


バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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ウルトラ・プロセスフード店ってどこのこと?
ウルトラ・プロセス・フード(Ultra-processed foods)は、日本語で、「超加工食品」なんて訳されます。
聞きなれない言葉ですよね。でも最近、欧米で注目されている、超越した加工食品のことです。
ウルトラって、かなりすごい響きですよね。
超加工食品というのは、具体的には



です。
つまり、ウルトラ・プロセスフード店(超加工食品の専門店)というのは、コンビニのことです。
あなたは、どれくらい頻繁にコンビニに行きますか?



欧州、北米、ニュージーランド、ブラジルで、加工食品のどれくらいの割合が超加工食品なのかという調査が行われました。
その結果、
平均して1日のエネルギー摂取量の25~50%を超加工食品が占めていた
とのことです。
一日のエネルギーの4分の1から半分が、超加工食品という驚くべき事実です。現代日本でも同じような結果が得られるのではないでしょうか。
食事の大半をコンビニで購入したもので済ませているという人は、もっとかもしれませんね。
2018年2月に発表されたフランス国立保健医学研究所(INSERM)が行った調査では、
超加工食品の摂取量が多いほど、がんの発症率が高くなった
ことが報告されています。
つまり、コンビニの優良顧客、コンビニを頻繁に利用している人達やスーパーで同様の菓子やパンやお惣菜などを購入している人達は、がん予備軍です。
特に、閉経後の乳がんリスクを有意に高めていたそうです。
高齢者の一人暮らしが増えるに伴い、高齢者によるコンビニ利用率も高くなっているようですから、高齢の女性は特に注意したいですね。
でも、がんリスクは高齢者だけではなさそうですよ。
2019年2月11日に『 JAMA Internal Medicine (アメリカ医師会誌 内科編)』に掲載された調査論文によれば、
超加工食品の摂取量と癌および心疾患による若死リスクとの間には、直接的な関係がある
ことが判明したとのことです。
これは、 45歳以上の 4万5,000人の食事を2年間渡り評価し、9年間の追跡調査の結果、判明させた事実だそうです。
日本でも30代・40代でのがん発症が増えているように思います。働き盛りのコンビニ利用は考えものですね。
上述の研究者の全てが挙げていた共通する理由は?



超加工食品の多くが、
- 脂肪、飽和脂肪酸、砂糖、塩を多く含んでいる
- 食物繊維とビタミンの含有量が少ない
- 加熱で発がん性物質を発生させる成分を含んでいる(アクリルアミドについては『衝撃ニュース!米国カリフォルニア州の高等裁判所がコーヒーショップに「発がん物質使用の警告文」の掲載を命令。その真相は?!』を参照ください)
- 食品を包装している材料に発がん性物質やホルモンバランスを乱す物質などが含まれている
- 試験管試験や動物実験では発がん性が示されているものの、ヒトに対する安全性が確認されていない食品添加物が使用されている
ことなどです。
そこで、あらためて、2015年4月1日に改正となった食品表示の方法についてお伝えします。
食品の表の顔だけでなく、裏の顔をちゃんと見ましょう
食品添加物は、安全だから食品に入っていると思ってます?それは違いますよ。
食品添加物は、なんであれ、毒です。だから、国が食品に使用できる種類や量を制限しているんです。
無毒な物質なら、量を制限する必要なんてないですよね。「野菜を○グラム以上食べてはいけない」なんて法律ありませんよね。でも、食品添加物には、mg単位で量が制限されています。
ケミカル・クッキング
コンビニ弁当が、どれほどの食品添加物を使用して作られているのか、コンビニ弁当に貼りつけられている原材料表に基づき、実際にコンビニ弁当を再現調理している番組『ケミカル・クッキング』がYou Tubeに以前ありました。
現在は削除されているようですが、その番組が紹介していたのは
- 白米を炊くのに4-5種類の化合物(食品添加物)をお米に足していること
- カット野菜をプールの水の殺菌剤と同じ薬品(塩素)で洗浄していること
- マヨネーズを卵も酢も使わずに、液体薬品数種を混ぜて作っていること
- ハンバーグは、ひき肉に粉末状の薬品を混ぜ合わせて作っていること
実際に、食品を使わなくても、粉末と液体で作れることを見せていました。
コンビニのオムスビには、まだ秘密があります。



このひっぱるだけのパッケージ(フィルム)に問題があるのです。
最近、プラスチック原料を止めて植物性原料のフィルムに変えたというコンビニが出てきましたが、体に悪いのは、マイクロプラスチックだけではありません。
このひっぱるだけのフィルムが、本当にひっぱるだけでスルッと抜けるようにするためには、ご飯に油を加えなければならないのです。
ですから、コンビニの、例え白むすびであっても、フィルムのために油が添加されています。味を良くするためと説明されている場合もありますが、味や風味や賞味期限のためではなく、フィルムのスムーズさのために油を入れて炊くのです。
こうした微量にしか入れていないものは、食品添加物として原材料表に表示されないことも問題です。
食品表示の見方については、消費者庁がパンフレットを作成していましたので、主なものをシェアします。
食品添加物の表示の見方
食品成分表に記載されている原材料の欄で、食品と添加物を区別して記載することとなりました。
食品添加物の表示方法には4種類あります。
- 別の欄を設けて表示
- 食品と添加物を「/」で区分する方法
- 食品と添加物を改行して別々の行に表示する方法
- 区切り線を設けて表示する方法
とても見やすくなりましたよね。でも、酵母エキスなど添加物なのに、食品として分類されているようなものは、引き続き、食品の中へ記載されるので、添加物の欄になにも記載がないからと言って、安心してはいけません。しっかり食品の欄も読みましょう。(笑
遺伝子組換え食品の表示
表示義務のある遺伝子組み換え食品を原材料としている場合、
- 「遺伝子組み換えのものを分別」
- 「遺伝子組み換え不分別」
と、表示することが義務付けられました。
表示義務のある食品





でも、2018年現在、「遺伝子組み換えのものを分別」という表示を大豆などで見たことはありません。何も表示が無い場合がほとんどです。なので、やっぱり、「非遺伝子区組み換え」とか「遺伝子組み換えでない」という表示がないものは、遺伝子組み換えだと思っておいた方が安心な気がします。
アレルギー食品の表示



アレルゲンとして表示義務のある食品には、下線がひかれることとなりました。こんな感じです。
アレルゲンとして表示義務のある食品





そのため、特定原材料を含む加工食品を、別途、特定加工食品として表示することが廃止されています。
加工食品に頼らず、自分で調理することが健康への近道です
でも、どうしても加工食品に頼らざるを得ないような時には、ちゃんと食品パッケージ裏の原材料表を読んで、せめて、超加工食品ではないものを購入するようにしてくださいね。
ソフィアウッズ・インスティテュートのプライベート・ヘルスコーチングでは、初日に、食品の裏側の見方をお伝えしています。私達現代人が添加物をゼロにすることは、なかなか難しいので、現実的に
- どのように加工食品を選んだら良いのか
- 何が良くて何が悪いのか
- どこまで大丈夫なのか
- 比較的安全な加工食品はどこで購入できるのか
そんなことをお伝えするところから始まります。



プログラムを通してクライアントさん達は、それが習慣になるので、海外に滞在している間にも、こうした写真が届きます。「これを買っても大丈夫ですか?」と。
頼もしい限りです。言葉が違うと分かりにくいですからね。
これはカナダにある普通のスーパーの、ヴィーガン用のお肉(本物のお肉じゃないけど、お肉のように作ってある食品)が並んでいる棚の写真です。普通のスーパーにこんなにヴィーガン食品があることに驚きますが、だからと言って、添加物フリー(無添加)ではないのが、ちょっと残念。
クライアントさん達とは、こうして、二人三脚でやっています!
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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参考:
参考文献:
- 「知っておきたい食品の表示(平成28年6月版・消費者向け)」消費者庁
- 「カップ麺などの「超加工食品」がんのリスク高めるか」2018/5/12, 日経Gooday 30+,
- “Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from NutriNet-Santé prospective cohort“, BMJ 2018; 360 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.k322 (Published 14 February 2018), Cite this as: BMJ 2018;360:k322
- “Association Between Ultraprocessed Food Consumption and Risk of Mortality Among Middle-aged Adults in France“, Laure Schnabel, Emmanuelle Kesse-Guyot, Benjamin Allès, et al, February 11, 2019