医薬品による不快な症状を緩和する統合食養学的アプローチ

2025/02/25/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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ナチュラルな方法を好む人たちの中には、薬を徹底的に嫌う人がいます。

確かに、薬はアンナチュラル(不自然)なものなのかもしれません。だって、自然に(ナチュラルなままに)任せておけば死に至る病気や怪我から、命を助けることもあるのですから、かなり不自然なものです。

マイケル・ポーランも次のように書いています。

「確かに、薬のほとんどは、自然の流れに逆らうように創られている。
死が、好ましいというよりも自然であるような状況において、
少なくとも薬は我々を死から救う。」

でも、TVドラマの「ミステリと言う勿れ」の中の久能整(くのう ととのう)君は、次のように語っています。

「人は自然の生き物なので、人がすることは全て自然の範疇だと思います。

人に1から蜂蜜を作れといっても、多分無理でしょう。
植物のように光合成をしろと言われても無理。

そんな神の領域みたいなことを、彼らは自然にやっている。
だとしたら、人間がする発明や、革新的技術を生み出すこともまた、
自然の範疇と言えるのではないか。」

マイケル・ポーランも似たようなことを数年前にニューヨークタイムズの社説『もはや”ナチュラル”には何の意味もないのか?』に書いていました。

「我々人類は、他のすべての種(しゅ)を創り出したプロセスと同じプロセス
– 自然淘汰 – の結果、存在している。
つまり、我々も、我々が為すことも、全てナチュラルだということになる。」

でも、この言葉には、次の言葉が続きます。

「しかしそれは、全ての物質は分子でできていると言っているのと同じだ。
つまり何も言っていないのと同じだ。」

さて、あなたは、ナチュラル派ですか?

では、あなたが信じる「ナチュラル」とは、どこまでのことでしょうか。

さて、統合食養学は、食事について、マイケル・ポーランの言葉を借りれば「100年前のひとが食べ物だと認識できないようなものは食べない」という姿勢を貫いています。食品添加物などが多用されていない自然食品を食べることを勧めます。

ここでは、どこまでが「自然」食品なのかという議論は横においておきます(笑)

統合食養学は、薬や医療を完全に否定するものではありません。

統合食養学が目指すのは、第一には食事による病気の予防です。

次に日常で時々起こるさまざまな不調の食事による改善です。この点において統合食養学は薬を代替すると言えますね。

そして、医療による治療や処方薬が延命にとって必要になった時には、治療を食事で補完する役割を担います。代替することではありません

どんな病気にかかっていても、どんな治療を受けていてもいなくても、あなたは食事をします。

だから、その食事が治療を後押しするものであることが重要です。

治療に並行して、治療を後押しするサポートを提供することが統合食養学のヘルスコーチの役割のひとつです。

統合食養学のアプローチによって、薬の副作用を和らげたり、慢性疾患の症状を穏やかに改善に向かわせることができます。統合食養学のアプローチに従うことで、時間をかけて薬を減らしていくことさえも可能にします。

でも、食事にリスクがないわけではありません。

病気によっては食べてはいけない食品もあります。処方されている薬によっては避けなければならない食品もあります。調理法を工夫しなければならない場合もあります。

ですから、お医者様との協力は不可欠です。

現代医療と統合食養学/自然療法の、両方の長所を組み合わせることで、健康回復への道のりを穏やかにすることができます。

今回は、一般的に処方されることの多い特定の薬を服用することで起こる不快な4つの症状について、食事で改善する方法をお伝えします。

ただし、ここでお伝えする方法を試す前には、必ず、あなたの主治医に、これがあなたにとって適切かどうかを確認してくださいね。

また、栄養素の名前をお伝えしますが、サプリメントからではなく、食品から食事を通して栄養を摂るようにしてくださいね。なぜなら、サプリメントと医薬品を一緒に用いることには注意が必要だからです。そのことについては、最後にお伝えしています。

スタチンは、コレステロール低下薬に使われる成分です。血圧を低下させる作用のある薬にも、スタチンが混合されているものがあります。

スタチン系の医薬品は、副作用として筋肉痛が起こすことがあります。

CoQ10(コエンザイム Q10)は、心臓のエネルギー生成をサポートして、スタチンによる筋肉痛を和らげます。

もしスタチン系の医薬品を服用していて、原因不明の筋肉痛があるのでしたら、CoQ10 を多く含む次の食品を意識的に食べることをお勧めします。

詳しくは『コエンザイムQ10』をご確認ください。

抗生物質は、病原菌だけでなく腸内の善玉菌も殺してしまいます。その結果、膨満感や下痢、便秘、イースト菌感染症を引き起こすことがよくあります。

抗生物質によって失われる腸内の善玉菌を食事によって補給することが必要です。特に、代表的な善玉菌である乳酸菌とビフィズス菌を多く含む発酵食品や、サッカロミセス・ブラウディという酵母菌を多く含む食品がお勧めです。

抗生物質を服用している間は、次の食品などを抗生物質の服用から2時間空けてから意識的に食べるようにしましょう。

  • ヨーグルト
  • ケフィア(ケフィアには酵母菌が含まれています)
  • 玄米甘酒
  • お漬物、ザワークラウ、トキムチ
  • など

痛み止めなど鎮痛作用のある薬、例えば、頭痛薬や生理痛改善薬などには、消化を遅らせる作用があるため、便秘を引き起こすことがあります。

鎮痛剤による便秘を解消するために、便秘薬を服用することは、一時的な解決になるかもしれませんが、長期間に渡って使用し続けることは好ましくありません。

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いくつかの特定の医薬品は、服用することによって痩せにくくなったり、太りやすくなります。

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