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健康と幸せを手に入れるホリスティック・ヘルスコーチの食事法

瞑想ってどうやるの?

ホリスティック栄養学の基本のひとつに、マインドフル・イーティングというものがあります。

そのまた基本となっている考えが、マインドフルネスです。マインドフルネスというのは、禅の念を表す英語で、「今、一心に目の前のものごとまっすぐ向き合う心の状態」を指します。つまり、マインドフル・イーティングとは、目の前の食事とまっすぐ向き合い、五感を使ってお料理を楽しみ、感謝して食べる姿勢を意味します。

こうした状態に心を導くために行う修行が、瞑想座禅です。
瞑想の科学的な効果については、ここ2-3年の間に様々な研究報告がなされてきていますが、瞑想には、それぞれの目的に応じて、実は3つの種類があります。

瞑想

1つは、フォーカス・アテンション(意識集中)瞑想と呼ばれるもので、呼吸に意識を集中させ、脳裏に次々に浮かんで来る思考に意識を向けることなく、吐く息とともに、次々と脳裏から追い出し、思考を空の状態に導く瞑想です。

私がこの瞑想法に出会ったのは、20代の頃です。行動科学の学生だった時、先輩から習ったのがきっかけです。

2つめは、マインドフル瞑想です。これは、オープン・モニタリング(解放観察)瞑想とかリセプティブ(受動的/受身的)瞑想とも呼ばれます。マインドフル瞑想は、脳裏に浮かんで来る思考を、その瞬間だけ意識し、しかしその思考をとどめることなく、次々と浮かぶ度に流していく瞑想法です。

そして、3つめは、仏道において慈悲や慈愛の気持ちを養い、利他的・他愛的な態度や姿勢を養うために行うものです。「生きとし生けるものすべてが幸せであるように」という念を、まず自分自身の幸せを念じるところから始め、次第にその気持ちを周囲に広げていく瞑想法です。行きつく先は博愛です。

フォーカス・アテンション瞑想は、心を鎮め、今に気持ちを集中させて、集中力を高める効果があり、マインドフルネス瞑想は、自分の意識を一歩離れたところから客観的に観察する冷静さを養う効果があると言われています。そのため、自分の中にあるネガティブな感情を否定し閉じ込めてしまうのではなく、しっかりとオープンに認識しつつも、その感情に囚われることなく流してしまえるようになると言われています。多くのストレスを抱えている人や気に病む傾向にある人、バーンアウト症候群の人などの心の解放・改善に効果があると言われています。

米国企業を中心に、社員の心の健康維持のために、瞑想が流行っているのもうなずけます。

瞑想をやってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。でも、瞑想をしてみたいけどなんだかなぁ~と感じている人にむけて、今回は、世界のスピリチュアルリーダーであるディーパックチョプラ医学博士が語った、初めて瞑想をする人への正しい心構えについてお伝えします。

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30年前に私が初めてマインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)について書いた際、瞑想について説得力のあるリサーチ結果がありました。血圧の低下といった肉体的な効果から心の平穏といった精神的な効果まで、様々な善いことが起こるであろうという期待を人々の意識の中に生みました。今では、こうしたポジティブな効果は何倍にも膨れ上がっています。

瞑想は、パーソナル・トランスフォーメーション(自己変容)にとって鍵であると言っても過言ではないでしょう。

しかし、初めて瞑想しようと座った時、どうか何かが起こることを期待しないでください。

こんなことを言うと多くの人にとっては矛盾に聞こえるかもしれません。私達は、期待することに慣れてしまっています。実際、多くの場合、期待をもたないまま何かをすることなど考えられません。私達は、交際相手から愛されることを期待します。友達を信頼します。そして、自宅に帰ると安心感を覚えます。しかしながら、瞑想は、異なるアプローチで臨まなければなりません。瞑想は、まるで自分自身とのブラインド・デート(目隠しデート:相手が誰か知らないままデートに出かける)のようなものです。たまたまその時居る場所で、自分自身のマインド(心・思考)とあなたは出会わなければならないのです。

人々が自分自身を失望させる最も一般的な方法は、瞑想がどんな効果をもたらすのか、事前に想定してしまうことです。例えば、瞑想は心を鎮めてくれると聞いたとします。でも、こうした効果が得られなかった時、瞑想の間中、様々な考えや思いが脳裏を巡って止まなかったような時、人々は失望するのです。自分は瞑想にむかないと思うか、瞑想には効果がないと思うかのどちらかです。これは、多くの人が感じている真実です。

いかに「今に存在する(Be present)」か

「二度同じ場所から河に入らない(not stepping into a river in the same place twice)」という仏教の言葉が、あなたの心にも当てはまります。感情、感覚、思考、イメージには、日々の流れがあり、予想不能に頭の中を満たしています。目を閉じて瞑想する時、あなたは、その流れの中に入っていくのです。次に何が起こるかは、通常の思考とは異なります。あなたは、頭の中の思考を深めるために瞑想するのではありません。あなたの意識そのものを実感するために行うのです。

瞑想が誕生したスピリチュアルの歴史では、朝起きたばかりか、夜眠りに落ちる直前に、思考が自然に静まることが認識されたと言われています。こうした自然に起こる心の静けさの中にいる時、あなたは今を感じ、その瞬間には、あなたの脳裏には何も存在していません。朝であれば、あなたの思考は、まだこれからの一日について考えを巡らせる前の状態です。この単純な気づきの瞬間は、数秒しか続かないでしょう。そして、誰かに指摘されるまで、そのことに気がつきもしません。(ストレスを抱えている人の場合、心配事が脳裏の時間外にも働いているので、何も考えていないという時間は存在しません。)

古代インドの霊能者は、こうした空虚な空間を捕え探求していったのです。彼等が発見したものは、静かな心の中の明白な空虚感は、実は空虚ではなかったということです。それは全ての可能性の源でした。より深い探求とともに、日々の生活を超越させる潜在的創造性の畑を発見したのです。昨今の私達の主な関心は体と脳への瞑想効果に始終していますが — もちろんそれもかなり素晴らしいものですが — 古代霊能者は、瞑想に献身することで得られる自由と祝福に意識を集中させていました。

瞑想の効果はあまりに広く、事実、誰も何が起こるのかを現実的に予想することはできません。チョプラ・センターでは、瞑想がいかに素早く脳と遺伝子に影響を与えるかについて研究を行いました。結果、瞑想を始めた早い段階から、初めて瞑想をした人も含め、変化が始まることをつきとめました。

瞑想の間、何が起こるのか

期待もせずに如何にこうした効果が起こるのかを説明するのは、かなりの労力を要します。自分の思考を流れる河のようにイメージしてください。川面の流れは最も速く、波を起こし水流に分かれて流れていきます。でも、深く潜ったら、波は消え、水流は遅くなります。そして、水底に達すれば、水流はほとんど感じられなくなります。思考はそれと似ています。ただ、私達は、表面で速く移動するものだけを認識しがちです。思考の奥深くにある何かに思考を通してアクセスすることはできません。思考自らが静けさを求め、その源へ還ろうとすることを、あなたは許可しなければなりません。

これは可能です。なせなら、最も深いところにある思考が、最も力をもった思考だからです。静けさの中で、あなたの体中の細胞は、あなたが考えているという痕跡すら残さずに、脳からのメッセージを受け取ります。思考がどこから生まれたのか、あるいは、意識がどのようにして、脳を形成している無数の細胞群とコミュニケーションをとっているのか、誰にも判りません。脳による電気的で化学的な活動を、顕微鏡や脳スキャンで調べても、私達の三次元的な意識世界がどのように創られているのかを解明することはできません。

表面下の思考領域は、ミステリアスだということです。瞑想を通して、あなたは、このミステリーのドアを開けることができます。そして、それを可能にする適切な方法は、何もしない方法です。なるにまかせて瞑想しなさい。これは全ての瞑想に当てはまることです。単に初めての瞑想だけのルールではありません。でも、初めからこの方法で瞑想を始めるのであれば、わくわくするような旅を正しい道順で踏み出したことになります。あなたの思考、感情、感覚はとても興味深いものです。そして、あなたの意識はもっと興味深いものです。なぜなら、そこは創造性の源以外のなにものでもないからです。
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原典:
How to Approach Your First Meditation“, Deepak Chopra, M.D.

参考:
瞑想とチャクラ – あなたが知るべきチャクラ
五感で食べるマインドフル・イーティング

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Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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