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バイオ個性で食べて健康と幸せを手に入れるホリスティック栄養学ヘルスコーチ

便利と危険は表裏一体フォーエバーケミカルってご存知ですか?PFASを生活から減らす簡単な方法

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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フォエバーケミカル(永久化学物質) って?

昨年(2020年)、日本でも水質基準に関する規制が改正されるきっかけのひとつとなった、フォエバーケミカル(永久化学物質)と呼ばれるPFAS(有機フッ素化合物)という物質について、ハーバード大学の環境科学と工学の教授エルシー・サンダーランド博士の意見が掲載されていました。

PFAS(有機フッ素化合物)は、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)などを含む、人工的に造られたかなり驚異的な化学物質の総称で、数多くの種類が存在しています。

水、脂、油をはじき、耐熱性があるため、

  • フライパンやお鍋の焦げ付き防止加工
  • 食品包装
  • キャンプ用品
  • 化粧品(水で落ちないマスカラ、色落ちしない口紅など)
  • カーペットや室内装飾品の防汚剤

として広く利用されています。

PFAS(有機フッ素化合物)は、1950年代に消費者向けの製品や工業製品に使用されたのが始まりです。その後、その用途は拡大し続け、今では、アイシャドウから金属メッキまであらゆるものに使用されています。私達の生活の中のいたるところに存在しています。

PFAS(有機フッ素化合物)のダークサイド

しかし、ハーバード大学のサンダーランド博士は、

 「健康の観点からは、PFASに長所はひとつもありません。
完全な悪夢です。」

と、言います。

私達の生活にとって非常に便利な機能を提供するPFAS(有機フッ素化合物)の長所が、私達の健康にとっての最大の問題となります。

PFAS(有機フッ素化合物)は分解しません。PFASが「フォーエバーケミカル(永久化学物質)」と、呼ばれる理由です。

「人体に侵入したり、環境に留まり続けたりしなければ、
PFASの耐久性は素晴らしい性質かもしれません。」

PFASの健康への影響

今までも、PFAS(有機フッ素化合物)に限らず人工的に創り出された化学物質の多くが健康にリスクをもたらしてきました。

しかし、PFAS(有機フッ素化合物)の人体へ及ぼす影響は他の物質よりも広範囲に渡るため、より危険だと、サンダーランド博士は、説明します。

「学術研究者がPFASに関する調査を開始する何十年も前から、
企業はPFASが健康リスクをもたらすことを知っていた
と、いう証拠が多くの訴訟で明らかにされているにも関わらず、
PFASの強力な高収益性のために、企業は今でも使用を続けています。」

実際、PFAS(有機フッ素化合物)による全ての主要な臓器に対する健康被害が既に報告されています。PFASは代謝機能を妨害するため、糖尿病や心血管疾患、肥満などに関与していると考えられています。PFASによって、体重が減らなくなったり、授乳できなくなる可能性が指摘されている他、PFASの体内侵入・蓄積と、甲状腺疾患、肝機能障害、腎障害、そしてがんとの関連性が指摘されています。

PFAS(有機フッ素化合物)が免疫機能に害を及ぼすことも観察されており、喘息やアレルギー性疾患と共に、自己免疫疾患が近年、増加傾向にあるのも、PFASの汎用的な利用が原因のひとつかもしれないと、サンダーランド博士は危惧しています。

免疫毒性は、大人よりも子供でより深刻な問題となります。
なぜなら重要な免疫機能がプログラミングされるのは小児期だからです。
免疫機能の抑制は、定期予防接種への子供の免疫反応を低下させたり、
ウイルスに感染しやすくしてしまいます。」

にも関わらず、最近、小さな子供にお化粧をさせる母親がいるのは本当に心配なことです。まだ成長期にある中高生のお化粧も気をつけなければいけませんね。(こういうことを言うと「だからおばさんは」と言われそうですが、中高生の時にしていたお化粧品で、不妊になってしまう可能性だってあるということですから・・後悔のないように)

PFAS(有機フッ素化合物)が人体を汚染するルート

PFASに汚染された水を飲むことが、主な人体の汚染ルートだそうです。

PFAS(有機フッ素化合物)の主要な汚染源は、空港、軍事基地、PFSA製造工場、PFASを使用する製品の工場です。そこから放出される粉塵、工業水、煙突からの煙が、近隣の河川や土地や大気を汚染し、大気中のPFASは雨粒に混じり、更に広範囲なエリアの地上に降り注ぎ堆積していきます。

河川に混入したものは、私達の飲料水を汚染するだけでなく、やがて海に流れ込み、魚を含む海洋生物を汚染することになります。

だから、昨年、日本政府もまず水質基準の改正をしたのですね・・

各国の水質汚染と規制の現状

米国

米国の非営利団体である環境ワーキンググループ(EWG)は、2020年の調査論文で、米国の1800万人から8000万人が飲んでいる飲料水には、多くの州で規制している飲料水の汚染上限値である1兆分の10を超えるPFAS(有機フッ素化合物)が検出されたと報告しています。31の州とワシントンDCから採取した44のサンプルのうち1つを除くすべてのサンプルで、飲料水の中にPFASを検出されたとのことです。マイアミ、フィラデルフィア、ニューオーリンズ、ボストン、ニューヨーク市郊外にあたるニュージャージー州の地域など、大都市圏の飲料水で1兆分の1から1兆分の186までのPFASが検出されたことが報告されています。

補足:EWGはウェブサイトで、様々なパーソナルケア製品にどんな化学物質が含まれているのか、また、化学物質についての安全性の確認ができるツールを提供してくれていますので、製品を選択する時に役立ててくださいね。

しかし米国政府は現在、飲料水中のPFASレベルを規制していません

そのため各州政府がPFAS規制の主導権を握っています

2021年7月、メイン州は、限定的な例外を除いて、2030年までに州内で販売される全ての製品からPFASの使用を禁止する緊急措置を採択しました。2020年10月、マサチューセッツ州は、公共の水道水に含まれる6種類のPFASの量に上限を設けました。

サンダーランド博士を含むハーバード大学の研究者達は、子供の免疫毒性につながる可能性のある量に基づいて、1兆分の1のPFASを最大曝露限界値として定めるよう米国政府に提言を提出しています。

日本

(裏付けとなる調査報告書へのリンクを最後に参考文献として一覧にしています)

環境省が 2018 年度に「化学物質環境実態調査」を実施した結果、淡水域26 地点中、定量下限値以上で検出された地点は 16 地点(濃度 0.13~2.6 ng/L)あり、その調査地点の河川水を水道水の原水として利用している水道事業者が存在すること、また、一部の水道事業者が行った調査でも、有機フッ素化合物が検出された事例があるとのことです。

PFAS(有機フッ素化合物)の一種であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)は、2010年(平成22)年4月に、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」で、原則、製造・輸入・使用が禁止されています

PFAS(有機フッ素化合物)の一種であるペルフルオロオクタン酸(PFOA)については、2019(令和元)年5月の「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs 条約)第9回締約国会議」で、特定の用途を除き廃絶することが決定されたことを踏まえ、日本の化審法で検討が行われ、2020(令和2)年4月1日、「水道水の水質管理目標設定項目」に、PFOSとPFOAの両方が追加されています。

水道水に含まれるPFOSとPFOAの合計値の目標を50ng/l(0.00005mg/L)以下と定めています。(「水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改定等について」)

10億分の50gという目標値は、米国の多くの州が採用している1兆分の10gという基準と比較すると、500倍ですから、あまりに緩すぎるように感じます。(私の単位換算が間違っていたらご指摘ください)

食品中のPFAS(有機フッ素化合物)

EU

欧州食品安全機関によると、欧州の規制当局は、魚、果物、卵などの多くの食品からPFAS(有機フッ素化合物)を検出したことを報告しています。

米国

しかし、米国のFDA(食品医薬品局)は、これまでに行った検査結果から、汚染の脅威は低いと、述べています。タラやティラピアなどを含む検査対象となった魚の一部からPFASが検出されましたが、特定の食品を食べないようにと人々に警告できるほどの裏付けとなる十分な証拠では無いと結論づけています。

ただし、サンダーランド博士は、現在の検査方法は十分ではないと、述べています。

FDAによって検査された食品数は少なく、それらの食品がどのように選択され、どのように入手されたのか等も明確ではないとのことです。リスクの全体像を把握するためには、米国の人口全体の曝露の評価を含む拡大された調査がなされることが必要だと述べています。

日本

日本でも政府による調査は行われているようで、食品からPFAS(有機フッ素化合物)が 検出されたことを報告している報告書を見つけることができましたが、どの食品をどれくらいの数調査した結果なのか等、詳細に関する記載は見つけることはできませんでした。

またその結果を踏まえてどうするか等の食品中のPFAS対策に関する記載も見つけることはできませんでした。(ご存知の方はご一報ください)

イタチごっこ

サンダーランド博士は、PFAS(有機フッ素化合物)による健康リスクから私達を真に保護するための措置が講じられるまでには、おそらく長い道のりが必要になると言います。

なぜなら、PFAS(有機フッ素化合物)の問題のひとつは、種類が非常に多い物質であるということです。そのため規制当局による規制が、企業による新しい化合物の開発に追いついていけないという課題があります。

例えば、国が問題のある化学物質をひとつ規制しても、企業は同じ種類の同様の効果をもつ、しかし健康への影響が不明な、別の化学物質を使用することが容易に想定できてしまいます。検査機関の科学者も知らない新しい化合物に置き換えられてしまえば、検出することすらできなくなってしまいます。

「化学物質のイタチごっこのようなものです。」

目標は、これらの化学物質を個別にではなく、グループとして規制すべきだとサンダーランド博士は言います。

生活の中からリスクを減らす6つの方法

政府がPFAS(有機フッ素化合物)に関連する課題を検討している間にも、私達は自分の身を守らねばなりません。

日常の生活を少し変えるだけで、身の周りのPFAS(有機フッ素化合物)を減らすことができる方法をお伝えします。

1. 浄水器を使う

立派な浄水器である必要はありません。単純で安価なものでさえ、PFASなどの化学物質を除去することができます。

天然水のペットボトルのお水だから安心ということはありません。天然水だからこそ、PFAS(有機フッ素化合物)の混入を心配しなくてはなりません。

水道水を浄水器を通して使いましょう。

残りの5つの方法を
「限定公開記事」でお伝えしています。

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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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