ナッツとシーズを食べた方が良い理由（ファーマン先生のレシピつき） | ソフィアウッズ・インスティテュートの公式ブログ「図書室」

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表　公認統合食養ヘルスコーチ（CINHC）、公認国際ヘルスコーチ（CIHC）の森ちせです。

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機能性医療のジョエル・ファーマン医師が、今年7月、ナッツとシーズについてブログを書かれていました。ファーマン先生は、私が公認ヘルスコーチの資格を取得した学校の講師でもあります。

ファーマン先生のブログを和訳要約してお伝えします。

秋は、ナッツもシーズも美味しくなる季節。是非、食事にもおやつにも加えてみてくださいね！

July 28, 2014, Dr. Joel Fuhrman

1 様々な栄養素が詰まっている
2 心疾患リスクを軽減
3 体重を軽くする
4 シーズはナッツよりも優秀
5 それぞれに個性あり
6 ジンジャー・アーモンド・ドレッシング
7 ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

ナッツとシーズは、有益な栄養素やファイトケミカル（フィトケミカル／植物性化学物質）が豊富な、健康的な自然食品です。

そして、ナッツが体重を落とすのに有効だということは科学的に証明されていることなのに、ナッツやシーズには脂肪が多く太りやすいといった誤解が未だに残っているようです。

ナッツやシーズが健康的なのは、含まれている栄養素に理由があります。ナッツとシーズに含まれているカロリーは、健康をもたらすカロリーなんですよ。

様々な栄養素が詰まっている

ナッツとシーズには、幅広いミクロ栄養素が含まれています。例えば、次のようなものです。

LDL（悪玉）コレステロールを低下させるフィトステロール
血行を促進させるアルギニン
ミネラル（カリウム、カルシウム、マグネシウム、セレン）
抗酸化物質（フラボノイド、レスベラトール、トコフェノール／ビタミンＥ、カロテン／ビタミンA）

など

心疾患リスクを軽減

ナッツが心臓の健康に寄与することが疫学研究によって繰り返し示されています。

一週間に５食分以上（１食分＝手のひら1すくい程度）のナッツを食べることで、循環器系疾患のリスクを約35%低減できると試算されています。

ナッツとシーズは、コレステロールや内臓炎症を減少させて、心臓発作や心不全の予防をしてくれます。

体重を軽くする

もし体重を落とそうと思っているのなら、ナッツを食事から排除すべきではありません。

肥満症の人が、ナッツを食事に加えたことで体重が減り、インスリン感受性が高まったことが報告されています。インスリン感受性が高まれば糖尿病が予防されたり、糖尿病が改善する可能性があります。

もちろん食べ過ぎはよくありません。

いくら体によい食べ物でも過ぎたるは及ばざるがごとしです。

シーズはナッツよりも優秀

シーズには、ナッツ同様に良質な脂肪とミネラルが豊富に含まれています。

しかし、タンパク質の量では、ナッツよりも優秀です。

それぞれに個性あり

ナッツとシーズは、それぞれとてもユニークな栄養構成をもっています。そして、健康効果も異なります。

アーモンド｜抗酸化物質が豊富です。アーモンドを4週間食べ続けた人の体内の酸化ストレスが軽減されたという報告があります。
くるみ｜8週間食べ続けた糖尿病患者が、血管が拡張され、血圧が安定したという報告があります。また、くるみが乳がん予防に役立つという報告もあります。
ピスタチオと地中海の松の実｜全てのナッツの中で最も植物性ステロールの含有量が高いナッツです。植物性ステロールは、コレステロールと似た構造をもっていて、実際のコレステロールレベルを下げる効果があります。
ピスタチオ｜内臓炎症を減少し、酸化ストレスから体を守ってくれます。
地中海の松の実｜食欲を減少させ、満腹シグナルとなるホルモンの分泌を促す脂肪酸を含んでいます。
フラックス（亜麻仁）、ヘンプ（麻）、チアシード｜オメガ3不飽和脂肪酸がオメガ6と比較して非常に豊富な種です。ヘンプシードは、特にタンパク質も豊富で、アスリート向けの食品です。
かぼちゃの種｜鉄分、カルシウム、フィトケミカルが豊富です。前立腺がんの予防に役立つと期待されています。
ごま｜カルシウム含有量では右にでるものはありません。ビタミンＥも豊富で、セサミンと呼ばれるユニークな抗酸化物質を含んでいます。