイナス面は、体内ホルモンのバランスをことごとく乱すことによって起こるものばかりです。

  • コルチゾール ⇒ ストレス ⇒ 副腎疲労
  • 女性ホルモン ⇒ 挙げられている女性特有の疾患は、女性ホルモンバランスの乱れによって起こるものばかりです。
  • 男性ホルモン ⇒ 挙げられている男性特有の疾患は、男性ホルモンの乱れによって起こるものばかりです。
  • インシュリン ⇒ 血糖値の乱高下 ⇒ 糖尿病
  • 甲状腺ホルモン ⇒ 老化現象

特に、ストレスの多い環境にいる方や、加齢が気になるお年頃、成人病が気になるお年頃に差し掛かった方々は、控えた方が良い飲み物のようですね。

それに最近の研究では、コーヒーのマイナス面はカフェインによるもので、プラス面はコーヒーに含まれるクロロゲン酸やフェルラ酸によるものだとする報告もあります。

クロロゲン酸は桃などの果物から、フェルラ酸は玄米など精白されていない全粒穀類やタネ類(ゴマなど)から等、別に他の食品からも摂れますから、なにもカフェインを含んでいるコーヒーから摂る必要もないように感じます。

2016年6月16日追記:

WHO(世界保健機関)の国際がん研究機関(IARC)は、コーヒーには発がん性がないことを報告しました。

特に、すい臓がん女性乳がん前立腺がんへの発がん性はないことを明記しています。肝臓がん子宮内膜がんについては、発症リスクを軽減すると報告しています。その他のがんについては、十分な調査研究がなされていないため不明としています。

コーヒーは、ホルモンバランスを乱す要因になりうるものの、がんを発症させるほどの要因ではないということでしょうか。

発がん性がないということで、一安心ですが、やはり、付き合い方を工夫した方が良い飲み物ということに変わりはないように思います。

 

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考:
一般的な飲料に含まれるカフェイン量
不老長寿の果物 – 桃

参考文献:
IARC Monographs evaluate drinking coffee, maté, and very hot beverages“, 15 June 2016, WHO, IARC PRESS RELEASE N° 244

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 – 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) – を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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