バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
〇〇が不足すると食欲がないのに痩せない
〇〇が不足しているマウスは食欲が減退するのにも関わらず、体重が変化しなかったことが報告されています。
〇〇が不足すると、脳の視床下部で造られるヒポクレチンというタンパク質が減少します。
ヒポクレチンは次の事柄を刺激します。
- 覚醒
- 交感神経
- 食欲
だから、〇〇不足でヒポクレチンが減少すると食欲が減退するのです。なのに、体重が減らない・・。
〇〇不足は基礎代謝を減少させる
食欲がないのになぜ痩せないのでしょうか。
〇〇が不足すると、レプチン(満腹ホルモン)の分泌も減少します。
だから、〇〇が不足で食欲がなくなるのは、お腹が空かないからではなく、逆に、空腹は感じているのです。
でも食欲がわかない。
基礎代謝は、レプチンに刺激されて上昇します。
つまり、○○が不足してレプチンが減少すると、基礎代謝が低下します。
だから食べていないのに痩せないのです。しかもお腹は空いている。でも食べられない。なのに痩せない。拷問ですね。
また、レプチンが不足すると、白血球が増加します。そのため、体重だけでなく動脈硬化のリスクも上昇します。
〇〇の正体は?
〇〇とは、睡眠です。
睡眠が不足すると、食べていないのに痩せられなくなるのです。
睡眠は、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースでも多くのテーマと関係している重要な要因です。
睡眠不足による健康への影響について、様々な報告がなされてきました。なお、今回の記事の裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。
どれくらい不足すると痩せられなくなる?
ヒポクレチンの減少と白血球数の増加は、睡眠不足が12週間続いた後に発生したことがマウスの研究で観察されています。
マウスの寿命を約3年とすると、マウスにとっての12週間は、ヒトの寿命を約80年とすると単純計算で約6年に相当します。単純計算して良いか分かりませんが(笑)、かなりの長期間に渡る慢性的な睡眠不足が危ないと言えそうです。
例えば、22歳で就職して28歳になるまで、ずっと睡眠不足の生活をしていたら、既に痩せられない体になってしまっているかもしれませんね。
様々なダイエット法で失敗しているのなら
もしご自分が睡眠不足だという自覚があるのであれば、まずは、しっかりと寝ることから始めてみてはどうでしょうか。
睡眠不足になると痩せないだけでなく、それが動脈硬化、やがて心疾患や脳梗塞につながっていく可能性大です。
それに満腹ホルモンのレプチンは、単に満腹感を生じさせているだけでなく、様々な重要な役割をもっていますので、正常に分泌されることが病気予防に大切です。
たかが睡眠、されど睡眠。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
夜型生活の健康への影響については『あなたはいわゆる「夜型」ですか?』をご確認ください。
様々なダイエット法を試したのに、なかなか痩せないのには睡眠不足以外にも様々な原因が考えられます。もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じているのなら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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参考文献:
- “Sleep modulates haematopoiesis and protects against atherosclerosis”, Filip K Swirski et al., Naturevolume 566, pages383–387 (2019) , 13 February 2019
- “How broken sleep promotes cardiovascular disease”, Nature, NEWS AND VIEWS 13 FEBRUARY 2019
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング