バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
病(やまい)は気から
日々の生活の中には、心と体のつながり(マインド・ボディ・コネクション)を示す慣用句がいくつかあります。例えば、「病は気から」とか。病気は、気持ちが病むことから始まると昔から言われています。
また、適度な運動をすると、体が気持ち良いだけでなく、心も明るくなるように感じませんか?一方で、心配事があると、食欲を失ったり、胃が痛くなったり、下痢気味になる人もいます。
それは、全てマインド(心)とボディ(体)がつながっているから起こる現象です。
あなたの心のあり方、心の健康が、体や食事に大きな影響をもっています。
マインド・ボディ・コネクションの存在を科学が裏付けている
実際に、次のような事柄は、かなり前から、科学的に明らかにされています。
- 適度な運動(特にウォーキング)がうつ病改善に効果がある
- ヨガにストレス・マネジメント効果がある
- 野菜を多く食べることで情緒が安定する
などなど・・
「適度な運動、適切な食事バランス、
そして、自分に適したセルフケアが、心と体の健康に不可欠」
であることを、科学が裏付けているのです。
今回は、マインド・ボディ・コネクションの存在を科学が認めた、面白い4つの症例を紹介します。
(裏付けとなっている研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。)
1. ストレスの受け止め方によって体への影響が異なる
ストレスが心と体を蝕むことは、皆さんもよくご存知だと思います。
でも、ウィスコンシン大学マジソン校の研究者は、私達がストレスをどのように受け止めているかといった心の状態が、ストレスそのものよりも体にネガティブな影響をもたらす大きな原因であることを突き止めました。
この研究では、3万人の成人米国人を8年間追跡調査し、高ストレス下にいる人の中で、ストレスは有害だと思っていた人は、そう思っていない人と比較して、43%以上も死亡率が高かったことを発見しました。
高ストレス下にいても、ストレスが有害だという認識のない人の死亡率は、ストレスのない人とほぼ同じで、リスクの上昇はなかったと報告されています。
ストレスと仲良くなる方法は、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学ぶことができます。
2. 人生の満足度は骨密度に影響
フィンランドの研究では、 60歳以上の女性を10年間追跡調査し「人生に対する満足度」について、アンケート調査を実施しています。
調査開始当初、人生に対して高い満足度を示していた女性の骨密度は、低い満足度を示していた女性と比較して、既に、52%も高い密度を示していました。
彼女達の骨密度は、加齢に伴い10年間で平均すると、4%減少していました。
しかし、10年の間に人生に対する満足度が低下した女性は、満足度が上昇した女性と比較し、骨密度が85%も減少していたことが報告されています。
人生への満足度と骨密度、いったいどういう仕組みで関係しているのか不明ですが、驚きます。
3. ポジティブ思考は風邪に対する免疫力を向上
被験者の感情の推移についてインタビューを3週間実施し、その後、被験者にリノウィルス(風邪ウィルス)入りの鼻スプレーをして感染させ、体の反応を観察した実験があります。
ポジティブな感情パターンを示した被験者は、ポジティブ度が低かった被験者と比較し、風邪にかかった確率が3分の1だったと報告されています。
「バカは風邪ひかない」と、よく言いますが、実際は「ポジティブな人は風邪ひかない」と、言えるのかもしれませんね。あるいは、人生の様々な出来事に対して常にポジティブ思考を持ち続けられる人、敢えてバカになれる人は、心の免疫力が高いから、体の免疫力も高まるのかもしれませんね。
「笑うこと」と「泣くこと」と免疫力との関係についても、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学べますよ。
4. 楽観的でいることは心臓にとって良い
楽観的でいることと心臓の健康については、その関係を示す研究報告が非常に多くあります。
例えば、楽観的な心の状態・希望的観測を持っていることと、心臓発作や脳卒中のリスクの低減に相関関係があることが報告されています。
更に、心臓発作を起こした患者のうち、予後に対して楽観的な人は、悲観的な人と比較し症状の深刻度に関わらず、15年生存率が高いことが報告されています。
また、5000人の成人を対象に行われた調査では、楽観的な人は、悲観的な人と比べて、循環器系(血圧、BMI、血清タンパク、コレステロール値など)の検査において、健康と診断される確率が2倍も高いと報告されています。
健康は運動と食事だけで得られるものではない
上でご紹介した研究は、氷山の一角に過ぎません。マインド・ボディ・コネクションを示している膨大な数の研究が存在しています。
ホリスティックな健康は、運動と食事だけで得られるものではないということのエビデンスの山です。ホリスティックな健康には、心の健康、幸せな心の状態が不可欠です。心の栄養を最も大切だと考える統合食養学(ホリスティック栄養学)をソフィアウッズ・インスティテュートで学びませんか?
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
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参考文献:
- “The Scientifically Proven Mental Shift That Makes You Physically Healthier”, DR. PATRICIA THOMPSON, FEBRUARY 4, 2015
- “Does the Perception that Stress Affects Health Matter? The Association with Health and Mortality”, 2011 Dec 26, Abiola Keller, Kristin Litzelman, Lauren E. Wisk, Torsheika Maddox, Erika Rose Cheng, Paul D. Creswell, and Whitney P. Witt
- “Emotional Style and Susceptibility to the Common Cold”, SHELDON COHEN, PHD, WILLIAM J. DOYLE, PHD, RONALD B. TURNER, MD, CUNEYT M. ALPER, MD, DAVID P. SKONER, MD, Psychosomatic Medicine 65:652– 657 (2003)
- “Positive emotional style predicts resistance to illness after experimental exposure to rhinovirus or influenza a virus”, Cohen S, Alper CM, Doyle WJ, Treanor JJ, Turner RB, Psychosom Med. 2006 Nov-Dec;68(6):809-15. Epub 2006 Nov 13
- “Good life satisfaction has beneficial effects on bone health”, 2014 Nov, University of Eastern Finland, School of Pharmacy
- “Optimism and Recovery After Acute Coronary Syndrome: A Clinical Cohort Study”, Ronaldson A, Molloy GJ, Wikman A, Poole L, Kaski JC, Steptoe A, Psychosom Med., 2015 Mar 3
- “Psycho-social factors are important for the perception of disease in patients with acute coronary disease”, Bekke-Hansen S, Weinman J, Thastum M, Thygesen K, Zachariae R, Dan Med J. 2014 Aug;61(8):A4885.
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング