バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
ホリスティックな食事とはどのようなものなのか、マイケル・ポーラン氏の言葉が、とても解りやすく表していますので、彼の言葉に沿って、ご紹介していきたいと思います。
マイケルポーラン氏は、カリフォルニア大学のジャーナリズムの教授ですが、食を取り巻く様々な事柄、特に継続可能な環境と食と人間の共存などについて、論説、書籍、講義、教育活動、啓蒙活動を通して世界中の人々とのコミュニケーションを行っています。
1
”食べ物を食べなさい”
あなたの曾祖母様が食べ物だと認識できないようなものは何であれ、
食べてはいけません”
(Eat food and don’t eat anything your great-grandmother
wouldn’t recognize as food)
これはマクロビオティクスにも通じますね。
マクロビオティクスは、明治時代の日本人の食事がベースとなっていますから、基本は、精白されてない食品(黒砂糖、玄米、自然海塩等)、食品添加物もインスタント食品も化学調味料もなかった時代の食事です。
近年、それぞれの人種の伝統食が健康に良いという科学的な報告もあります。
つまり、伝統食は、より私達のDNAと親和性が高く、DNAの異常(癌や自己免疫疾患など)の予防になると言われています。そのことからも、ポーランのこの言葉には、説得力がありますね。
ちなみに、江戸時代以前に書かれた日本の料理本には、4つ足動物を使った料理はまったく出てきません。
魚や魚介はたくさん出てきます。鶏もたまに出てきますが、神話(古事記・日本書紀)の動物として、とても神聖な食べ物として扱われています。ただ、その神聖な鶏が産んだ卵は、頻繁に使われています。
こうした古書から、私達日本人のDNAが形づくられてきた過程、DNAと親和性の高い食事が見えてきますね。
2
“テレビコーマーシャルで宣伝されているものは食べるな”
(Avoid food you see advertised on television)
確かに。本当に新鮮で安全な野菜や果物や魚がコマーシャルになることは、あまり、ありません。
あるとしたら、遺伝子編集や遺伝子組換えされたお野菜や、農薬・化学肥料を大量に使って安価に作ったお野菜達を安く大量に売っているスーパーの安値自慢のコマーシャルですね。
大抵、コマーシャルになるのは、袋や箱に入っているスナック菓子やファストフード、コンビニ、ファミレスの食べ物です。お肉にしても野菜にしても牛乳にしても、コマーシャルで宣伝されているもので、自然に任せて育てたものはないように思います。
だってテレビを通して不特定多数の人にアピールしているのですから、それだけの量を確保する必要がありますし、コマーシャル製作費を支払っても利益が出るほど、大量に売らなければならないわけですよね。しかも安価に。
ということは、大量生産するためには、化学肥料や成長ホルモンを使って早く大きく育てる必要があります。
農薬を使って虫に食べられて傷がつく確率を低くしたり、動物が病気にならないように抗生物質を投与しなければなりません。そして、安価に大量に作るためには、遺伝子組換え技術は便利なものですよね。
自然に任せて栽培していたら無理です。
人間だって、母親が食べたものの成分が全て母乳に出てしまうように、野菜や動物も与えられた化学物質や抗生物質やホルモン剤が、その中身に残っていても不思議はありません。
添加物満載の加工食品はもちろんですが、加工されていない生鮮食料品であっても、そのように育てられた食品からは、化学物質が私達の体内に入り込んできます。
自然に任せて、無農薬・無肥料で育ったお野菜を食べましょう。『有機栽培?オーガニック?自然栽培? – 食品の安全性について』、『ウルトラプロセスフード店の優良顧客は○○になりやすくて、すぐ死ぬ!?』もご確認ください。
3
“スパイスを愛しなさい”
(Love your spices)
スパイスと書くと、なんだが外国の調味料のような感じがしますが、日本にもたくさんのスパイスが存在します。
そして、スパイスは、単に味に深みや広さを与えてくれるためだけのものではなく、それぞれ特別な効能をもっています。
実際、漢方薬や生薬として用いられるものの多くが、実は、スパイスとしてお料理に使えるものなんですよ。
例えば、シナモンは漢方の桂皮(けいひ)のことです。クローブは漢方の丁子(ちょうじ)のことです。カルダモンはウイキョウ、アニスは八角(はっかく)です。
カタカナになっているから日本食に合わないと思うのは、間違いです。
胡椒(こしょう)も江戸時代のお料理の本に頻繁にでてくるくらい和食の中にも用いられているスパイスなんですよ。
いつも「キッチンを薬局にしましょう」と、私は言うのですが、ちょっとした体調不良があった時、直ぐに薬を飲むのではなく、キッチンにあるスパイスやお野菜や果物で、その症状を改善することができることを学んでほしいなと思います。
4
“食事をしなさい”
(Eat meals)
“食事”というのは、日本人であれば、一汁三菜。少なくても一汁一菜が基本です。
袋菓子や、スムージーやジュースのような液体や、ファストフードは、“食事”ではありません。ファストフードはその名の通り、「素早く食べられる」一時しのぎの食べ物であって、”食事”ではありません。
ましてやサプリメントは食事ではありませんし、食事の代りにもなりません。
サプリメントについて詳しく学びたい人は、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースへお申し込みください。
食事をすることについては、『改めて”食べる”ということを考えてみる』も併せてご覧ください。
5
“即席料理専門の調理人にならないように”
(Don’t become a short order cook)
即席料理(ショートオーダー)というのは、あまり時間をかけずにできるインスタント料理のことです。
インスタント料理と言っても、ものすごく忙しい日、寝る時間もないくらいの日、たまにサンドイッチだけで済ますとか、お茶漬けだけで済ますというのはアリだと思います。
でも、お湯を入れたらできるようなインスタント食品や「チン!」とするだけの冷凍ディナーを毎日、毎食食べるようになってしまっては、やはり問題ですね。
インスタント食品やインスタント調味料(まぜるだけ)の原材料表を見たことはありますか?食品の数倍以上の数の化学物質(食品添加物)の名前が並んでいます。
ファストなライフスタイルは、長い目でみて、様々な歪を生活にも体にも心にも生んでしまいます。
スローなライフスタイルは、時間にも心にもゆとりがないと無理だと思っていますか?その反対ですよ。スローなライフスタイルにすることで、時間にも心にも余裕が生まれるんです。
6
“飲み物なら、水を選択しなさい”
(Make water your beverage of choice)
これは、ホリスティックな食事法の基本です。
むやみに多量の水を飲む必要はありません。返って腎臓を傷めたり、ミネラル不足になってしまいますから、必要以上の水を飲むことはお勧めしません。
「水を選択しなさい」というのは、コーヒーや清涼飲料水やジュースを飲む代りにお水を選択しましょうという意味です。
そうすることで、不必要な物質を体内に入れる機会を少なくするだけでなく、体の排毒作用を自然に促すことにもなります。
7
“好きなだけジャンクフードを食べて構わない”
そのジャンクフードが手作りなら
(Eat all the junk food you want as long as you cook it yourself)
食べものに「食べてはいけない」というレッテルを貼ってはいけません。
もちろん、その食べ物が私達のご先祖様が食べ物だと認識できないような「食べ物もどき」だったり、添加物・防腐剤・着色料・化学香料がたっぷり入った「食べ物というよりも化学薬品による合成物」でないかぎり、どんな食べ物でも食べて構いません。
食べてはいけないと思えば思うほど、食べたくなるものですしね。
ケーキだってお饅頭だって、ポテトチップスだって、どんなにジャンクに思われるものでも、自分で作ったものであれば、食べても構いません。
何かを食べたいという欲求は、理由もなく起こるものではありません。
もちろん貴方にとってアレルギーを起こすことが既に判っている食べ物やバイオ個性と合わない食品は、食べたいと思っても、避けることが賢明ですが、それ以外の食べ物については、食べたい理由が必ず体と心にはあります。
なぜ、その食べ物が食べたいのか、探求することが大切です。
それに自分で作れば、トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、植物油脂)を使わずに済みます。お砂糖も白砂糖ではなくブラウンシュガー等を使用して適量で作れます。油も酸化防止剤が入っていないもの(スーパーやお惣菜店では油を長持ちさせるために、酸化防止剤を揚げ油に入れています)を使えます。
自分で作れば、防腐剤も着色料も香料も必要ありません。それだけでも、十分に健康的です。
なお、トランス脂肪酸については『マーガリンや植物油脂ってそんなに体に悪いの?』をご参照ください。
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