ソフィアウッズ・インスティテュートの公式ブログ「図書室」

バイオ個性で食べて健康と幸せを手に入れるホリスティック栄養学ヘルスコーチ

今、私達が手にできる、最も万能薬に近い特効薬は、何だと思いますか?

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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ところで、皆さん、歩いていますか?

東京に住んでいると、案外、歩きます。

そもそも車を所有していない人が多いです(私もそのひとりです)

渋滞があるので都内の移動は車よりも電車や地下鉄の方が、確実で便利です。結果、駅から目的地まで必ず歩かなければなりませんし、乗り換えも以外と距離を歩かされます。

しかし今は、新型コロナウイルの感染予防のため、三密になることが不安な電車移動はできるだけ避け、自家用車の利用を優先する人も増えているようです。また自宅にいる時間が長くなり体を動かす機会が減っているかもしれません。

地方にお住まいの場合は、コロナウイルスに関係なく、自家用車で移動する方が普通ですよね。ちょっとそこまでのコンビニにも車で行ったりします。

当然、運動不足が心配になりますが、何よりも歩かなくなることが、非常にもったいないのです。

新型コロナウイルスの感染予防の報道で耳にすることが多くなった米国の疾病予防管理センターCDC: the Centers for Disease Control and Prevention)

その、前センター長のトーマス・フリーデン医師は

「歩くことは、私達が今手にできる、最も万能薬に近い特効薬だ」

と、言います。

運動が健康にとって良いことは、もう耳にタコができるくらい、聞かされてきましたよね。

でも、特に歩くことが、具体的にどのように健康に良いのかを知っている人は多くないように思います。

今回は、歩くことがなぜ万能薬に近い特効薬なのか、意外なものも含め理由をお伝えします。

(裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています)

歩くことが万能薬に近い理由

1. 体重を増加させる遺伝子の働きを抑える

ハーバード大学の研究者が、12,000人の被験者の、肥満と関係する遺伝子を調査しています。

私達ヒトの遺伝子の32個が、肥満症を促進させる働きをすることが判っていますが、研究者は、これらの遺伝子が、実際にどれくらい私達の体重に影響をもっているのかを調査しました。すると、

  • 1日に1時間、毎日歩く被験者では、これらの遺伝子の働きが、約半分に抑制されていた

とのことです。

つまり、肥満症の遺伝子をもっていたとしても、毎日1時間歩くだけで、その遺伝子のスイッチを入れずに済むということです。

毎日1時間歩いたら、もちろんカロリーもそれなりに消費されることが期待できますが、それだけでなく遺伝子の発現まで変えられるというのは素晴らしいです。

やっぱり私達の運命は、遺伝子だけでは決まらず、ライフスタイルによって変えることができるということではないのでしょうか。

ただ、毎日1時間歩くというのは、なかなかハードルが高いですね。通勤時に行きに30分、帰りに30分、東京なら2駅分くらいの距離でしょうか。冬ならまだしも、猛暑下では工夫が必要ですね。

2. 甘いもの欲求を抑える

エクセター大学(the University of Exeter)による研究です。

  • 毎日15分間歩くだけで、チョコレートへの欲求が減り、落ち込んだ時でもチョコレートを食べる量が減った

ことが報告されています。また、最新の研究では、チョコレートだけでなく、

  • 砂糖を用いたお菓子全般への欲求を抑える効果がある

ことが報告されています。

チョコレート欲求の原因のひとつに、愛着ホルモンのオキシトシン不足があります。歩くことによって、オキシトシンと同じグループに属する、ドーパミン(快びのホルモン)やセロトニン(幸せホルモン)が増えることが判っています。きっとそうしたことからも、甘いもの欲求が治まってくるのでしょうね。

(参考:『甘いもの欲求を科学的に抑える布団ってどんな布団?』)

3. 乳がんの発症リスクを抑える

どんな運動であれ、身体運動が乳がんリスクを抑制することが様々な研究によって報告されています。

特に、アメリカがん協会(American Cancer Society)による研究は、

  • 1週間に7時間以上歩く女性は、1週間に3時間以下しか歩かない女性と比較して、乳がんを発症するリスクが14%低くなる

と、報告しています。

更に、乳がん発症リスクが高いと言われている肥満やホルモン充填剤を使用している女性においても、歩くことが、リスク抑制要因として働くことも報告されています。

1週間に7時間ということは、平均すると1日1時間。ここでも1日1時間という結論ですね。

(参考:『スポーツで乳がん予防ができる!?』)

4. 関節痛を和らげる

複数の研究が、歩くと関節痛が和らぐと、報告しています。

  • 1週間に約10km歩くことで、関節痛を予防できることも報告されています。

ウォーキングは、関節を潤し、筋力をつけることで、特に、骨関節炎になりやすい膝と腰を守ります。

5. 免疫機能を向上させる

ウォーキングは、風邪とインフルエンザの季節に私達を守ってくれます。

男女1,000人の被験者を対象とした調査では、

  • 1週間に少なくとも5日、1日に20分以上歩く人は、1週間に1回以下運動するだけの人と比較して風邪をひいた人が、約43%少なく
  • 風邪をひいた場合にも、短期間に回復し、症状も軽かった

ことが報告されています。

新型コロナウイルスが落ち着かないのに、もうすぐインフルエンザの季節を迎える今年、様々な予防法に歩くことを加えてみてはどうでしょうか。

ヒトは歩くようにできている

1歳になる頃から私達がやっている、足を右・左と交互に前に出すだけの動作に、こんなに多くの役割があるなんて、驚いてしまいます。

二足歩行を始めたヒトが腰痛になりやすいことなど、二足歩行の弊害については、時々耳にすることがありますが、二足歩行することが私達の健康とって、これほどまでに良い働きをしていることについては、あまり耳にしないのは残念なことです。

私達ヒトのご先祖が、二足歩行を選択してから、何万年が経ち、とうとう歩くことは、もはや私達にとって選択ではなく、不可欠な行為になったように思います。

腰痛予防のためにも、歩く時は姿勢に注意を払って歩きましょう。

正しく歩くことで、筋肉が正しい位置につけば、体型も美しくなりますし、膝や腰に不自然な負担がかからなければ痛めることもありません。

(参考:『歩き方を変えて、心とホルモンをバランス』)

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

参考文献:

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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