目のかゆみに効くナチュラルレメディ

2024/02/15/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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この季節、目にかゆみを感じている人多いのではないでしょうか。

そういう私も花粉症が治ったとはいえ、弱い目だけは時々赤くなったりかゆくなったりします。

そこで、私が学んだ、目のかゆみに効く(かもしれない)方法をお伝えします。

もちろん、最初にあなたがしなければならないのは、その目のかゆみの原因を突き止めることです。花粉症なのか、その他のアレルギーなのか、それとも何かの眼性疾患なのか。

今回お伝えする方法は、目の病気ではない場合の、目のかゆみを緩和する方法です。

「上手に利用する」と書きました。

なぜなら、抗ヒスタミン剤を常用することはお勧めできないからです。

既にアレルギーで目が赤く腫れあがったり、日常生活に支障がでるほど痒みがひどい場合には、とりあえず、眼球を傷つけないためにも、少量の抗ヒスタミン剤を服用するか、目だけの症状であれば、抗ヒスタミン剤が配合されている目薬を使って、素早く炎症を抑えることが必要です。

でも、そのお薬の効果に頼って、抗ヒスタミン剤を常用することはお勧めしません。

抗ヒスタミン剤の影響については『抗ヒスタミン剤』をご確認ください。

洗うと言っても水道水で洗うのはお勧めできません。水道水の中に含まれている殺菌剤が返って眼球を傷つけてしまう可能性があるからです。

水道水ではなく、精製水を使いましょう目の洗浄用のカップを使うと簡単です。

精製水も洗浄用のカップもドラッグストア/薬局で購入できます。

目を冷やすことで炎症が緩和されて、かゆみを抑えることができます。目を冷やす方法にはいくつかあります。

ハンドタオルやハンカチを冷水で濡らして目に当てます。炎症が治まり目が楽になります。

かゆみで目をこすりたい衝動が起きた時にも、冷やした濡れタオルで目を優しく押さえることで、改善します。こすればこするほど、炎症が増してしまうので、冷やし濡れタオルは便利です。

両方とも目に良いと言われているハーブです。

冷やし濡れタオルを作るときに、アグリモニーまたはアイブライトでインフーズドウォーター(浸水液)を作って、それにタオルを浸して目を冷やすとより効果的です。

両方ともハーブを扱っているお店で購入できます。

よく目にする光景かもしれませんが、きゅうりのスライスを目の上にのせておくのは、とても効果的です。

きゅうりには、熱を取り除き、炎症を抑える成分が含まれています。きゅうりの詳しい機能については『きゅうり』をご確認ください。

これらの食品には、ケルセチンと呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。ケルセチンは、天然の抗ヒスタミン剤です。

厚生労働省の食品成分表にケルセチンの登録がないため、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構が2015年に発表した、日本人が日常的に口にする食品の中でケルセチンを多く含む夏と冬の食品リストと、海外の研究者によって調査された複数の研究論文を用いて、上の一覧表を作成しています。

ケルセチンの抽出に用いられた方法が研究ごとに異なることから、単位は揃えましたが、数値(ケルセチン量)には、ある程度の誤差や幅があることをご承知おきください。なお、数値は全て「生」の食材からの抽出量です。

ケーパーがダントツにケルセチンを含んでいることが分かります。

ケーパーは主菜にはなり得ませんし、毎日100gも食べるようなものでもありません。でも、ケーパーを毎日1g食べたとしても、サニーレタス100gを食べるよりも多くのケルセチンを含んでいるようです。

毎日食べるようなものではありませんが、少量で抗ヒスタミン作用が期待できるなら、便利な食材ですね。

赤玉ねぎにケルセチンが豊富に含まれているとするネット記事を目にしたことがあります。しかし、少なくとも私が調べた中での研究論文では、赤玉ねぎに含まれているケルセチン量は、100g中0.6mgで、上の一覧表では欄外(ランク外)となりました。

赤玉ねぎにはポリフェノールが多く含まれていることは確かです。しかし、そのすべてがケルセチンではありませんから、ポリフェノールの合計量が多いからと言って、ケルセチンが多いとは限りません。

農業・食品産業技術総合研究機構が調べた国産の食品だけに限定して一覧にしたのが下の表です。

ブロッコリーの旬は冬なのですが、夏に育つブロッコリーの方が冬の3倍のケルセチンを含んでいるのが意外でした。

また、玉ねぎは、夏に収穫したものを冬まで保存しておくと、ケルセチン量が多くなるとのことでした。

ざっくりとした私の印象では、夏に収穫される食品にケルセチンが多く含まれている傾向があるように思いました。

海外の研究では、ほうれん草や蕎麦の実からケルセチンが検出されていますが、研究機構の調査では、ほうれん草は夏も、旬の冬も、両方とも不検出でした。その他、研究機構の調査によってケルセチンが検出されなかった国産の食品は次の通りです。

  • 長ネギ
  • ほうれん草
  • じゃがいも
  • 赤しそ&青しそ
  • キャベツ
  • 春菊
  • 白菜
  • 乾麺の蕎麦を茹でたもの

次のハーブには、抗ヒスタミン作用や抗炎症作用があると考えられています。

ひとつひとつのハーブティとして楽しむのも良いですし、ブレンドして楽しむのもありですね。ブレンド茶なら『ハーブティブレンド|花粉症対策』も併せてご参照ください。

また、東洋医学がお勧めする目のアレルギー症状の緩和によい薬茶は『目の症状に効く薬茶』をご確認ください。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

目のかゆみは、ホントに不快ですね。今回お伝えした方法が少しでも日々の生活を楽にすることができたら嬉しいです。なお、今回お伝えした方法だけでなく、『季節性アレルギー症状を緩和・改善する統合食養学的アプローチ』もご確認ください。

でももしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング