
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
腸内細菌バランス

近年、腸内細菌(マイクロバイオータ/腸内フローラ)のバランスがあなたの健康にとって重要であることが次々に報告されています。
様々な種類の腸内細菌の分布や構成が食事によって変わることは、もう、よく知られていますが、でも、遺伝子からの影響と比較してどちらがより大きな影響をもっているのでしょうか。
遺伝子による影響
理化学研究所(理研)生命医科学研究センターのゲノム解析応用研究チームと粘膜システム研究チームなどの共同研究チームは、東京大学医学部附属病院の人間ドックを受診した20歳~75歳までの成人306人を対象に、ヒト遺伝子が腸内細菌の構成に与える影響について調査をし、新たな相互作用を発見し2025年10月に発表しています。
具体的には、次の遺伝子変異によって腸内細菌の構成に影響が生じる可能性を示唆しています。
1. PAX5遺伝子の変異
PAX5遺伝子は、免疫細胞の発生に重要な役割を果たしています。
PAX5遺伝子の変異とクロストロリジウム目の腸内細菌の増加に関連があることが示されました。
クロストロリジウム目に含まれる腸内細菌は、発酵性の代謝で食物繊維を分解し短鎖脂肪酸を産生に関与する一方で、強力なタンパク質毒素を産生する能力を持ち病原体となる細菌が含まれています。
2. OR6C1遺伝子の変異
OR6C1遺伝子は、嗅覚に関与する嗅覚受容体をコードしています。
OR6C1遺伝子の変異とバクテロイデス属ユニフォルミス菌の増加に関連性があることが示されています。
バクテロイデス属ユニフォルミス菌は、複雑な炭水化物の消化や健康な免疫系の維持に関与する有益な腸内細菌です。
遺伝子よりも食事
既に、遺伝子型に異常をもっている肥満症の人でも、食事によって症状が改善すること、つまり、食事や生活環境の改善は遺伝子型よりも優位な治療法であることが様々な研究によって明らかにされています。
確かに、腸内細菌の構成は遺伝子からの影響を受けますが、それ以上に食事による影響が大きいこと、食事療法による影響は、腸内細菌の分布やバランスに及ぶことも明らかにされています。
腸内細菌の構成やバランスに影響する決定因子を調査したマウスを用いた研究が次の結果を報告しています。
- 遺伝子型よりも食事による影響の方が優位
- 食事による影響は正比例的に表れる
- 3日間でほぼ安定的な均衡した構成比に達する
実験用マウスの寿命は、平均してヒトの30倍速いという事実から単純計算すると、マウスの3日間は、ヒトの90日(約3か月)に相当します。
がん家系?

世の中には、「遺伝病」という、特定の遺伝子によって受け継がれてしまう病気が存在しています。
しかし、ある家系に特徴的な病気の中には、必ずしも遺伝子が原因しているものばかりではないことも明らかにされています。
例えば、”がん家系” などと言われているものの中には、実は、その家系が好む食事傾向(味付けや食材の好み)が原因しているものが含まれます。
ある”がん家系” が好む食事によって構築された腸内細菌の構成が、そのがんを発生しやすくさせている可能性があるのです。
あなたの家系に頻繁に起こる疾患があるとしたら、食事を見直すことでその病気を発症させずに済むかもしれません。
また、その疾患が遺伝的に受け継がれたものであったとしても、食事を変えることで発症させずに済む可能性もあるのです。
腸内細菌構成変化に必要な食事療法の日数

1. 3日~3か月
上記した実験では、マウスの腸内細菌のバランスが食事によって変化し安定するのに約3日かかるとのことでしたので、ヒトに単純に換算すると、食事療法は、短くても3か月続けなければ、腸内細菌の構成まで改善するには至らないことになります。
一方で、ヒトの腸内細菌のバランスは、次の期間で劇的に変化させることができるという研究報告もあります。
3日~10日
平均7日間
腸内細菌の構成の改善にかかる日数には、かなりの幅がありますが、それは食事療法を始める前の食事やライフスタイルがどのようであったかに大きく左右されると考えられます。
2. 善玉菌の増加は遅い
悪玉菌が多くを占めると考えられる肉食に偏った食事を、善玉菌が好む野菜中心の食事に変えた場合、腸内細菌バランスの変化は数日以上かけて非常にゆっくりと進むことが明らかになっています。
つまり、善玉菌はゆっくりと増殖するのです。
3. 悪玉菌の増加は速い
一方で、野菜を中心としたバランスの良い健康的な食事を、肉食に偏った食事に変えると、腸内細菌バランスは一晩で変わってしまうことが示されています。
つまり、悪玉菌は一晩で増殖できるのです。(ちなみに、病原菌は数時間という速さですものね・・)
まるで、「信頼を得るのには時間がかかるけど、信頼を壊すのは一瞬」という人間関係に似ていますね。この増殖スピードの違いによって、食事療法による腸内細菌の構成の改善にかかる日数に個人差が生じると考えられます。
ペットのように腸内細菌と暮らす

腸内細菌は、あなたと共同生活をしているルームメイトです。
彼等を健康的に育てることが、宿主であるあなたの健康にとってとても大切です。
あなたのお腹の中に飼っているペットのように腸内細菌を可愛がってあげてはどうでしょうか。
彼等が住みやすい畑を耕すような気持ちで食事をしませんか。
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参考文献:
- “Diet Dominates Host Genotype in Shaping the Murine Gut Microbiota“, 2014.11, December 18, 2014, DOI:https://doi.org/10.1016/j.chom.2014.11.010
- “Impact of diet and age on the gut microbiota”, Dr. Kathrine Amato, Microbiome, University of Colorado at Boulder
- 「メタボリックシンドローム関連の遺伝子多型を利用したテイラーメイド食事療法の開発」平成23年度健康科学部門活動報告、田中明、臨床栄養医学教授
- 「遺伝子解析でみた日本食の栄養特性」東北大学大学院農学研究科機能分子解析学、教授、宮澤陽夫
- 「遺伝子と腸内細菌の相互作用を日本の研究で確認-統計的厳密性と手法標準化の重要性を強調-」、2025年10月14日、理化学研究所
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング


