大人の遠足|牧野富太郎博士由来の植物園を巡る(牧野記念庭園編)

2023/06/22/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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牧野富太郎博士に興味津々

ソフィアウッズ・インスティテュートのニュースレターやブログを読んでくださっている人はご存知かと思いますが、最近、私は、朝ドラ『らんまん』のモデルとなっている牧野富太郎先生に興味津々なんです。(神木隆之介くんも大好きですけどね、笑)

ゴールデンウイークの前の4月後半に静岡市立美術館で開かれていた英国王立キューガデンの植物画を観に『おいしいボタニカルアート』展に行きました。

今回は、混み合う夏休みに入る前にと、小石川植物園牧野記念庭園への見学を計画することにしました。当初は、ひとりで行くつもりだったのですが、「身土不二(私達は独りで存在しているのではなく、環境全てとつながった存在である)」という、ホリスティックの概念を、共通してもっていると思われるクライアントさん達やソフィーズクラブのメンバー、そして、ソフィアウッズ・インスティテュートのニュースレターの読者の皆さんの中にも、興味をもたれている方がいらっしゃるのではないかと思い、お声をかけてみました。

すると、私と一緒に遠足をしても良いとお返事をくださった方がお二人もいらっしゃいました!しかもおひとりは名古屋、もうおひとりは浜松にお住まいで、遠方からいらしてくださることに大感激です。

名古屋にお住まいの方は急に来られなくなってしまったので、浜松にお住まいのセルフドクターコースを2年前に修了された方とふたりで植物園を巡ることとなりました。

まずスエコザサ

牧野先生が愛妻のすえ子さんの名前をつけた「スエコザサ」に囲まれている場所があるとお伺いしてから、ずっと見たかった光景です。

この笹になぜ、奥様のお名前をつけたのか、ふと疑問になりました。特に可愛らしい要素はありませんし(笑)・・・。

タイミングよく?命名できる植物がこの笹だったからなのか、それとも、この笹の花?葉?佇まい?が奥様のイメージだったからなのか?

なぜなんだろうかと・・。

私の疑問の答えは、すぐ玄関脇にありました。

また、後日(8月9日)放送されたNHKの朝ドラ『らんまん』で、主人公の万太郎(富太郎)が、「すえ子さんは、笹の様だ」と武雄に話している場面がありました。その理由として、他の植物は先端から伸びるけれども、笹は節からぐんっと一気に伸びること、そして、冬の寒い季節でもしっかりと根を張って枯れることなく強いことなどを挙げていました。

この台詞が、牧野先生自身の言葉なのか、脚本家の創造なのかはわかりませんが、なるほどと思いました。

手入れの行き届いた珍しい木々

野性味溢れる小石川植物園を見た後だったこともありますが、記念庭園の木々はしっかりと剪定されていて、枝ぶりも樹木の個性に合わせて堂々とした風格に整えられていることに感心しました。

また、珍しいなかなか一般には目にしない樹木も多く、楽しませていただきました。

記念館

お住まいのひとつが展示室になっていました。

入口にあったこの衝立?に目を奪われました。

ドイツ人の作家が作ったもののようです。牧野先生所縁の草花を和紙にすいて壁紙にしたものです。こんな草花の保存方法もあるんですね。「標本」としてではなく、生活の中で共に過ごすためのアイデアですね。

牧野先生愛用の品々

下のハンコは、牧野先生がご自分で造ったものだそうですが、意味がわかりますか?

「の」が巻かれている・・>巻き「の」・・>牧野

洒落が利いています。牧野先生、商業デザインの才もお持ちですねぇ。

しかも、樹の年輪のようにも見えて、植物学者っぽいです。

ちなみに、庭園内の樹木につけてある名札にこのハンコマークがあるものは、牧野先生が植えられた樹木です。

また、やはり道具も一流だったんですね・・・。

右側の写真は、小石川植物園の柴田教授の植物学教室で購入した、牧野先生の植物画の絵葉書です。これだけ繊細で精密で緻密な画を描かれていたんですものねぇ。しかも石板に・・。

再現されたお部屋

同じようなお部屋がもうひとつ再現されていました。乱雑さに驚くというよりは、「積読(つんどく)」という人が多い中、この大量の書物を全て読んで記憶していたということが驚きです。

70歳を過ぎても海外へ研究旅行や講演に出かけられていたというお元気さ。90歳を超えらるまで長生きをされて、いったい何を召し上がっていたのかと思っていたら、

「バターたっぷりに塗ったフランスパンにトマト」

がお好きだったとか・・。意外と洋食派?

ナルニア国のガス灯?

このランプを見た瞬間、ナルニア国の、あのガス灯を思い出しました。

もしかしたら、それをイメージして置いたのではないかとすら思えます。(庭園のどなたにもお訊ねせずに帰宅してしまいましたが・・)

庭園の雰囲気も、思えば、まさしくナルニア国のようです。牧野先生も自称「植物の妖精」ですし・・。

1日を終えて思うこと

見たいと思っていたものが見られたこと

行きたいと思っていたところへ行けたこと

雨に降られず良いお天気に恵まれたこと

そして、ご一緒してくださる仲間がいてくれたこと

そのすべてに感謝です。

牧野先生のご功績は素晴らしいものであることは当然のことながら、また、ご夫婦の間のことはご夫婦にしか分からないというのも当然のことながら、牧野先生の金銭感覚の大らかさが垣間見える数々の発言に若干納得のいかないものもありつつ(笑)、憎めないキャラだったのでしょうねぇ~。

大満足の1日でした。

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おまけ|初めての西武池袋線で

午後は、練馬区にある牧野先生の邸宅がそのまま記念館になっている牧野記念庭園へ行く予定でした。

池袋から各駅停車に乗ったので、いくら初めてでも西武池袋線で間違えることはないだろうと思っていました。

ちなみに私は、今まで小田急線では正しい電車に乗れたことがありません。

小田急線は新百合ヶ丘や様々な駅で枝分かれしているので、最初に行先を確認しないと、とんでもない場所へ連れていかれてしまうのです。でも、私の降りたい駅がどの行先方面なのか地名や地図が分からない私には、さっぱりなため、取り敢えず止まっている車両に乗ってしまい、大抵、というか毎回、間違っていることの繰り返しです。「いい加減、調べてから出かけろよ」と、常々、自分に思うのですが、不要なギャンブルをしてしまう私です。

で、今回、「西武池袋線は、いくらなんでも小田急線みたいに枝分かれしていないだろう」という安易な思い込みで、乗車してしまいました(笑)

気がつけば、そこは終点の「としまえん」・・・ハリーポターの音楽に出迎えられてしまいました。

慌てて駅員さんに「大泉学園」への行き方を教えてもらい、乗り換えることに・・。同行者を巻き込みご迷惑をおかけしました(汗)

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

牧野先生に触発されて、庭の雑草抜きつつ考えたこと等を『世に雑草という草はないが雑草を抜きつつ思うこと』にまとめてみました。

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