ナッツの個性と栄養価|あなたに合うのはどのナッツ?

2017/09/18/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

心と体をつなぐホリスティックな食事法について、
ニュースレター登録者限定のキャンペーン情報等も配信しています。
ご登録は、こちらから
もれなく統合食養学ホリスティック栄養学冊子が無料ダウンロードできます

秋はナッツが美味しい季節

山の動物たちは、冬の寒さをしのぐために、秋、ナッツをたくさん食べて備えます。

私達は冬眠はしませんが、秋に収穫されるナッツを食事に取り入れることで、やがて来る寒くて陽の短い冬に体と心を備えることができます。

今回は、ナッツそれぞれの個性についてお伝えします。

ナッツのオメガオイル早見表

ナッツ

この表は、左から縦に、オメガ9と呼ばれる一価不飽和脂肪酸が多い順に並べています。オメガ3は知っているけど、オメガ9を知っている人は、まだ少ないかもしれませんね。

オメガ9の多くは、オレイン酸と呼ばれるもので、コレステロール値を下げ、体の中にたまった悪いものをいっしょに排出し、抗酸化作用、抗ガン作用もあると言われている脂肪酸です。免疫力を高めてくれます。

  • 黄色の星は、ビタミンを含んでいることを示し、数はその種類の多さです。
  • 青色の星は、ビタミンCを含んでいることを示しています。
  • 赤色の星は、必須アミノ酸(タンパク質)をバランスよく含んでいることを表しています。

ミネラルは、マカダミアナッツ以外のナッツには、豊富に含まれています。

オメガ3とオメガ6は含有比率が重要

オメガ3オメガ6は、多価不飽和脂肪酸と呼ばれる脂肪酸です。

オメガ3の多くはα-リノレン酸と呼ばれ、善玉コレステロールを増やし、オメガ9と同様の効果を持つとされる脂肪酸です。

オメガ6は主にリノール酸と呼ばれるもので、この脂肪酸は、適度に摂れば善玉コレステロールを増やしてくれますが、摂りすぎると逆に悪玉コレステロールを増やしてしまうので、注意が必要です。

そのコントロールのために、オメガ3とオメガ6の比率が重要で、理想的な含有割合は、1:2から1:4と言われています。調度その比率で、オメガ3とオメガ6を含むのは、日本の銀杏だけです。

他のナッツは、オメガ6が多すぎてしまうのですが、ただ、反対に、銀杏と栗に少ないオメガ9が非常に多いため、そこでバランスがとれており、心配はありません。

ナッツはビタミンEも豊富

ビタミンEは抗酸化ビタミンです。

ビタミンE(4種のトコフェロールの合計値として)含有量が多い順に表にしてみました。銀杏や栗などの日本のナッツは少ないように見えますが、食品全体から見れば、多く含まれているんですよ。

あなたのビタミンEは本物ですか?

ナッツの個性紹介

マカダミアナッツ

最もオメガ9を多く含んでいるナッツです。

またナイアシン(ビタミンB群)を含んでいるので、エネルギー代謝を促進し、体に脂肪をためない効果が期待できます。

一方で、一般的にナッツに多く含まれるビタミンEをほとんど含まないナッツです。

ヘーゼルナッツ

ビタミンEが非常に豊富で、ビタミンEの1日の推奨量を、たった25gで摂ることができます。

またビオチン(ビタミンB群)も豊富にあり1日の推奨量を約60gでカバーしますので、気分が落ち込むような時に食べると効果的です。

また、カルシウムも豊富に含んでいます。(参照:『カルシウムを多く含む食品』)

ただし、ヘーゼルナッツのアミノ酸スコアは41と非常に低く、必須アミノ酸の供給源としては適しません。(必須アミノ酸をすべて十分含む場合には、アミノ酸スコアは100以上を示します。)

ピーカン

ビタミンEが非常に豊富で、アンチエイジング効果の大きいナッツです。ビタミンEの1日の推奨量を25gで摂ることができます。

アーモンド

この表の中では最もビタミンEを多く含むナッツで1日の推奨量を20gで満たします。

また、ビタミンB2ナイアシンも豊富ですから、エネルギー代謝を高め、余分な脂肪を排出し、お肌を健康に保つ効果が期待できます。

ナッツの中ではとても多くカルシウムを含むナッツです。(参考: 『カルシウムを多く含む食品』 )

ミスユニバース日本代表の美容スナックとしても有名です。

レシピ:

ピスタチオ

ビタミンEが非常に豊富で、ビタミンEの1日の推奨量を25gで摂ることができます。

またビタミンKを含む少ないナッツです。そのためお腹の中の善玉菌を守る効果が期待できます。

また、カルシウムビタミンB1も豊富に含んでいます。(参考: 『カルシウムを多く含む食品』 、『ビタミンB1を多く含む食品』)

カシューナッツ

冒頭の表中の赤色の星は、唯一カシューが必須アミノ酸をほぼバランスよく含んでいること示します。

必須アミノ酸をすべて十分含む場合には、アミノ酸スコアは100以上を示しますが、カシューのアミノ酸スコアは82で、ナッツの中では最も優秀なアミノ酸供給源となります。

ビタミンEは、他のナッツと比較すると若干少なめですが、それでも100gで調度1日の推奨量を満たすことができます。また、ビタミンKを含む数少ないナッツです。

その他にも亜鉛、セレンビタミンB1などを多く含んでいます。(参考:『亜鉛を多く含む食品』、『落ち込んだ気分を改善してくれる食べ物 その1(セレン)』、『ビタミンB1を多く含む食品

ピーナッツ

ビタミンEの1日の推奨量を40gで摂ることができます。

また、100gで、ビタミンB1のほぼ1日の推奨量を満たします。そのためアルコールをよくたくさん飲む人には、お勧めのナッツです。

疲労回復ストレス解消効果も期待できます。

また、ビオチンナイアシンも豊富で、ビオチンは約55gで、ナイアシンは35gで1日の推奨量を満たすことができますから、エネルギー代謝も高めてくれます。

その他、セレンビタミンB1も豊富み含んでいます。(参考:『落ち込んだ気分を改善してくれる食べ物 その1(セレン)』、 『ビタミンB1を多く含む食品』 )

ブラジルナッツ(ジャイアントコーン)

ビタミンEの1日の推奨量を30gで摂ることができます。

また、100gで、ビタミンB1のほぼ1日の推奨量を満たしますから、アルコールが好きな人には食べてほしいナッツです。ストレス解消にもなりますよ

その他、ビタミンB1も多く含んでいます。(参考: 『ビタミンB1を多く含む食品』 )

松の実

ビタミンEの1日の推奨量を25gで摂ることができます。

ナイアシンを豊富に含み、また、ビタミンKを含む少ないナッツですから、お腹の中の善玉菌を守ってくれる効果が期待できます。

抗生物質を飲んでいる人などは意識的に食べるとよいでしょう。

その他、ビタミンB1も多く含んでいます。(参考: 『ビタミンB1を多く含む食品』 )

胡桃

ビタミンEの1日の推奨量を25gで摂ることができます。

また、近年、ねずみを使った研究で、くるみを与えた老齢のねずみの記憶力が回復したことが報告され、それ以降、胡桃は「ブレイン(脳)フード」と呼ばれるようになりました。

ヒトに対してもアルツハイマー病予防など、脳の酸化を防止する効果が期待されています。

銀杏

冒頭の表中の青色の星は、ビタミンCを含んでいることを示しています。

外国由来のナッツには含まれないビタミンCを多く含む貴重なナッツです。そのため免疫力を向上させてくれて、秋の花粉症予防にもなります。

また、末梢血管や冠血管拡張作用、鎮痙作用、活性酸素消去作用をもつフラボノイドを含んでいて、銀杏の葉は医薬品にも使用されています。

和栗

銀杏同様にビタミンCを多く含むめずらしいナッツです。免疫力を高め風邪予防が期待できます。秋の花粉症予防になります。

また、野菜といっしょに食べると、野菜に含まれている鉄分などのミネラルの吸収を促してくれる効果が期待できます。

栗については、『栗は甘くて美味しいアンチエイジングの味方|効能は洋の東西で合意でも食べ過ぎるととんでもないことに』もご覧ください。

>>『秋はシーズ(種)も美味しい季節!それぞれの栄養価と個性教えます

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

プライベート・ヘルスコーチング・プログラムについて
お気軽にご相談ください。
初回相談を無料でお受けしています。

あるいは、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学びませんか?セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを教えています。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

心と体をつないで健康と幸せを手に入れる
ニュースレターのご登録は、こちらから
統合食養学(ホリスティック栄養学)冊子が無料ダウンロードできます

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング