安全な材料だけで作る口紅ワークショップに参加しました

2019/10/19/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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安全な口紅を求めて

ソフィアウッズ・インスティテュートが主催するマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースでは、ホリスティックなスキンケアについてもお話しています。その中で、私自身が手作りして使っている、キッチンでできる簡単なセルフケア製品(日焼け止めとボディパウダー)のレシピもお渡ししています。

その他、Blue Moon杉本佳江さんのご厚意で、私も使っている、安全な材料やほぼ食べられる材料で作られている、佳江さん手作りのファンデーションや石鹸なども生徒さん達やヘルスコーチングのクライアントさん達にご紹介しています。

ただ、口紅だけは、以前、アムリターラ勝田小百合さんのワークショップにお伺いした際に、なかなか食べられるものだけで作ることは難しいというお話をお聴きしてからは、使わずにいました。どうしても血色が気になる時は、アムリターラのラズベリーで着色されたリップクリームを使用しているだけでした。

今回、シーナさんのワークショップの案内を偶然フェイスブックで拝見し、安全な材料だけで口紅を作るというので、参加してみました。

高校生の時にブランドを立ち上げたシーナさんの講座

彼女は、高校を卒業したばかりの19歳。高校はインドネシアのバリのグリーンスクールで学んだとのことです。

そのため、口紅を作る作業に移る前に、一般的な化粧品の問題点

  • 潜在毒性:使用されている化合物の有毒性
  • 環境問題:熱帯雨林を伐採してヤシ(パーム油)のプランテーションを作っていること、容器に使用されているプラスチックによる環境汚染など
  • 人権問題:天然のマイカを採掘するために児童労働が使われている
  • 動物虐待:安全性テストに動物試験が行われている

などについてお話があり、そうした事柄全てに配慮した化粧品を作るために、彼女は、高校在学中にご自分のブランド「Dari Bali」を立ち上げたのです。

また、今回のワークショップを取材にいらしていた時事通信社森映子さんが、動物試験についてご著書『犬が殺される 動物実験の闇を探る』を出版されたばかりとのことで、森さんからも詳しい動物試験の現状についてお話がありました。

日本のNPO法人「JAVA:動物実験の廃止を求める会」が出版している、動物実験をせずに化粧品を製造している会社のガイドブックはこちらです。

400円で購入できます。

ワークショップ作業の様子

さて、ワークショップのテーブルはこんな風にセッティングされていました。流石19歳。「映え」を意識したとおっしゃっていました(笑)

今回使用した材料は以下の6つです。

全て天然のオイルです。

多くの手作りコスメに使われることの多いビーワックス蜜蝋)ではなく、今回は、ヴィーガンにも対応したものにするため、キャンデリアワックスを使用しているとのことです。また、キャンデリアワックスの方が融点が高いため、夏場でも溶けることがないそうです。

グレープフルーツシードオイルは、防腐剤の役割をします。口紅2本分なら1滴で1か月間は常温保存可能になるとのことです。

着色に使用するマイカ(鉱物)だけは、合成マイカを使用しています。

理由は、先ほど、ご紹介した通り、天然マイカの原産国インドでは、子供が労働力として使用され、狭い危険な採掘穴にもぐらされ、毎年多くの死傷者が出ている劣悪な環境で行われていることから、天然マイカを使用/購入することで、そうした現状を後押しすることになってしまうため、天然マイカを使用しないことにしたのだそうです。

ここで使用する合成マイカは、バイオ・ディグレーダブル(生物分解可能)な安全な素材なのだそうです。

実際のオイル類はこちら、これを全部ビーカーに入れて湯煎にかけます。

溶けたら染料を加えてよく混ぜます。今回用意された染料はこちらの4種類。右端の酸化鉄以外は、全てマイカです。

私は、酸化鉄以外の3色を混ぜてみました。

下の左側の写真の左端が私の口紅です。右側の写真では左から3番目です。

赤っぽいオレンジ系が多い中、ピンク系にしてみました。また、染料の量も、いただいたレシピの半分に勝手に少なくして作りました(笑)。

完成

手に持った感じはこんな風

スティックタイプの口紅を作るとなると、いろいろと器材を揃えなければいけないことが判りました。

なので、たぶん、自宅で作る時には、スティックではなく、平たい容器に入れて刷毛か指で塗るタイプにすると思いますが、案外、簡単に作れることが判り楽しかったです。

また、シーナさんが購入している化粧品原料のお店のご紹介もありましたので、私が好んで使っているお店と、質や価格などいろいろ比較してみようと思います。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

口紅は、食べるものであることを女性はみんな知っています。

でも、口紅は食品ではないので、食品安全の基準を守らなくても良いことになっています。そのため、本来、食べてはいけないものも多く使われて造られています。

体にも地球にも動物にも優しい、安全なものが簡単にお家で造れることを、多くの人達に知っていていただければ嬉しいです。

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