幸せはなるものではなく〇〇すること

2019/12/24/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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目標が幸せになることだったら?

目標を達成するためには、達成する決意と努力が必要です。

フルマラソンを走りたい? 一生懸命練習してください。

良い成績を得たい? 一生懸命勉強してください。

昇進したい? 一生懸命働いてください。

一生懸命努力することで、目標を達成する可能性が高まります。

でも、 もし目標が幸せになることだったらどうしたら良いのでしょうか?

何をどんな風に努力したら、人生がもっと楽しく、もっと幸せになるのでしょうか。

「幸せになる方法」と、ググると、無数のウェブページやブログが、幸せを手に入れるためのアドバイスを提供してくれています。同じテーマで無数の書籍が出版されています。マインド(考え方)を変える方法から転職することまで、幅広いアドバイスで溢れています。

幸せになろうとしてはいけない

でも、統合食養学は、幸せになろうとしてはいけないと教える栄養学です。

なぜ幸せになろうとしてはいけないのでしょうか?

なぜなら、幸せは外から与えられるものではないからです。

幸せは、努力や成功と交換に得られる
ご褒美ではありません

幸せはあなたの中に既にある

幸せはあなたの内側に見つけることができます。

だから、幸せになろうとするのではなく、次のことをするよう統合食養学は勧めます。

好きなことをすること

好きな人たちと一緒にいる時間を増やすこと

もちろん、そうすることで、幸せになれるのではありません。

好きなことをしていること、好きな人たちと一緒に過ごしていること、それ自体が幸せなんだと気づくことが大切です。

幸せは心では生まれない

なお、裏付けとなる研究を、最後に参考文献として一覧にしています。

私たちは、幸せは心で生まれるものだと大抵思っています。

でも、幸せは心で生まれるものではなく、行動から生まれるものなんです。

2014年の「Psychology Today」に掲載された論文は、私たちが幸せを行動することで感じているということを示しています。

つまり、自己啓発について書かれた本や雑誌やブログ記事を何百冊読んでも、読んだだけでは、幸せにはならないということです。

幸せには行動が必要

統合食養学が、幸せになろうとするのではなく、好きなこと好きな人達と一緒に過ごす時間を増やすことを勧めるのは、そうした理由があるからです。

好きなことや幸せだと感じる行為は、ひとそれぞれ異なります。

あなたが楽しいと感じること、あなたが好きなこと、つまり、あなたの内側に既にある幸せにアクセスすることが大切なんです。

内側の幸せにアクセスする方法もひとそれぞれに異なります。

GREAT DREAM (幸せが生まれる行動 )

2014年の「Psychology Today」には、科学的な裏付けを伴う幸せを生む方法が紹介されていました。科学的な裏付けを伴う幸せを生む方法は、GREAT DREAM(グレートドリーム、偉大な夢)と名付けられていました。

GREAT DREAM は、「幸せが生まれる行動」の英語の頭文字を並べた言葉です。

  1. G iving(与える)
  2. R elating (つながる)
  3. E xercising(運動する):体をケアする
  4. A ppreciating(感謝する)
  5. T rying Out(挑戦する):何か新しいことをする
  6. D irection(方向を定める):目標にむかって努力する
  7. R esilience(跳ね返す):マイナスな出来事から立ち直る
  8. E motion(感動する):やっていることに前向きになる
  9. A cceptance(受け入れる)
  10. M eaning(意義):何か大きなものに属する

このなかで、1、2、4、9について詳しく説明します。

誰かのために何かをする/他者を助ける

誰かを助けた時、なんとなく気分が良くなった経験はありませんか?

そんな経験を裏付ける研究結果が、2018年の「Psychosomatic Medicine」に掲載されました。

  • 「社会的なサポートを提供する」「サポートを受ける」のどちらも、多いほどネガティブ感情が減る
  • 「与えると脳内のストレス反応が減少する」ことがfMRI検査で観察されている

と、報告しています。

他者を助けるという行為は、あなたの時間を提供することや友達の話を聴くことなど様々な方法で可能です。その他、『親切の副作用』もご参考までご覧ください。

誰かとつながる

ハーバード大学の研究者が、268名の男子学生の精神と肉体の健康について、1938年から75年に渡り追跡した調査では、

幸せと健康にとっては、良い人間関係が不可欠

と、いうことを報告しています。そして、幸せを生む良い人間関係とは、量よりも質が重要とのことです。

また、人間関係には、それが恋人であろうと、友達であろうと、家族であろうと努力が必要です。今の人間関係を健康的に保ち、新しい人間関係にもオープンでいるための積極的な努力です。

なお、良い人間関係の大切さについては、次の記事もご参照ください。

あなたの行動を意識し取り巻く世界へ配慮する

統合食養学は、感謝することをとても大切にしています。

感謝することの大切さは、このブログ記事でも何度となく紹介してきました。

クライアントさん達にも講座の生徒さん達にも「ありがとう日記」をつけることを勧めています。

感謝することと幸せな人生との関係を調査した研究については、『心の免疫力を示す24の性格要素のうち、幸福で健康な人生に不可欠な最強要素はどれ?』をご覧ください。

誰にも欠点があり過ちを犯すことを受け入れる

幸せでいるためには、マイナス感情をいっさいもってはいけないと思っている人がいます。マイナス感情をもってしまう自分は幸せではないに違いないと思っているのです。

「幸せになるために、マイナス感情を一切持たない」

と、目標を立てた瞬間に、あなた自身をものすごい自己嫌悪に陥れる罠を、あなた自身で仕掛けたことになります。

だって、マイナス感情を1ミリも一瞬も持たない人なんていません。私たちは、AIではないのですから。

マイナス感情をもつことは、不幸なことではありませんし、常にハッピーとか、ネガティブ感情ゼロという目標は、あまりに非現実的です。

前向きで幸せになることを目指して自分磨きをしている人が陥りやすい落とし穴は、ポジティブな感情だけを認め、ネガティブな感情を無理矢理、否定しようとしてしまうことです。そして、ネガティブな感情を抱いてしまう自分に罪悪感すら持つようになってしまうのです。

それは、非常に不幸なことですね。幸せになりたくてやったことで、不幸になるなんて・・・。

マイナス感情も認める

欠点も含めて愛せて初めて、あなた自身との幸せな関係が築けます。次の記事も読んでみてくださいね。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

いろいろ鑑みた上で、ソフィアウッズ・インスティテュートがお勧めする行動は、次の通りです。

  • 楽しいことをしましょう。
  • 好きなことをしましょう。
  • 時々、ダメになってしまう自分に優しくなりましょう。
  • 親切にしましょう。
  • 仲間をみつけましょう。

でももしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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あるいは、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学びませんか?セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを教えています。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング