アリス・ウォータース氏来日特別講演で京都に行ってきました

2023/10/15/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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前日13日

京都に前乗りした10月13日のことはこちらをご覧ください。

  1. CHOICEでランチ
  2. 伏見稲荷神社
  3. 東福寺
  4. Good Nature Hotel にチェックイン
  5. Hyssopで夕食ERUTANで朝食ビュッフェ

超スムーズにものごとが進む

14日は、ホテルを予定よりも早くチェックアウトでき、また、京都駅までの道路もスムーズに流れ、予定よりもかなり早く琵琶湖線に乗ることができました。

立命館大学がある南草津駅から、立命館大学までのバスにもすぐに乗れて、あっという間にキャンパスに到着してしまいました。

気がつけば、講演開始時間の2時間も前です(笑)

キャンパス内のカフェでランチ

もし学食が開いていたら持参したサンドイッチをそこで食べさせていただこうと探してみたのですが、どうも週末は閉まっているようでした。

キャンパス内のバス停のすぐ近くにカフェがあり、その前のテラスで食事をしていた学生に、このカフェに食べ物を持ち込んで食べても大丈夫かと訊くと「全然大丈夫」とのことでした。とはいえ、一応、店内のカフェのスタッフにも確認したところ「ご自由にお使いください」とのことでしたので、コーヒーだけ購入して、持参したサンドイッチをいただくことにしました。

ランチを食べる時間なんてないと思っていたので、こんなにゆっくり食事ができるなんて思ってもみませんでした。

キャンパス散策

時間が余り過ぎたので、広いキャンパスを散策することにしました。

嵐の中の母子像

この嵐とは、気象の嵐ではなく、戦火の嵐をイメージして造られた作品だそうです。

薬草園

キャンパスマップを見ると「薬草園」がキャンパスのはずれにあることが分かりましたので、行ってみました。しかし、柵で囲まれ施錠されていて中に入ることはできませんでしたので、外から写真だけ撮らせていただきました。

かなり早く会場へ

開場は13:30でしたが、もう歩き疲れてしまいましたので、どこか座っていられる場所があるかもしれないと思い、1時間も前でしたが、会場まで行ってみました。

すると、エディブルスクールヤード・ジャパンの西村和代さんたちが会場前のセッティングをやっていらっしゃいました。

私はエディブルスクールヤード・ジャパンの活動の支援を僅かではありますがさせていただいたことがあり、オフィシャルサポーターとして登録いただいているのですが、西村さんとお会いするのは今回が初めてでした。

とても気さくにお話をしてくださり、開場してからの諸々についてもいろいろご指導いただきとても助かりました。

特別講演会スタート

最初に立命館大学の食マネジメント学部の学部長先生と担当教授からのご挨拶がありました。

アリス・ウォータース氏特別講演

アリスのすぐ横にいらっしゃるのが、日本語を英語に同時通訳される方で、向かい合ったテーブルにいらっしゃるのが、今回アリスのご著書「We are what we eat」の翻訳出版をされた方で、アリスの言葉を日本語に逐次通訳された方です。

下にアリスの話のいくつかをかいつまんでお伝えします。

良心的に育てられた食材を生産者から直接購入する

そのことが、私たちの健康と気候変動にとっての美味しい解決策になる

School Supported Agriculture

「学校が支援する農業=SSA」・・学校が直接の購入者となって、良心的な生産者さんたちを支援することで、良心的な食べ物が増え、また、子供たちの健康を守ることができるという活動

エディブルスクールヤードを始めたきっかけ

オーガニックで育てた地元のお野菜を使ったレストラン「シェパニーズ」を始めた頃、刑務所で受刑者と一緒に野菜作りをしている女性から、受刑者が育てた野菜をお店で使ってもらえないかという電話をもらったそうです。

お店で利用できるようなお野菜ならもちろん購入させていただくと返事をしたところ、見学に来てほしいと言われ刑務所に行った時、受刑者のひとりから「今日は、自分の人生の最良な日だ」と言われ、刑務所でこれができるのなら、学校でできないはずはないと考えたことがきっかけだったとのことです。

五感を使った教育は心を育てる

校庭の菜園で授業を行うことは、子供の心を育てる。

菜園で学ぶのは、家庭科や生物だけでなく、地理や物理や化学なども含まれます。食べながら、食物とそうした学びをむずびつけること、五感を使って学ぶことで、一生忘れない記憶となる。

ヴィクトリーガーデンの大切さ

第二次世界大戦中、米国内の農作物は戦場の兵士に送られていたため、家庭で食べる野菜は庭で作ることが奨励されていました。その戦時下の家庭菜園のことを「ヴィクトリーガーデン(勝利の菜園)」といいます。

アリスの母は戦争が終わった後もヴィクトリーガーデンを続け、その菜園で作られた野菜を食べてアリスは育ったとのことです。そしてコロナ禍でアリスも自宅の庭をヴィクトリーガーデンに変え、野菜を作り始めたのだそうです。

すべての命は平等

アリスの庭の野菜は、鹿に荒らされることが少ないのだそうです。それは、鹿が好きな植物を鹿のために育てているからだそうです。その植物を食べて鹿は満足しているので、他の野菜を食べたりすることがないのだそうです。

動物が山から下りてきて、農家の野菜や家庭菜園を荒らすのは、山に彼らの食べ物が不足しているから。彼らも食べる必要があるのですから、彼らも食べることができる自然を守り回復させていくことが重要です。

このほかにも具体的な事例やアリス自身の体験談などたくさんお話をしてくださいました。

このブログでも時々お伝えしている通り、私の実家の庭には母の方針で食べられる植栽がたくさんあります。一部を菜園にもしています。その時、山鳩や蜂やその他の虫などとも収穫物を分け合っています(笑)。追い払うことはしません。私たちの手が届かない高いところに生っているフルーツは山鳩に、私たちは手の届く範囲のものだけ食べます。殺虫剤も使用しません。

「彼らも食べる必要があるのですから」というアリスの言葉に強くうなずく私です。きっと母も共感することでしょう。

そして私の願いが叶う

私は数年前、アリスのエディブルスクールヤードに直接支援したことがあり、その時にアリスの直筆サインがあるご著書を返礼としていただいていました。

ただ、ご本人と直接お会いしたことはなかったため、今回、その時のご著書と一緒にお写真を撮っていただけたらと密に願っていました。

ただ、今回、会場参加者が500名もいらっしゃる中、ひとりが撮影を望めば、我も我もとなり、アリスのご負担になってしまうことも懸念され、どうしようかと悩んでいたのですが、勇気を出してお願いすると、快く写真撮影をしてくださいました。

一生の記念です!!

ありがとうございました。

最後にサプライズの出会い

アリスと写真撮影を終えて、舞い上がっていた私に「森先生ですか?」と声をかけてくださる方がいらっしゃいました。マスクをしていらしてどなたなのか困惑していると「tomoです!」とおっしゃってくださいました。

現在、3月にスタートした第11期セルフドクターコースを受講してくださっている岩元智子さんでした。講座をすべてオンラインにしてからは、受講者さん達とリアルにお会いする機会がほとんど無くなってしまったため、こうしてお会いできるとむちゃくちゃ嬉しいです。

大阪にお住まいのため、今回、ご参加を決めたのだそうです。500名もいる会場の中で私を見つけてくださったこと、声をかけてくださったことに感謝です。

帰りは京都駅まで一緒にさまざまおしゃべりしながら帰りました。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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