ヘルスコーチが解説|カルシウムのサプリメントの功罪

2015/08/20/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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骨粗鬆症予防にと、カルシウムのサプリメントを飲んでいる人は年々増えているようです。医師から勧められたという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、カルシウムをサプリメントについて現在までに報告されている研究結果についてお伝えします。

結果は、あなたが期待しているものとは異なるかもしれませんよ

なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。

「骨粗鬆症によって起こる高齢者の骨折は、強い骨を作れば予防できる。
骨密度が高いことは強い骨を意味し、骨密度は高いほど良い。
そして、強い骨、密度の高い骨を作るためにはカルシウムが必要である。」

と、いう神話を信じている人は、多いのではないでしょうか。

骨の約35%は、コラーゲンでできています。そして、約45%がカルシウムです。

カルシウムは骨を硬くしてくれます。一方で、コラーゲンは骨に柔軟性や弾力性を与えます。

骨には硬さだけでなく柔軟性も必要なんです。

加齢に伴い骨からはカルシウムだけでなくコラーゲンも減少していきます。硬さだけでなく柔軟性も失っていくため、骨折しやすくなるのです。

1. 骨密度検査は骨の硬さを調べている

骨密度検査は、骨の硬さを調べています。

骨の柔性や弾力性を調べているわけではありません。

骨密度検査では骨の硬さは分かっても、骨折しやいかどうかは分からないのです。

そして、「強い骨を造るためには牛乳」と、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。実際にそう信じて牛乳を毎日飲んでいるという人もいらっしゃるかもしれませんね。

乳・乳製品の摂取量が非常に少ないアフリカや中国の高齢者と比較して、摂取量が多い米国や英国の高齢者の骨折率が非常に高いことが報告されています。

それだけでなく、ハーバード大学が78,000人の看護師を対象に行った調査は次の事実を報告しています。

一週間に1杯以下しか飲まない人に比べ、
牛乳を毎日2杯以上飲む人は骨折する確率が2倍になる

牛乳を多く飲む方が、骨折しやすいんです。

例えば、カルシウムだけでなく骨からコラーゲンも不足しているとして、カルシウムだけ補給したどうなるでしょうか。

コラーゲン不足で柔軟性を失っている骨は、チョークのようにもろく、少しの衝撃でも折れやすくなることは、簡単に想像できます。

骨の柔軟性を無視し、強さだけに着目した牛乳の摂取によって、骨折率が高まることは容易に想像できます。

3. 牛乳で骨粗鬆症になる?

牛乳を多く飲む人ほど骨折率が高くなるという情報が、どこかで歪んで、「牛乳を飲むと骨粗鬆症になる」と誤解している人がいらっしゃるようです。

骨粗鬆症になるのではありません。正しくは・・・

「骨が強くなり過ぎて骨折しやすくなる」

食事から摂るカルシウムは、心臓や脳を含む体内組織の保護作用があることが明らかにされているものの、サプリメントから摂るカルシウムには、次のようなリスクがあることが報告されています。

牛乳でも摂り過ぎれば、骨折リスクが高まるのですから、不要なカルシウムのサプリメントの服用もまた同様に骨折リスクを高めるといえます。

医師から骨粗鬆症の治療のために処方されるのでない限り、骨粗鬆症予防のためにカルシウムのサプリメントを自己判断で服用することは、お勧めできません。

2014年7月に、高齢者によるカルシウムのサプリメントの使用は、その量に関わらず、脳障害と強い相関関係があることが発表されました。

人種、年齢、性別、血圧などを考慮しても、この結果は変わりませんでした。

また、その後の2~3年の間に、カルシウムのサプリメントが脳・神経疾患を起こす原因になりうることが報告されるに至っています。

更に、カルシウムのサプリメントの服用と脳の松果体の石灰化(カルシウム結晶)との関連性が示唆されています。

脳の松果体からは、アルツハイマー病の原因物質のひとつと考えられているアミロイドβタンパク質の合成を抑制するホルモンのメラトニンが分泌されています。そのため、松果体の石灰化はアルツハイマー病リスクを高めると考えられているのです。

実際、アルツハイマー病患者の脳では、メラトニンの減少速度が急激であることが報告されています。

成人5,448人(女性52%、年齢45~84歳)を対象に約10年間追跡した研究は、カルシウムのサプリメントの使用は心疾患リスクの上昇(1.22倍)と関連していたと報告しています。

一方で、食事からカルシウムを摂っていた人では、アテローム性動脈硬化症の発症リスクが低下していたことが示されています。

一方で、カルシウムのサプリメントの摂取は、心筋梗塞、脳卒中、心不全、心血管疾患、全死因死亡率、認知症と関連していなかったと報告する研究もあります。

あなたはどう考えますか?

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

統合食養学のヘルスコーチとしては、不安があるのなら、カルシウムを食事から摂れば良いと考えます。

ただし、わたしは牛乳が嫌いなので牛乳は選択肢に入りません(笑)給食の時代から牛乳は飲まずに過ごしてきましたが、骨密度検査は良好です。

カルシウムを多く含む食品は、『カルシウム』をご確認ください。食事からカルシウムは十分に摂ることができるんです。

また、次のリンクもご参照ください。

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング