バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
心と体をつなぐホリスティックな食事法について、
ニュースレター登録者限定のキャンペーン情報等も配信しています。
ご登録は、こちらから
もれなく統合食養学(ホリスティック栄養学)冊子が無料ダウンロードできます
目次
がん細胞には体内に協力者がいる
がん細胞は、健康な細胞の間に発生するので、周囲を仲間に勧誘するところから始めないと、孤立したままでは酸素も栄養も得られず、成長も増殖でもできません。そのうちに免疫細胞に見つかって食べられてしまいますので、一件落着です。
そうならないためにがん細胞は、周辺の細胞達を次第に取り込み、お互いを助け合いながら、増殖そして転移をしていく事例が、サイエンス誌『ネイチャー』の「がん細胞は、決して単独で生きているのではない」という論文にたくさん紹介されています。詳しくは、それを和訳要約した『あなたの細胞が、がん細胞の協力者となってしまう仕組みと、そうさせない方法』をお読みください。
がん細胞の増殖と転移の仕組みは、世間のストレスからグレかかっている若者を、悪い奴が餌を与えて手懐けて、次第に自分のために働くように仕向け、また自分にとって都合の良い手下には時々手助けしてあげながら、次第に勢力を大きく拡大していくのに似ています。
ですから、私達がまずすべきことは、がん細胞の勧誘に乗らない、特殊詐欺の受け子にならない、健康で健全な細胞を維持しておくことです。
がん細胞の内部協力者を作らないために
がん細胞の成長と進行速度は、周囲の健康な細胞や血管が受けるストレスによって大きく変わります。例えば、
- 酸素と栄養の不足
- 代謝老廃物の蓄積
- 好ましくないpH環境
などです。
つまり細胞をグレさせないためには
私達は、体内の細胞が、「がんに協力してもいいかなぁ~」なんて自暴自棄にならないよう、不要なストレスを与えずに過ごさないといけません。
悪い奴らも協力する人がいなければ勢力拡大はできないのです。
つまり、私達は平時?から
- バランスの良い食事と適度な運動(適切な酸素と栄養の摂り込み)
- 便秘解消、排尿、発汗など(代謝老廃物を滞りなく排出)
- 野菜をたくさん食べる(体内pHが酸性に傾き過ぎることを防止)
ことが大切だと再認識しましょう。がん予防の一丁目一番地です。
適度な脂肪細胞は良い働きをしていると知るべし
肥満症の体脂肪は、がん細胞を育てます。(詳しくは『あなたの細胞が、がん細胞の協力者となってしまう仕組みと、そうさせない方法』を参照のこと)
しかし、健康な脂肪細胞からは、私達の寿命を延ばしたり、幸福感を感じさせてくれたり、ホルモンバランスと関係している良いホルモンがたくさん分泌されています。
健康的な体脂肪を維持しつつ、メタボを予防・改善することが必要です。
がん細胞に栄養を与えないためには
がん細胞は、様々な手段を用いて代謝(栄養の利用)をするのですが、手段の選択(代謝進化の方向性)を決めるのは、
- 酸素と栄養の供給源となる血管がどれだけ強いか
- 血管にどれだけ近いか、そして
- どの臓器で発生したか
によって大きく分かれます。
がん細胞が発生する場所を、私達の意志で変えることはできなさそうですが、血管の強さに関しては、ある程度、食事やライフスタイルで変えることができます。
- 動脈硬化の予防(血管の内壁にへばりつくプラークを生まない、減らす食事)
- 高血圧・高血糖の予防(血管を痛めない食事とライフスタイル)
- 血管を強くすると言われている運動や食品の摂取
など、日ごろから血管を健康に保つ努力はできますよね。
がん細胞と免疫細胞の両方にとって必要な栄養素
- ブドウ糖
- アルギニン(アミノ酸)
- トリプトファン(アミノ酸)
- セリン(アミノ酸)
- メチオニン(アミノ酸)
これらの栄養素が不足すると免疫細胞の働きが弱くなってしまいます。そのため、
がん予防
白砂糖はほどほどに、お魚やお豆類を中心とするタンパク質が不足しないようにすることが大切です。
上記のアミノ酸は、大豆、豚肉、卵、煮干し、鰹節、ナッツ&シーズなどに多く含まれています。
これらの栄養素を多く含む食品と、がん細胞や免疫細胞との詳しい関係については『あなたの細胞が、がん細胞の協力者となってしまう仕組みと、そうさせない方法』をご参照ください。
しかし、これらの栄養素は、がん細胞も育ててしまいます。そのため、一旦、がんと診断されたら食べ方を工夫しなければ難しい栄養素です。
乳酸
乳酸を減らすと免疫療法の効果が高まります。
様々な研究・調査によって、乳酸の生産を減らすことで、抗がん免疫療法の効力を高められることが裏付けられています。(詳しくは『あなたの細胞が、がん細胞の協力者となってしまう仕組みと、そうさせない方法』をご参照ください。)
であれば、適度な運動はがん予防にとって効果的ですが、一旦、がんと診断されたら、乳酸を発生させるような無酸素運動は控えた方が良さそうです。当然、乳酸の原料となる甘いもの(ブドウ糖)の摂り過ぎも良くありません。
がん予防になる野菜の食べ方について詳しく学びたい方
ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学びませんか?セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを教えています。
その中で、単発受講可能なレクチャーとして、「がん予防になる野菜の食べ方 野菜の力を正しく引き出す調理と食事法」も教えています。
- 野菜の個性を知って野菜の力を120%得る調理法
- 野菜の成分が体内で発がん性に変わる仕組みとそうさせない調理方法
- がん患者がファスティングしてはいけない科学的・医学的理由
- 血管新生を阻止する食品
- がんにとってトロイの木馬となる食品
- 甘味と塩ががん細胞に与える影響
- 肉とアルコールとがん(ヴィーガンになるだけでは足りないこと)
- 体の機能を知ってデトックスを正しく行う方法
などなど
お野菜も正しく調理しなければ、実はがんの種を撒いてしまっていることもあります。そんなお野菜の二面性にもふれながら、がん予防からがんの食事療法まで科学的な裏付けと共に学ぶことができます。
単発講座は毎年2月頃、コースの新学期は、毎年3月と9月です。
講座でお会いしましょう。詳細は下のボタンからご確認くださいね。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
プライベート・ヘルスコーチング・プログラムについて
お気軽にご相談ください。
初回相談を無料でお受けしています。
心と体をつないで健康と幸せを手に入れる
ニュースレターのご登録は、こちらから
統合食養学(ホリスティック栄養学)冊子が無料ダウンロードできます
参考文献:
- “Cancer Cells Don’t Live Alone: Metabolic Communication within Tumor Microenvironments”, Fuming Li, M. Celeste Simon, July 07, 2020, REVIEW| VOLUME 54, ISSUE 2, P183-195, JULY 20, 2020, DOI:https://doi.org/10.1016/j.devcel.2020.06.018
- 「健康用語辞典」、e-ヘルスネット、厚生労働省
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング