女性が若々しくいるための秘訣を東洋医学から得る|大豆の賢い食べ方

2016/09/25/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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女性ホルモンのバランスをどう考えるのか

女性の若々しさを保つために必要な重要な要素のひとつは、女性ホルモンのバランスです。

この女性ホルモンのバランスを考える時、統合食養学のヘルスコーチである私個人にとって、西洋医学的なアプローチよりも東洋医学的なアプローチの方がとてもしっくりと腑に落ちます。

なので今回は、東洋医学的な考え方をご紹介しながら、西洋医学的なアプローチとの比較をしていきたいと思います。

女性ホルモンの話に入る前に、東洋医学の陰陽説について簡単に説明します。

陰陽説

東洋医学の中には、万物には、「陰」と「陽」のどちらかのエネルギーが存在していると考える陰陽説があります。

  • 「陰」のエネルギーの特性は上へ、外へ広がっていく力です。
  • 「陽」のエネルギーの特性は下へ、内へ収縮していく力です。

例えば、頭痛

頭痛の症状によって、頭痛を起こしているエネルギーが異なると考えられています。

例えば、次のように東洋医学では考えます。

  • きりきりと締め付けられるような頭痛は、「陽」の影響
  • ドクンドクンと頭が破裂してしまいそうな頭痛は、「陰」の影響

そのため、「陽」のエネルギーが強すぎることで起きる「きりきり頭痛」は「陽」のエネルギーをもった食品を控え、「陰」のエネルギーをもった食品や行動を生活に加えることで、解消できると考えられています。

「破裂しそうな頭痛」はその逆のことをすればいいのです。

西洋医学では、どんな頭痛もその原因に関係なく、アスピリンやイブプロフェンなど同じ頭痛薬で「痛み」という症状を抑えます。

一方で、東洋医学は、痛みの症状ごとに崩れたエネルギーのバランスを元に戻すという、異なるアプローチを執ります。

例えば、天候

雨のエネルギーは「陰」です。晴れのエネルギーは「陽」です。

雨降りの日の憂うつな気分は、「陰」の影響によると考えられています。そんな時は、次のような方法を執ることが推奨されます。

  • 「陰」の食品を控えて、「陽」の食品を食べる
  • あえて外出する
  • など

外出するなどの活動は「陽」のエネルギーをもっています。

雨の影響で「陰」に傾いたあなたのエネルギーを、「陽」のエネルギーをもったものごとを生活の中に取り入れることで、中庸にし、憂鬱な気分を晴らしてくれると考えられています。

陰陽は一定のリズムで入れ替わる

「陰」と「陽」は対立する関係にありますが、一定のリズム入れ替わっています。

一日の中でも次のようなサイクルが起きています。

  • 昼・・・「陽」
  • 夜・・・「陰」

または

  • 活動中・・・「陽」
  • 睡眠中・・・「陰」

食事と陰陽

常に「中庸」を意識して食事をすることで、エネルギーのバランスが取れると考えられています。

そのため、極端に「陰」の強い食品や、極端に「陽」の強い食品に偏って食べることを東洋医学では勧めません。

「陰」のエネルギーをもった食材と「陽」のエネルギーをもった食材の両方を使ってお料理を作ることや、一食の献立の中で「陰」のエネルギーをもったお料理と「陽」のエネルギーをもったお料理の両方を作ることなどが良いとされます。

海の食材は「陽」です。畑の食材は「陰」です。

例えば、畑から収穫したお野菜を昆布だしや鰹だしで煮炊きすることで、陰陽バランスが保たれます。ご飯を炊く時に、お米と一緒に昆布を一片入れて炊くと、陰陽バランスが保たれます。焼き魚料理にお野菜のお浸しを副菜として添えれば、陰陽バランスが保たれます。

体調不良が起こった時、最近、「陰」や「陽」に偏った食事をしていなかったか確認してみると良いかもしれません。

あなたの中の陰陽

東洋医学の陰陽説が唱えるエネルギーは、自然エネルギーだけでなく、あなたの中にもあります。

  • 五臓は「陰」で、六腑は「陽」
  • 背中は「陽」でお腹は「陰」

また、性別にも陰陽があり、女性は「陰」で、男性は「陽」です。

そして、年齢にも「陰陽」があります。

子供の時は「陽」です。しかし、歳をとるにつれ「陰」の要素が次第に増えていくと考えられています。

東洋医学では、原則的に、なにごとも「中庸」が好ましいと考えられていますが、女性は、もともと「陰」の性質をもっている存在なので、次のエネルギーバランスを保つことが好ましいと考えられます。

陰よりの中庸

例えば、男性と対等にバリバリ仕事をしている女性は、知らないうちにエネルギーが「陽」に傾いてるかもしれません。

というか、仕事をもっていない女性を探す方が難しい現代です。

生理痛やPMSがひどかったり、不妊に悩む女性が増えているのも、エネルギーが慢性的に「陽」に傾いてしまっている影響かもしれません。

男性の多い環境で仕事をしている女性で、女性ホルモン系の不調がある人は、「陰」のエネルギーをもった食品や行動を意識的に取り入れることで、エネルギーを「陰よりの中庸」に戻せたら、少し症状が楽になるのかもしれません。

自己主張が苦手な女性の陰陽バランス

反対に、周囲に圧倒されて、なかなか自分の本来の力を発揮できていないと感じている女性は、「陰」のエネルギーが強くなり過ぎているのかもしれません。

「陽」のエネルギーをもった食品や行動を取り入れることで、「陰」に傾き過ぎたエネルギーを中庸に戻すことによって、あなたの力を発揮できるようになるかもしれません。

歳をとると、ただそれだけで体内エネルギーは「陰」に傾きます。

「陰よりの中庸」が「ディープ陰」になってしまわないように、年齢が高くなるにつれて意識的に次のような対策が必要になります。

  • 「陰」のエネルギーの強い食品や行動を減らす
  • 「中庸」や「陽」のエネルギーをもった食品や行動を生活の中に増やす

そうするだけで、自然エネルギーと体内エネルギーの両方を調和させ、自然な若々しさを保つことができると考えられます。

気・血・水のバランス

東洋医学には、「ホルモン」という概念が存在しません。あるのは、「気」と「血」と「水」のバランスという概念です。

西洋医学で、女性ホルモンのバランスの乱れが引き起こすと考えられているさまざまな諸症状についても、「気・血・水」のバランスの乱れによると考えます。

特に、女性特有の不調に関しては、「血の道症(ちのみち・しょう)」と言われます。

西洋医学では、婦人科系の不調には、女性ホルモン剤を用いて、ホルモンに直接働きかけるアプローチが執られます。

一方、東洋医学では、体内の「気・血・水をバランスさせる方法が執られます。

実際、ホルモンに直接働きかけるアプローチは、医学的にも難しいことが課題です。最近では、エストロゲンとプロゲステロンの両方が含まれる混合剤が、しかも低用量で処方できるようになったことで、かつてのような副作用はほぼなくなったと言われています。しかし、女性ホルモン剤の投与には、薬そのものによる副作用だけでなく、他の疾患、特に、子宮内膜のがん子宮体がんや乳がん等の発症リスクを高めることが報告されているため、統合食養学のヘルスコーチとしては、お勧めできる方法ではありません。

ご参考まで『がん専門医に訊く「子宮体がんの診断・治療と今後について」東京慈恵会医科大学 落合和徳 教授』もご覧ください。

そうしたこともあり、生理痛や更年期症状の改善に漢方薬*を処方してくれる病院も増えています。ちなみに、漢方薬を処方してくれる病院は「統合医療」病院です。受診する前に、その病院が統合医療を提供している病院か否かを確認してくださいね。

*: 漢方薬に副作用がないわけではありません。日本の漢方薬は、多くの人がイメージする生薬ではありません。通常の医薬品と同じように、薬効成分のみを抽出して造られている化合物です。昔ながらの生薬をお求めの場合には、病院ではなく中医師がいる漢方薬局をお探しください。中医師とは、中国伝統医療の医師免許をもった人のことです。

東洋医学の陰陽説に基づく食品表をみると、同じ大豆でも、その加工の仕方によって陰陽のエネルギーが異なることが判ります。

大豆そのものがもっているエネルギーは「陰」だと考えられています。あまり加工されていない豆腐も「陰」です。

その大豆を発酵させると「陽」のエネルギーが増え始め、納豆は「中庸」、お味噌は「陽よりの中庸」に変化します。

大豆に小麦と塩を加えて作るお醤油は、「陽」のエネルギーをもっています。

「中庸」が基本とすれば、どの年齢の人も、大豆食品を食べるなら、納豆やお味噌などの発酵させた大豆食品が好ましいと言えます。

それを裏付ける研究が報告されていますよ。

国立がん研究センターは、『多目的コホート研究 JPHC』に参加している45歳~74歳の9万2,915 人(男性4万2,750人、女性5万165人)を平均14.8年間の追跡調査した結果を2020年に公表しています。

総大豆食品摂取量と全死亡との間には、関連性がなかったものの、男女とも発酵性大豆食品を食べた量と全死亡リスクに逆相関関係が認められています。つまり、発酵した大豆製品を食べる量が多いほど、死亡リスクが低くなるということです。

大豆食品(納豆、味噌、豆腐)別では、特に女性で、納豆と味噌の摂取量と全死亡リスクとの間に逆相関関係が認められています。納豆と味噌を食べる量がトップ20%に入る女性は、最下位20%の女性と比べて、死亡リスクが次のように低下していました。

  • 納豆・・・0.84倍(16%低下)
  • 味噌・・・0.89倍(11%低下)

男性ではその傾向は認められませんでした。なお、豆腐については男女ともリスクの低下傾向はありませんでした。

同じ国立がん研究センターの調査では、男女ともに納豆の摂取量と全心血管疾患死リスクに逆相関関係が認められています。

納豆を食べる量が多い人ほど、循環器(心臓と血管)の病気で死ぬリスクが低いということです。

納豆を食べる量がトップ20%に入る人は、最下位20%の人と比べて、全心血管疾患死リスクが次のように低下していました。

  • 男性・・・0.76倍(24%低下)
  • 女性・・・0.79倍(21%低下)

しかし、大豆と大豆製品を食べる量は、がんによる死亡リスクとは関係がなかったとのことです。

ただし、発酵食品を食べてはいけない人もいます。詳しくは、『発酵食品を食べてはいけない人』をご確認ください。

大豆にイソフラボンという、構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ている植物性エストロゲンが含まれていることが判明してから、大豆は多くの研究対象となっています。

植物性エストロゲンは、あなたの体内の女性ホルモンのバランスを維持・回復する作用があることが判明しています。

更に、イソフラボンに抗酸化作用や活性酸素消去作用があることが明らかされ、抗腫瘍効果(抗がん作用)があることがさまざまな研究によって示されています。

大豆と乳がんとの関係については『あなたが知るべき大豆と乳がんとの関係』をご確認ください。

なお、甲状腺機能低下症を発症している場合には、大豆製品はNGです。理由は、『あなたが知るべき大豆と甲状腺との関係』をご確認ください。

若々しさを保つスムージーの飲み方

美容に良いとかアンチエイジングに効くと言われている野菜やフルーツのスムージーですが、東洋医学的には、次のように言えます。

  • 生野菜のスムージーは「陰」
  • 生フルーツのスムージーは「強い陰」

「陽」のエネルギー溢れるまだ若い女性が、飲むのであれば問題はないのでしょう。

でも、若々しさが気になりだしたお年頃の女性は、スムージーよりも、根野菜をたくさん使った温かいスープがお勧めということになります。

あなたの納得が得られるのはどちらですか?

頭で考えるのではなく、体と対話してみましょう。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

女性ホルモンに関係する不調、例えば、生理痛やPMS、更年期症状など、それが例え漢方薬であったとしても、できるだけお薬に頼ることなく、毎日の食事とライフスタイルで改善できたら良いですね。

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じているのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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女性ホルモンを手懐ける方法についても教えていますよ。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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参考文献

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング