バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
ホットフラッシュとは
ホットフラッシュは、更年期の代表的な症状のひとつです。
ホットフラッシュは、電子レンジで「チン!」とされる様に突然にほてりと発汗が起こる症状です。2~4分ほどで治まるものの、繰り返し起こるのでヒートウェーブ(熱波)のようです。
ほてりは、顔、頭部、胸部など上半身に起こり、更年期の女性の約6割が経験すると言われています。
更年期にホットフラッシュが起こる仕組み
女性ホルモンは、脳の視床下部と脳下垂体からの指令を受けて卵巣で分泌されます。しかし、加齢による卵巣老化によって、視床下部からの指令に応じて卵巣が女性ホルモンを上手く分泌できなくなります。
すると視床下部がパニックを起こします。
視床下部は、自律神経を司っている器官なので、視床下部がパニックを起こすと、血管収縮・拡張、血圧、心拍、発汗など様々な生理現象に不具合が生じます。
自律神経の誤作動による血管の収縮・拡張運動の乱れによって、突然カーっと体が熱くなるホットフラッシュの症状が出やすくなると考えられています。
私の場合
今のところ、’理由もなく‘突然暑くなって汗が出るということはないものの、歩いた後や食後など、今まで以上にかなり汗が出るようになったように思います。
今までも代謝は良い方なので、歩いた後や食後の数分後には必ず汗が出ていましたが、更年期に入ってからは特にその傾向が顕著になったように思います。「自律神経の誤作動」というよりも、私の場合、「自律神経の微調整能力の低下」という感じです。
また、朝、目が覚める頃、お布団の中で体がカーーーッと暑くなって汗が出るようになりました。これは今まで起きたことのない現象です。
妊娠初期の’つわり’のことを英語では「Morning Sickness(モーニング・シックネス、朝の不調)」と呼びますが、朝に女性ホルモン、特に、エストロゲンが減少し、妊娠を維持するためのホルモンと入れ替わるからではないかと考えられています。(つわりは朝だけではありませんが・・)
このことから推察すると、更年期の体内でも、エストロゲンの減少が朝に起きているのではないかと思っています。(ホットフラッシュも朝以外でも起きますが・・)
つわりの詳細なメカニズムですら、まだ科学的に全てが解明されているわけではありませんから、更年期のことなんて、もっとずっと後にならないと本当のことは判らないと思いますが、私の体の感覚的に、「エストロゲンは朝減る!」です(笑)
ホットフラッシュは更年期だけではない
でも実は、ホットフラッシュって更年期の女性だけの症状ではないのです。ホットフラッシュを経験している人は、案外、少なくないかもしれません。
自律神経を乱すもの
なぜなら、ホットフラッシュは自律神経の誤作動で起こるのですから、次のような日常にありそうなことでもホットフラッシュが起こることがあるんです。
- 喫煙
- アルコール
- 辛い食べ物
- カフェイン飲料
言い換えれば、更年期でホットフラッシュのある女性は、上記したものの飲食を控えることをお勧めします。
その他のひきがね
また、次の様な要因もホットフラッシュを起こします。
- ストレス(ストレスホルモンのコルチゾールが原因)
- 肥満
- 体内の異常な酸化
- 副腎疾患
適切なストレスの解消や体重の維持も重要です。また、体内の酸化はタンパク質や炭水化物に偏った食事、つまり野菜不足の食事志向でも起こります。食事のバランスが大切です。
稀ですが、女性ホルモンだけでなく、甲状腺ホルモンのバランスの乱れやホルモン代謝の異常などもホットフラッシュを起こすことがあります。
ホットフラッシュを引き起こす医薬品
医薬品の中にもホットフラッシュを起こしてしまう副作用をもっているものがあります。
- タモキシフェン(抗ガン剤/抗エストロゲン剤)
- トリプタン(偏頭痛薬)
- 骨粗鬆症改善薬
- 慢性痛、歯痛、がん疼痛に用いられるオピエイド(天然の麻薬成分ベースの医薬品)
- アレルギー、痛み、かゆみ、自己免疫症状などに処方されるステロイド
- ナイアシンのサプリメント
タモキシフェンによって起こされたホットフラッシュの改善法については、後半でご紹介しています。
ナイアシンは、ビタミンB群のビタミンです。ナイアシンの詳しい作用については『ナイアシン』をご参照ください。
世界で承認されている更年期症状のナチュラルレメディ
ブラックコホシュの機能に関する研究のほとんどが、ブラックコホシュの根の抽出液に含まれるレミフェミンと呼ばれる成分だけを対象として行われています。そのため、その他の成分の機能については、まだあまり判っていません。
WHO(世界保健機構)
WHOは、2002年の「包括的なモノグラフ」(品質と治療法に関する研究論文)の第二巻にブラックコホシュを登録し、その後2012年には、更年期症状の治療用ハーブとして登録しています。
コミッションE(ドイツ連邦医薬品医療機器研究所科学諮問委員会)
ドイツでは、既に60年以上もホルモン充填療法に代わるものとして、医療現場で女性ホルモン系の不調の緩和に処方されている薬草で、ブラックコホシュはコミッションEに登録されています。
ドイツのコミッションEは、連邦医薬品医療機器研究所の科学諮問委員会で、ドイツ国内で使用されるハーブの安全性と機能を審査するために、科学者、毒物学者、医師、薬剤師からなるドイツ政府によって設立された委員会です。
欧州医薬品庁(EMA)
EUでは、欧州医薬品庁(EMA)によって、2018年にブラックコホシュの機能に関する裏付け論文が公表され、ブラックコホシュの根の成分レミフェミンを、更年期症状の治療薬として承認しています。
ブラックコホシュ
ブラックコホシュは、北アメリカに自生するハーブで、ブラックコホシュの根を女性ホルモンのバランス異常によって起こる、生理痛やPMSや更年期症状の緩和のためにアメリカ・インディアンが薬として用いてきたものが、ヨーロッパに伝わったものです。
確証効果はホットフラッシュのみ
ブラックコホシュは、女性ホルモン系の婦人科系疾患や不調の改善に広く用いられていますが、ホットフラッシュの改善以外の効果については、科学的な裏付けが十分ではありません。
そのため、妊娠中、あるいは授乳中のブラックコホシュ摂取の安全性についてはほとんどわかっていないので、控える方が安全です。
ハーブティとして飲む
ポットにブラックコホシュを入れて、カップ約1杯分の熱湯を注ぎ、蓋をして、3~5分間蒸らします。
- 乾燥ブラックコホシュの根をカットしたもの・・・小さじ1~2杯(約2g)
大きめのカット片は、軽くつぶすと香りが出ます。煮だしても良いです。
乾燥した根は、当然、自然のものですから、小さじ1杯に含まれるレミフェミンの量はまちまちです。また、抽出の程度もその時の状態やお湯の温度などによっても異なることに留意してください。
こちらは私が試してみたブラックコホーシュの根のお茶です。
よほど私は単純で自己暗示にかかりやすいのか、本当にブラックコホーシュの根がすごいのか判りませんが(笑)、飲み始めてからホットフラッシュの症状が少し落ち着いてきたように感じます。
もし、今までいろいろ試してみたけれども効果がなかったという人は、試してみてはいかがでしょうか。
サプリメント
ブラックコホシュのサプリメントは、有効成分の錠剤や液体(リキッド)の形態で購入することができます。
摂取量や期間の目安になりそうな研究がありましたので紹介しておきます。
閉経後の女性84人を対象として行われた無作為化二重盲プラセボ対照臨床試験では、被験者を次の2つのグループにランダムに分け、それぞれ、8週間、毎夕食後に飲み続けてもらっています。
- 1日1錠のブラックコホシュの根の抽出液6.5mgを飲むグループ
- 1日1錠のプラセボ錠(偽薬)を飲むグループ
結果、ブラックコホシュを飲んだグループで更年期の血管運動症状(ホットフラッシュ)が有意に緩和され、研究者は効果的なホットフラッシュ改善の治療薬として用いることができるとしています。
ただ、この量はあくまでもひとつの目安です。皆さんの症状の程度によっては、研究で使用された量が適切でない場合もあります。お医者様とご相談されてからサプリメントを飲むことをお勧めします。
ブラックコホシュの副作用
ブラックコホシュを1年間摂取した研究においては、重篤/有害な副作用は報告されていません。しかし、次のような軽度の副作用があることが報告されています。
- 胃のむかつき
- 胃けいれん
- 頭痛
- 発疹
- 疲労感/重だるさ
- 不正出血(下血)
- 体重増加
など
こうした症状が現れたら、直ちに摂取を中止してくださいね。
ブラックコホシュ製品の危険性
不純物の混入
一部のブラックコホシュ製品の中には、ブラックコホシュではないまったく別のハーブが入っているものや、製品ラベルに記載のない他の薬草が混ざっているものがあることが報告されています。
ブラックコホシュ製品(ハーブとサプリメントの両方)を購入する際には、信頼のおける販売元から購入するようにしてください。
肝機能障害
市販のブラックコホシュ製品を摂取した人に肝機能障害が起きたことや、次の様な非常に重篤な事例などが報告されています。
- 腹部膨満
- 暗色尿
- 黄疸など
こうした副作用がブラックコホシュによるものなのか、不純物によるものなのかについては未だ不明ですが、上記の様な症状が現れた際には、直ちに使用を中止して病院を受診するようにお願いします。
厚生労働省のホームページには次の様に記載されています。
“諸外国において、ブラックコホシュを摂取した場合の主要な健康被害として、肝障害が報告されており、欧州医薬品庁(EMEA)のハーブ医薬品に関する委員会(HMPC)では、入手可能なデータの評価により、これらの肝障害はブラックコホシュの利用と関連している可能性があるとみなし、肝障害の徴候があらわれた場合のブラックコホシュの使用の中止、医師への相談、医師から患者への使用確認、症例の報告を促す勧告を出しています。
これを受け英国医薬品庁(MHRA)、フランス食品衛生安全庁(AFSAA)、フィンランド食品安全局でも、注意喚起を行っています。また、カナダ保健省(Health Canada)も同様の注意喚起を行っています。
日本国内でブラックコホシュ又はこれを含む食品を摂取したことによる健康被害事例はこれまで報告されていませんが、ブラックコホシュの摂取については念のためご注意下さい。”
スタチン(コレステロール低下薬)の作用に影響
ブラックコホシュが医薬品の作用に影響することは少ないと考えられています。
しかし、いくつかの研究は、ブラックコホシュがコレステロール低下薬のスタチンの作用に影響を与える可能性が言及されています。そのため、スタチン系の医薬品を服用している人は、ブラックコホシュの摂取を控えるか、摂取する前に必ずお医者様にご相談することをお勧めします。
ブルーコホシュと混同・混用しない
ブルーコホシュとブラックコホシュの作用は異なります。ブルーコホシュの安全性は確認されていません。
また、分娩を誘発する目的でブラックコホシュとブルーコホシュを併用することがあるようですが、この方法によって、少なくとも新生児1人に重篤で有害な副作用が起きたことが報告されていますので、絶対にやらないでくださいね。
ブラックコホシュとセントジョーンズワートの併用効果
ドイツで行われた、1,287人の外来産婦人科医によって、6,141人の更年期症状をもつ女性に対して、原則6か月間、オプションで1年間の非盲検観察研究(追跡調査)が行われました。
対象者は、次の2つのグループに無作為に分けられ更年期症状の変化が観察されています。
- ブラックコホシュのみ服用
- ブラックコホシュとセントジョーンズワートの混合剤を服用
両方のグループで3か月後には既に症状の改善が見られたものの、単剤を服用したグループと比較して混合剤を服用したグループの改善度が有意に高かったことが報告されています。6か月後においてもこの改善度は維持されていたとのことです。
研究者は結論として、自律神経系の更年期症状(ホットフラッシュなど)は、ブラックコホーシュだけで十分な改善効果が期待できるものの、顕著な精神症状(うつなど)を起こしている場合には、セントジョーンズワートとの混合剤の方が有効であると述べています。
内分泌療法を受けている乳がんサバイバーの場合
2019年に発表された論文は、内分泌療法(ホルモン療法)を受けている乳がんサバイバーに起こる重度の更年期症状の改善にブラックコホシュとセントジョーンズワートの併用が有効であることを示しています。
研究者によれば、乳がんサバイバーの内分泌療法は、重度の更年期症状を引き起こすことがあるため、治療の継続を止めてしまう人がいるとのことです。
そのため、内分泌療法を受けている乳がんサバイバーに次のどちらかを服用してもらい更年期症状の変化を観察しています。
- ブラックコホシュ単剤(イソプロパノールで抽出したブラックコホシュ抽出物)
- ブラックコホシュとセントジョーンズワートの混合剤
イソプロパノール|エタノールとほぼ同等の消毒剤。ただし、親水性ウイルス(ノロウイルス、アデノウイルスなど)に対する効果はエタノールに劣る
結果、どちらのグループの乳がんサバイバーも、更年期症状が軽減しました。
タモキシフェンを使用している場合
タモキシフェン(抗エストロゲンの抗がん剤)による影響を、次のどちらかを適用することで打ち消すことができ、エストロゲン様の影響は起こらなかったことが報告されています。
- ブラックコホシュ単剤の量を増やす
- ブラックコホシュとセントジョーンズワートの混合剤を服用する
また、乳がん治療後に、タモキシフェンを投与された場合でも、ブラックコホシュ単剤またはブラックコホシュとセントジョーンズワートの混合剤を服用している人は、服用していない人と比較して、非再発生存率が有意に増加したとのことです。
試験管試験においても、ブラックコホシュ抽出物が、乳がん細胞の増殖を抑制し、抗浸潤効果とタモキシフェンの抗腫瘍効果を増強することが、実験データによって実証されています。
研究者は、ブラックコホシュ単剤またはブラックコホシュとセントジョーンズワートの混合剤は、乳がんサバイバーに安全な非ホルモン療法の選択肢を提供する可能性があると述べています。
注意
ただ、女性ホルモンに対する感受性が高い人にとって、ブラックコホシュが安全かどうか不明だとする意見もまだあります。そのため、特にエストロゲン過剰で起こる不調がある人は、ブラックコホシュの摂取には注意が必要です。乳がん治療を受けている人は主治医に相談するまでブラックコホシュの使用は絶対に控えてくださいね。
セントジョーンズワート
セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、古代ギリシャの時代からヨーロッパの伝統医療でもちいられてきた薬草です。セントジョーンズワートが開花する6月下旬が、ちょうど、聖ヨハネ(聖ジョーン)の祝祭日(夏至)の頃なので、聖ヨハネの草/聖ジョーンの草=セント(聖)ジョーンズ(ジョーンの)ワート(草)と命名されたと言われています。
セントジョーンズワートが更年期症状の改善に効果があるとする研究がある一方で、未だ確証が得られていません。
現在、セントジョーンズワートは、主に、うつ病やADHD、強迫性神経症など、神経系の疾患や精神疾患の治療や改善に効果があると考えられています。また、外用薬として用いることで、切り傷、打ち身、筋肉痛の改善にも効果があるとされています。
ただ、セントジョーンズワートは、多くの医薬品の作用に影響を与えることが判明しているため、サプリメントも含め何等かの薬を服用している場合には、セントジョーンズワートの使用は勧められません。詳しくは『薬といっしょに食べてはいけない食べ物|意外な食べものが危険だった!?』をご確認ください。
なお、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースでは、サプリメントの選び方・危険な成分なども教えています。
避けた方が良い食品
コーヒーに含まれているカフェインによって、ホットフラッシュを含む更年期症状が悪化するという報告があります。更年期症状に悩まされている人は、少しの間、コーヒーだけでなく、カフェイン飲料全般を控えた方が良いでしょう。
コーヒーの詳しい功罪については、『結局コーヒーは体に良いの?悪いの?』をご確認ください。
その他の更年期症状のナチュラルレメディ
1994 年から 2016 年までに発表された更年期症状の治療に関する臨床研究論文を調査したレビュー論文が2017年に発表され、次の薬草が更年期の様々な不調の改善に効果を示していると報告されています。
各ハーブの詳しい機能についてブログ記事にしたことのあるものは、あまり多くありませんが、リンクを貼りましたので、ご参照ください。
- ブラックコホシュ(Cimicifuga racemosa)
- セントジョーンズワート/セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)
- アニス(Pimpinella anisum)
- アルファルファ(Medicago sativa)
- イチョウ
- カノコソウ/吉草根(Valerina officinalis)
- 甘草(Glycyrrhiza glabra)
- セージ(Salvia officinalis)
- チェストツリー/セイヨウニンジンボク(Vitex agnus-castus)
- 朝鮮人参
- 月見草(Oenothera biennis)
- ツルマメ/ろ豆
- パッションフラワー/チャボトケイソウ(Passiflora incarnata)
- フェヌグリーク(Trigonella foenum-graecum)
- フェンネル(Feniculum vulgare)
- ブラッククミン(Nigella sativa)
- レッド・クローバー(Trifolium pratense)
- レモンバーム(Melissa officinalis)
上記した以外に、今までにホットフラッシュの改善に効果あることをご紹介した記事を下にリンクしておきます。併せてご覧いただきお役に立てていただけたら嬉しいです。
- 『サフラン』
- 『トゥルシー』
- 『女性ホルモンに効くハーブ』
更年期症状の改善には、以前執筆した『更年期症状の予防と改善のための統合食養学的アプローチ』もご参照ください。
発汗を抑える香り成分
これは、更年期に関係した研究ではありませんが、多汗症の人の発汗を抑える効果を調査した長崎大学皮膚病態学の村山直也先生による発見です。
スミレやキンモクセイの匂い成分β-イオノンを塗布すると女性の発汗量が減少したことが報告されています。ちなみに、男性では発汗量が増えています。
村山先生は次のように説明されています。
「現時点では性差が生じる理由を説明できないが、β-イオノンを塗布した皮膚ではなんらかの発汗誘発刺激に伴い発汗量に変化が表れることが示唆された。」
なお、この研究の対象となった被験者数が少ない(10人未満)ことから、大規模な検証研究が必要です。
ホットフラッシュによる発汗に効くかは不明ですが、また、更年期症状自体を改善することもありませんが、スミレまたはキンモクセイのエッセンシャルオイル(精油)を汗が出やすい場所に塗っておいたら、もしかしたら望まない嫌な汗が抑えられるかもしれません。抑えられなかったとしてもいい香りです(笑)
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
更年期症状や中でもホットフラッシュにお悩みの方は、今回ご紹介したハーブや食品を試してみてはいかがでしょうか。
でももし、おひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのなら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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参考文献:
- “A review of effective herbal medicines in controlling menopausal symptoms”, Rahele Kargozar, Hoda Azizi, Roshanak Salari, Electron Physician, 2017 Nov 25;9(11):5826-5833. doi: 10.19082/5826, PMID: 29403626, PMCID: PMC5783135
- “Effect of black cohosh (cimicifuga racemosa) on vasomotor symptoms in postmenopausal women: a randomized clinical trial”, Mahnaz Shahnazi, Jila Nahaee, Sakineh Mohammad-Alizadeh-Charandabi, Somaye Bayatipayan, J Caring Sci, 2013 Jun 1;2(2):105-13. doi: 10.5681/jcs.2013.013. eCollection 2013 Jun, PMID: 25276716, PMCID: PMC4161092
- “Black cohosh (Cimicifuga spp.) for menopausal symptoms”, Matthew J Leach, Vivienne Moore, Cochrane Database Syst Rev, 2012 Sep 12;2012(9):CD007244. doi: 10.1002/14651858.CD007244.pub2, PMID: 22972105, PMCID: PMC6599854
- 「ブラックコホシュ/Black Cohosh」、「統合医療」情報発信サイト、2020年5月、厚生労働省
- 「海外におけるブラックコホシュの利用に関する注意喚起について」、平成18年8月3日、食品安全部基準審査課新開発食品保健対策室
- 「ブラックコホシュの利用に関する注意喚起について」、平成24年11月19日、厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課
- 「セントジョーンズワート/St. John’s Wort」、「統合医療」情報発信サイト、2020年8月、厚生労働省
- “Benefit-risk profile of black cohosh (isopropanolic Cimicifuga racemosa extract) with and without St John’s wort in breast cancer patients”, X Ruan, A O Mueck, A-M Beer, B Naser, S Pickartz, Climacteric, 2019 Aug;22(4):339-347. doi: 10.1080/13697137.2018.1551346. Epub 2019 Jan 10, PMID: 30626212
- “Black cohosh with or without St. John’s wort for symptom-specific climacteric treatment–results of a large-scale, controlled, observational study”, Volker Briese, Ute Stammwitz, Michael Friede, Hans-Heinrich Henneicke-von Zepelin, Maturitas, 2007 Aug 20;57(4):405-14. doi: 10.1016/j.maturitas.2007.04.008. Epub 2007 Jun 21, PMID: 17590291
- “Black cohosh and St. John’s wort (GYNO-Plus) for climacteric symptoms”, Da-Jung Chung, Hye-Yeon Kim, Ki-Hyun Park, Kyung-Ah Jeong, Sung-Ki Lee, Yu-Il Lee, Sung-Eun Hur, Min-Sun Cho, Byung Seok Lee, Sang Wook Bai, Cheong Mee Kim, Si Hyun Cho, Ju Youn Hwang, Joo Hyun Park, Yonsei Med J, 2007 Apr 30;48(2):289-94. doi: 10.3349/ymj.2007.48.2.289, PMID: 17461529, PMCID: PMC2628120
- 「スミレの匂いが発汗量に影響する? – 男女間での興味深い違いも明らかに」、中原将隆、2023年04月06日、メディカルトリビューン
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング