ブルーベリーはホリスティックなフルーツ|生活習慣病やがんだけでなく新型うつの改善にも

2020/11/27/

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バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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体だけでなく心にも良いフルーツ

ブルーベリーは、さまざまな健康効果が報告されているスーパーフルーツです。

ブルーベリーがスーパーフルーツである理由のひとつとして、抗酸化物質が豊富に含まれていることが挙げられます。

2015年に、ブルーベリーによって体内のセロトニンが増え、心の状態に良い効果が表われることが明らかにされています。

2020年には、新型コロナウイルス感染症の重篤化の予防効果があるとする研究報告がありました。

なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。

閉経後の乳がん発症率を低下

75,000人の女性看護師を対象とした米国の調査では、ブルーベリーを食べない閉経後の女性と比較して、1週間に80g(約1/2カップ)以上のブルーベリーを食べている閉経後の女性は、31%もER-型乳がんの発症率が低いことが報告されています。

がん細胞は、化学療法にも放射線療法にも強く、なかなか根治させることが難しい細胞で、増殖力が高いことで知られています。

細胞試験ですが、ブルーベリーに含まれているプロスチルベンと呼ばれるポリフェノール(抗酸化物質)が、次の乳がん幹細胞を有意に抑制させたことが報告されています。

  • ER+ (MCF-7)
  • ER- (MDA-MB-231)

プロスチルベンは、レスベラトールに類似したポリフェノールです。レスベラトールよりも体内吸収率が高く血中滞留時間が長いことから、脂質代謝抗菌効果が高いと考えられています。

今回、プロスチルベンが免疫細胞の機能を向上させ、より正確に腫瘍やがん細胞の転移を阻止することが確認されたと研究者は述べています。

ブルーベリーの生活習慣病への効果は、それぞれ別の記事にまとめていますのでご参照ください。

従来型うつと新型うつ

ブルーベリーの精神疾患予防と改善効果を示した研究をご紹介する前に、まず従来型うつと新型うつの神経伝達物質(脳内ホルモン)のバランスについて説明します。

従来型うつ

うつの症状と関係している神経伝達物質は、主に次の3つです。

  • ノルアドレナリン(やる気)
  • セロトニン(幸福感)
  • ドーパミン(喜び・楽しみ)

何らかの原因で、この3つの神経伝達物質の全てが減少し不足した状態が従来型のうつです。

やる気や前向きな興味が失われ、気分が落ち込み喜びや楽しみが感じられなくなってしまった心の状態です。自殺に至ることもあります。

新型うつ

新型うつは、近年、若い人たちの間で多く発症し、問題視されているうつ病の一種です。

新型うつの患者さんの脳内では、ノルアドレナリンとドーパミンは分泌されています。一方で、セロトニンのみが不足したバランスになっています。

この脳内の神経伝達物質の状態は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の患者さんと同じです。

ノルアドレナリンとドーパミンは分泌されているので、興味のあることや好きなことは積極的にできるものの、やりたくないことはできないという行動として現れます。例えば、好きなゲームはできるけれども、行かなくてはならない学校や会社にはいけないという状態などです。

そのため、怠けているのではないかとか、性格が悪いのではないかとの誤解を受けやすい病気でもあります。

新型うつの原因

新型うつの引き金となる原因には、PTSD(心的外傷後ストレス障害)があると考えられています。もちろん、新型うつの原因と考えられているPTSDは、戦争体験や犯罪・災害被害のようなものではありません。

例えば、両親から溺愛されて育てられたことによって、家庭の外における“普通”の困難な出来事に対して必要以上に傷ついてしまうことによると考えられています。

例えば、上司からミスを指摘され厳しく指導されるといった出来事や、同期が褒められた時に自分は褒められなかったというような、“普通”の出来事が、トラウマになってしまうのです。

アドラー心理学は、こうした状態を「褒めて育てる」ことの弊害と言います。

過度に褒めて育てると、「褒められるはず」と思ってやったことを褒められないと、機嫌を損ねたり、逆ギレしたりするようになり、それがエスカレートするとその出来事がPTSDとなり、新型うつの発症につながると考えられています。

SSRIsは新型うつには効かない

従来型うつの治療には、SSRIs(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)と呼ばれる薬が一般的に使われます。

SSRIsは、セロトニン(幸福ホルモン)とノルアドレナリン(やる気ホルモン)の両方を増加させる作用のある薬です。

その両方が不足している従来型うつには効くものの、セロトニンだけが不足しているPTSDや新型うつでは、ノルアドレナリンが過剰になり過ぎ、攻撃性を高めてしまう副作用が問題視されています。

新型うつやPTDSの改善には、セロトニンだけを上昇させる薬が必要ですが、まだ、効果的な薬がなく、一様にSSRIsが用いられていることが問題です。

PTSD(心的外傷後ストレス症候群)を発症させたマウスを使った実験で、ブルーベリーが、脳内のセロトニンだけを増やし、ノルアドレナリンを増やさないことが示され、2015年3月30日の米国心理学学会(APA)で発表されています。

ヒトにおいても同様の現象が起こる可能性があると、研究者は述べています。

セロトニン(幸福ホルモン)の上昇に効果のある食品は、セロトニンの主原料であるトリプトファン(必須アミノ酸のひとつ)を多く含む食品であると考えられてきました。例えば、豆類鶏肉豚肉などです。詳しくは、『幸福ホルモン”セロトニン”を造るアミノ酸 – トリプトファン』をご確認ください。

しかし、ブルーベリーには、アミノ酸は含まれていません。

そのため、ブルーベリーの何らかの栄養素が、セロトニンの分泌を刺激するのではないかと考えられていますが、なぜブルーベリーがセロトニン値を上昇させることができるのかについての、明確なメカニズムはまだ解明されていません。

しかし、SSRIsを処方するよりも、ブルーベリーを食べる方が効果的なのではないかと、期待されています。

新型コロナウイルス感染後の重篤化予防

2020年11月、ワシントン大学が、新型コロナウイルス感染症患者152名を対象に行った研究で、SSRIsのフルボキサミンが重症化を抑制する可能性を報告しています。

と、いうことは、ブルーベリーにも重篤化を抑制してくれる可能性があるかもしれません。

しかし、フルボキサミンの重篤化抑制の効果は、シグマ1受容体の作用によるもので、直接的なセロトニンによる作用ではないという他の報告も目にしました。

そのため、あくまでもブルーベリーが効くかも?という期待に留めます。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

がん予防やアンチエイジングをしてくれるだけでなく、あなたを幸せな気分にしてくれるブルーベリー、食事で心と体をつなぐことができることを実証しているフルーツです。

ブルーベリーを使ったスムージーレシピは、『青色と紫色は長寿/アンチエイジングの色』をご参照ください。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング