寒くなると足がつりますか?冬の足のつりは3つの不足が原因

2016/12/13/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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足がつる理由はひとつではない

寒くなると、足がつりやすくなりますか?

起きている時に起きても辛いのに、お布団に入ってから起こると、悲しくなりますね。

つま先だけでなく、ふくらはぎまでつってしまうこともあります。

足がつるのには通常、次のような原因が考えられます。これらの原因によって、足のつりは、冬でなくてもいつでも起こる可能性があります。

  • 成長期
  • 妊娠中
  • 運動中(筋肉疲労)
  • 足の疲れ(歩きすぎ、特にハイヒールなどで長時間過ごすような場合)
  • コレステロール低下薬(スタチン)の服用

冬に起こる足のつりの原因

通常の足のつりの原因に加えて、冬に起こる足のつりには、特に、次の3つの不足が原因していることが多いです。

  • 血行不良(冷え)/低体温
  • 水分不足(脱水症状)
  • ミネラル不足

足のつりを予防改善する方法

特に冬に足がつるという人は、3つの不足を満たすことで、足がつることを予防したり改善できる可能性が大きいです。

1. 血行促進/冷え対策

血行不良で末端の血管までちゃんと血液が運ばれていないと足がつります。

血行不良になる(冷えが起こる)原因には複数あり、ひとりひとり異なります。あなたの冷えの根本原因の探り方と改善法については、詳しくセルフドクターコースで教えていますが、ここでは対処法についてお伝えします。

  • 適度な運動
  • 温かいお風呂にゆっくり浸かる
  • 白砂糖を使った食品を控える

白砂糖を使った甘い物は、体を冷やします。

冷えのある人は、甘い物を控えて、血行を改善するよう適度な運動をして、ぬるめのお風呂にゆっくり入りましょう。

2. 水分補給

あなたの体内の細胞が脱水しても足はつるんですよ。

冬は、夏以上に脱水しやすい季節です。空気が乾燥しているので、知らないうちに皮膚から水分が抜けているのです。冬にお肌が乾燥しやすいという人は、体内の細胞も乾燥して水分不足になっている可能性大です。

冬に足がつることが多いという人は、意識してお水を飲むことをお勧めします。あくまでも「水」です。お茶でもコーヒーでもジュースでもありません。

お茶やコーヒーに含まれているカフェインには利尿作用があります。返って体内の水分を排出させてしまうので、本当の意味での水分補給にはなりません。また、甘いジュースに含まれている糖分もまた体内の水分を利用してしまうので、水分補給にはなりません。

3. ミネラルの補給|海藻類

カリウムは、筋肉の収縮と弛緩に関与しているミネラルです。神経伝達が正常に働くように機能しています。

カリウムが不足すると、足がつります。

特に、塩味が強いもの(しょっぱいもの)が大好きという人は、細胞内がナトリウム過多になってしまうため、体が細胞の浸透圧を一定に保とうとして、カリウム使ってナトリウムを排出するので、カリウム不足になっている可能性があります。

カリウム豊富な食品を意識的に摂りいれてみてくださいね。カリウムは、海藻類にたくさん含まれています。

海藻以外のお野菜に限定してリストにすると次のようになります。

カリウムの詳しい機能については『カリウム』をご確認ください。

4. ミネラルの補給|干しエビ・煮干し・緑の葉物野菜

カルシウムも筋肉の収縮に関係しているミネラルです。そのため、カルシウムが不足すると足がつります。

炭水化物やタンパク質の代謝には、カルシウムが必要です。そのため、あまりお野菜を食べない、肉食が多い人や白い砂糖が使われているお菓子が好きな人は、カルシウム不足になっている可能性があります。

カルシウムは次のような食品に多く含まれています。

植物性の食品に限定すると次のようなリストになります。

カルシウムの詳しい機能については『カルシウム』をご確認ください。

それでも足がつってしまう人

コレステロール低下薬を服用していませんか?

服用しているのなら、CoQ10(コエンザイムQ10)と呼ばれる成分が細胞内で不足しているのかもしれません。

CoQ10 の「Q」、ユビキノンという名称は、「いたるところに在る」「遍在している」という意味のユビキタス(ubiquitous)が語源です。

そのため、CoQ10は全ての細胞に含まれていて、細胞の生理機能を維持するために不可欠な成分なので、めったに不足することはありません

でも、コレステロール低下薬を服用している場合は例外です。

コレステロール低下薬は、肝臓でCoQ10が合成されるのを抑制してしまいます。

コレステロール低下薬だけでなく、次の医薬品も、肝臓でCoQ10が造られることを阻害します。

  • 女性ホルモン剤
  • 糖尿病薬
  • 抗うつ剤
  • 降圧剤

これらの薬を服用している人で、足がしばしばつるようでしたら、医師あるいは薬剤師に相談することをお勧めします。

CoQ10が不足すると、足がつるだけではなく、次のような症状も起こります。

  • 慢性疲労
  • 息切れ
  • 筋力低下
  • 肝臓障害
  • 記憶力低下
  • 不整脈
  • 心臓発作
  • 脳卒中
  • 横紋筋融解症

すべての細胞に存在する成分ですから、不足すれば、さまざまな不調や疾患の原因となりえます。

CoQ10は、すべての食品に含まれています。

ただ、次のような食品に比較的多く含まれていると考えられています。

前述したCoQ10の体内合成を阻害する薬を服用している人は、意識してこうした食品を食事に加えることをお勧めします。

CoQ10は、サプリメントとしても摂ることはできます。でも、ヘルスコーチとしては、化学的に合成されたものではなく、食品に自然に含まれているものを優先して摂って欲しいと思います。

 サプリメントで摂取する際の注意点

CoQ10をサプリメントから摂取する場合には、それがどのような成分で造られているのかを確認することが重要です。

化学合成されたCoQ10とバクテリアを介して産生されたCoQ10には、ほぼ効力はありません。そのため、天然のCoQ10、あるいは、生物化学的同等のCoQ10で作られているサプリメントを選ぶようにしましょう。

なお、Kaneka/カネカの還元型CoQ10は、米国の国立衛生研究所において臨床研究に使用されているものなので、信頼できるのではないかと思います。なお、 ソフィアウッズ・インスティテュートは、カネカとはいっさいの関係はありません。

また、サプリメントの基本的な選び方や有害成分については、詳しくセルフドクターコースで教えています。

適切な摂取量

コエンザイムQ10のサプリメント会社のホームページには、1日の推奨値が記載されています。でもその量は、通常の食品からは到底摂取不可能な量です。「だからサプリメントを飲みましょう」と大抵書かれています。

しかし、厚生労働省や科学的な研究論文は、次のように明記しています。

人間に対しての必要量を明記できるほどの根拠はない

そもそも通常の食事で摂れない様な量は、通常の健康を維持する上では必要ないと思っています。

もちろん、病気などの治療等、特殊な場合においては、ある成分を通常以上の濃度で短期間だけ摂りつづけることが必要になることもあります。

でも、普通の健康維持のために、普通に食べられない様な量が必要だというのは、あまりに不自然です。必要量以上に摂ることが重要なのではなく、必要量を不足させないような日常の食事が必要なのだと思うのです。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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