「エディブル・シティ – 都市を耕す」の上映会に行ってきました

2017/01/11/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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2014年に米国で公開された自主制作映画『Edible City』を上映する会があるというので、先日、行ってきました。

東京世田谷区の下北沢で活動する緑部会の皆さんの主催です。

日本語の字幕翻訳をつけた鈴木栄里さんもご出席され、現在のサンフランシスコ・ベイエリアの状況などについてもお話があり、わくわくするイベントでした。

Edible/エディブル は「食べられる」という意味

カリフォルニア州バークレーの近隣の街オークランドで起こった市民活動についてのドキュメンタリー映画です。

オークランドは、谷/丘の上に住んでいる富裕層と谷間に住んでいる貧困層との貧富の差が激しい街で、谷間地区では、殺人などを含む凶悪犯罪の犯罪率が非常に高い場所でした。

しかもこの谷間地区には、スーパーマーケットがなく、何十キロも離れた場所まで食料品を購入しにいかなければならないのですが、貧困地区なので、各家庭が何台も車を所有しているわけでもなく、誰かが通勤のために車を使用していれば、他の家族は買い物にすら行けないような暮らしです。

近くにあるお店といったら酒屋さんだけ。そこにある食品は、おつまみとなるようなチップスなどのジャンクフードばかりといった状態。

先進国アメリカにおいても、なお、このような食糧難民?買い物難民?が存在しているのです。

かつてこの地区で育ったひとりの青年が、荒廃した放棄地や駐車場などを農地に変えたことからムーブメントが生まれます。

食糧主権

彼はそうした土地の所有者ではありませんから、最初は、ゲリラ的に無許可で農地開拓をしていったわけです。

コンクリをはがし、土に代え、苗を植える。

次第に活動の輪は広がり、生鮮食料品を買うことができなかった貧困地区の人々が、新鮮なお野菜を手に入れることが可能になったのです。自給自足ですね。映画の中では、『食糧主権』という言葉が使われています。

とうとう貧困地区の人達だけでは食べ切れないほどの収穫物が得られるまでになり、他の地域で無料で野菜などを配給するまでに至っています。

収穫に携わった者には無料で提供

農作業はボランティアで、農作業の終わりには、その日の収穫物を無料で好きなだけ持って帰れる仕組みです。

働かざる者、食うべからず(働かない人に食べる権利はない)」という日本の諺がありますが、「働いた者は食べて良い」という仕組みですね。

こうした活動の成果によって、市が土地の使用を正式に許可するまでに至ったそうです。

近隣の学校では、農作業を手伝った生徒にはご褒美としてスムージーやスープなどを食事として出すという取り組みもしているようです。

エディブルスクールヤード

バークレーでは、しばらく前から既に「エディブル・スクールヤード(食べられる校庭)」という活動が既に始まっています。校庭で生徒達と共に野菜を育て、それを給食として食べる。そしてそれだけではなく、農作業自体が学校のカリキュラムとして成り立つ様な仕組みが作られています。

特に、理科の授業の教材として、ミツバチによる受粉の仕組み、野菜の交配、食べ残しの残飯から堆肥ができるまでの仕組み等に活かされています。

下北沢緑部会

さて、このエディブル・シティの取り組みを日本でもやろうじゃないかと立ち上がったのが、下北沢の緑部会の皆様でした。

小田急線が地下化されることから、線路跡地の再利用のひとつの方法として、食べられる植栽を植え、農作業を皆で行い、収穫物を皆で分かち合い、エディブル・エデュケーション(食育教育)もできるコミュニティの場にしたいと取り組まれています。

素晴らしい志をもった多くの人達が集まった上映会でした。

この映画には、ここに記載したこと以外の多くの異なる団体の取り組みや、成功に不可欠であった多くの市民の知恵が紹介されています。

映画を観たい、上映したいという方は、『Edible Media』でお申し込みができるそうですよ。

こちらは、緑部会のメンバーさんがご用意してくださったお弁当です。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

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もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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