ストレスは避けて通れませんがストレス過食は違います

2019/10/29/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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ダイエットしてるのに体重を増加させるもの

体重増加には様々な原因があります。

でも、もっとも一般的な原因のひとつは、私達皆が経験したことがあるものです。

何だと思いますか?

ストレスです。

例えそれが、一時的でマイルドなものであったとしても、ストレスは、私達をスリムにしてはくれません。

ストレスは、生理的にも精神的にも私達の食欲を刺激し、栄養価の低い脂肪の多い癒し系の食べ物を食べたい衝動を起こし、体重を簡単に増加させてしまいます。

ストレス太りの怖~い仕組みについては、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで詳しく教えています。ここでは、簡単に一部だけご紹介します。

ストレス喰いとコルチゾール

ストレスを感じますか?

と、言うのは愚問かもしれませんね。だって、ストレスを感じたことがない人の方が少ないはずですから・・。

副腎で分泌されるホルモンのひとつコルチゾールは、私達の代謝を助け、血糖値を調整したり記憶する役割をもっています。

ストレスの高い状況下では、血中のコルチゾール値が上昇し、私達の体をストレスと戦えるように準備してくれます。しかし、コルチゾールは増え過ぎると、内臓炎症を促進させ、お腹周りに脂肪を蓄え始めます。

コルチゾールは、睡眠を妨害し、通常であれば食べないような時間に食べ物を求めるように促します。

原始時代では、こうした生理学的な反応には利点がありました。

生死に関わる様な状況下で、眠くならないよう、生き延びることができるよう、体を準備してくれているのです。

でも、私達は、生死の境に毎日直面しているわけではありません。ただ仕事や人間関係にストレスを感じているだけです。だから、こうした原始のストレス反応は、様々な健康問題に加え、体重の増加を生むだけなのです。

女性は男性よりもストレスを感じやすい

2015年に米国心理学協会(APA:the American Psychological Association) が実施したアンケート調査では、次のことが報告されています。

  • 女性は、男性よりもストレスを感じることが多い(10段階評価で、女性5.2、男性4.5)
  • 女性の3人にひとりが、次第にストレスが大きくなっていると申告(男性では4人にひとり)

男性よりも女性の方がストレスを感じやすいことが示されています。

マイノリティのストレスは2倍

同じ2015年のAPAのアンケート調査は、社会的少数派グループ(マイノリティ)と言われている人達のストレスレベルにも次のような特徴があることを報告しています。

  • ヒスパニック系の成人のストレス(10段階評価で5.9)は、他の人種(平均5.1)よりも高い
  • LGBTXの人のストレス(10段階評価で6.0)は、そうではない人(平均は 5.0)よりも高い
  • 成人した障害者のストレスは最も高く(10段階評価で8~10)、障害をもっていない成人の2倍

マイノリティ(社会的少数者)に対する意識やインフラ整備が進んでいると思われる米国ですら、まだまだマイノリティが生き難い社会だということが示されています。

つまり、マイノリティグループに属する女性のストレスは、かなり大きく、その分、太りやすいと言えるのかもしれません。

体重管理にはストレスマネジメントが必須

多くの人にとってストレスは避けては通れないものです。

でも、それに伴う体重増加は違います。

ストレスに対するあなたの反応の仕方や解消方法を変えることで、体重計が好ましくない方向に動くことを阻止することができます。

ストレスと仲良くなる方法については、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで詳しく具体的に教えています。

そのためここでは、ハーバード大学医学部助教授のファティマ・コーディ・スタンフォード医師が勧める5つの方法をご紹介します。

ハーバード大学医学部医師が勧める5つの方法

1. ヘルスコーチに相談する

我田引水のようで恐縮ですが、ハーバード大学のスタンフォード先生が最初に勧めているのが、ヘルスコーチに相談することです。

ストレスへの対処方法や感情的過食に課題を感じている人は、ヘルスコーチに相談することが解決策のひとつになると述べています。

“ストレス解消に効果のある様々な方法の中から、
あなたに適したものや健康的な食事について
提案を受けることができるだけでなく、
ストレスが高い時にサポートが得られることで、
次第に、ストレスによる過食傾向が改善されていきます。”

体重管理について、管理栄養士ではなく、ヘルスコーチに相談することを超一流大学の医師が勧めてくださっていることを公認ヘルスコーチとしては誇らしく感じます。

米国では、ヘルスコーチに対する信頼が医師の間に浸透しているのですね。

2. 緊張を燃焼してしまう

運動は、ストレスマネジメントにとって重要な要素です。

体を動かすことで、コルチゾール(ストレスホルモン)が減ります。

“でも、運動が嫌いな人は、
どんな理由をつけてでも避けようとしてしまいます。
だから、あなたが楽しめる運動を見つけてください。”

日々のストレスを解消してくれるあなたが楽しめる運動を見つける方法のひとつは、子供の時に大好きだった遊びについて思い出してみることです。それに似た、それと同じ様な楽しさをあなたにもたらす運動を探してみてください。

3. 睡眠を優先する

睡眠不足は、あなたの体中を巡るコルチゾールの量を増やします。十分な休息をとること、質の良い睡眠を十分にとることがストレスマネジメントには不可欠です。

“就寝の1時間前には
スマホやPCの画面を見るのをやめましょう”

電子機器のブルーライトが睡眠の質に悪い影響を与えます。睡眠と体重との詳しい関係については『睡眠が足りないと食事を減らしても痩せない』もご参照ください。

4. 見方を変える

上の図の中心のオレンジ色の丸の大きさは、左右で同じです。でも周囲の状況によって、オレンジ色の丸の大きさが実際よりも大きく見えたり、小さく見えたりします。

同じ仕事をしていても、ストレスを感じる人と感じない人がいます。

“あなたが感じるストレスの量は、状況によって変化し、
あなたがその状況をどのように認識するか
によって変わります。”

また、性格過去の経験などによって、ストレスマネジメント能力にも個人差があります。困難な状況に対するあなたの気持ちの持ちようによって、ストレス・レベルは変化します。

その状況を別の角度で見ることはできますか?信頼できる第三者(お友達や同僚や上司など)の客観的な意見を聞いてみることで、あなたの認識を見直すキッカケになるかもしれません。

5. 計画する

ストレスが高くなった時に過食してしまう傾向があるのなら、事前に準備をしましょう。

ストレスが高くなりそうなイベントや期日が近づいてきたら、次のような対策を練っておくのです。

  • 周囲に協力してもらう
  • 負担が更に大きくならないようスケジュールを調整する
  • 運動する時間を敢えて作る
  • 健康的なおやつを用意する

など。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

これから、ストレス過食を避けられそうですか?

スタンフォード医師が最初におっしゃってくださった通り、ヘルスコーチにご相談してみようかなと思ったら、ソフィアウッズ・インスティテュートを思い出してくださいね。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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食欲、満腹感、空腹感などについて科学的な視点から食欲を自然とコントロールする方法についても教えています。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング