NHKスペシャル「新型コロナ 全論文解読~AIで迫る いま知りたいこと」を観て

2020/11/10/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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NHKの新型コロナウイルス特別番組

2020年11月8日(日)のNHKスペシャルの新型コロナウイルス特別番組を観ました。現在までに世界中で発表されている20万本以上の新型コロナウイルスに関する論文をAIに読み込ませ、データを分析して見つけた事柄を報告する内容でした。ご覧になった方も多いと思います。

見逃したという方は、11日0:30分(10日24:30)から再放送されます。また、それも見逃す可能性の高い方は、NHKが短い動画3本にまとめてくれているサイトがありますので、こちらをご覧いただければと思います。

こちらには、私自身の備忘も兼ねて、番組の骨子と、その中で私が疑問に思って調べてみたことなどについてご報告したいと思います。

今年の冬はどうなるのか?

冬に感染が高まるとの予想が出され、その時に重要となるキーワードが3つ紹介されていました。

気温と湿度とビタミンDの低下

気温が24度を下回り湿度が20%以下になると、新型コロナウイルスが15時間以上生存し続けるとのこと。

また、冬場の日照不足により、体内で合成されるビタミンDの量が減ることで、新型コロナウイルスに感染しやすくなるとのことでした。

私達の免疫力にとってビタミンDの大切さについては、セルフドクターコースの中でも、今年の特別講座の中でもお伝えしてきましたが、20万本以上の論文のAI分析もそれをちゃんと裏付けてくれていますね。

ビタミンDについては『ほぼ全ての細胞が必要とするビタミンDはほぼ全ての機能と関係している』をご参照ください。

日本人を含むアジア人の死亡率が非常に低い理由

こちらについては、様々な側面からの検証が進められているそうですが、今回番組では、2つの要因を紹介していました。

1. 交差免疫

過去に感染したことのあるウイルスによって生じた抗体の能力がある一定期間保たれ、類似したウイルスに対しても効果を示すことを指す言葉です。

新型コロナウイルスに感染した後に重症化する割合が、過去に季節性のコロナウイルスに感染したことのある人では4.8%であるところ、ない人では28.1%と5倍以上になるとのことでした。

また、日本人の75%が新型コロナウイルスに対しての交差免疫をもっていると推計され、感染しても軽症あるいは中等症で治まる可能性があるそうです。

2. マスク

これは、「日本人がマスクをするから感染しにくい」ということかと思ったら、そうではなく、「マスクをすることで微量感染する」から良いということでした。

マスクを通して微量に感染することで、徐々に抗体が体内で造られるため、重症化しない

つまり天然の生ワクチン接種をマスクを通してしているからだということです。

面白いですね~。

と、いうことは、99%もウイルスをシャットアウトできる高機能のマスクよりも、ある程度ウイルスを通す、布や不織布やウレタンのマスクが結果的に良かったということになりますね。

何が功を奏するか分かりませんね。

マスクをしていた人の 92.3% が免疫を獲得していて、無症状だったという報告もありました。

新型コロナウイルスの収束の目安

来年の夏以降とする科学者が最も多かったようですが、それもワクチンが開発されたことが前提ですから、ワクチンがなければもっと長引くとの予想でした。

ちなみに、ワクチンが開発されても、終息はせず、収束するだけのようです。

最終的には季節性ウイルスとして残り続けるという見方が大勢です。

そのため、ワクチンに期待するのではなく、自然免疫を高めることに努力すべきだということでした。

公認統合食養ヘルスコーチの私としても、本当にそう思います。自然免疫はウイルスが新型であろうと旧型であろうと、無差別に働いてくれる優れものですし、私達自身の努力で安全に強くすることができるのですから、まずそこですよね。

マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースの12のレクチャーの中には、自然免疫力を高める方法についてのレクチャーが含まれています。

新型コロナウイルスの脅威

新型コロナウイルスの症状は多岐にわたります。またウイルスが体内からいなくなった後も様々な後遺症が残るケースが多いのも特徴的です。

ウイルス感染後の後遺症については、『ウイルス感染後疲労症候群(PVFS)』をご参照ください。

新型コロナウイルスの奇妙な症状の中には、幻覚や脳卒中や「脳の霧」など、脳に関するものがいくつかあります。

脳の霧(Brain Fog)|頭がぼーとして、記憶できなくなったり、文字が書けなくなったり、認知症の症状、めまい、頭痛、倦怠感などが起こる現象

3か月以上も続くことがあるようです。

脳も例外ではない全身に起こる炎症

新型コロナウイルスは、細胞の外側にあるACE II(エース2)受容体と結びつき、そこから細胞内に入り込むことが判明しています。

ACE II受容体は、肺、腎臓、心臓の細胞に主に存在していると思われてきましたが、脳や全身に分布しているとのことです。そのため、新型コロナウイルスは、脳や体のどの臓器からでも体内に入り込むことができ、その場所で炎症を起こすことから、様々な症状が全身に起こるのだそうです。脳の霧も脳細胞の炎症によって引き起こされた症状だということでした。

そのため、ACE II阻害剤との関係を少し調べてみました。ACE II阻害剤を処方されている(高血圧や心臓に問題をもっている)人は重篤化しやすいとの研究報告が多くありました。

44歳前後の女性がやばい

平均44歳の女性の80%(10人に8人)が、感染後の後遺症が長引く傾向にあるとのことでした。

それは、子孫を残す使命をもって生まれた女性特有の自己免疫の強さに起因します。自己免疫疾患が男性よりも女性に多いのもそのせいです。

冬場の予防対策

いくつかある対策のうち、次の2つについて番組では取り上げられていました。

1.加湿

部屋の湿度は、40%~60%に保つとよさそうです。

喉の奥の線毛の動き

呼吸によって喉に入り込んだ異物を、喉に生えている線毛が外に押し戻してくれるのですが、その動きの活発さが湿度によって大きく変わることが示されました。

  • 湿度40%~60%|線毛が早く活発に動き、異物を押し戻す力が強い
  • 湿度10%|線毛が動かなくなり、異物を押し戻せなくなる

空気中のウイルスの動き

  • 湿度60%|飛距離が短く、遠くまで届くウイルスの数が50%減少
  • 湿度10%|飛距離が長く、遠くまで届く

また、鼻の温度が33度以下になると、ウイルスが増えるとのことですから、冬場、鼻までしっかりマスクでカバーして温かくしておきたいですね。

2. 222 nm 紫外線

紫外線に殺菌作用があることは昔から言われていたことですが、 222 nm(ナノメートル)の波長の紫外線が人体に無害でかつウイルスに対して効果があったとのことです。

たった10秒でウイルスを死滅させることができるのだそうです。

その波長の紫外線は太陽光に含まれているのかどうか疑問になり少し調べてみました。含まれているのなら、なおさら、日光浴したいですよね。

222nmの紫外線は本当に無害なのか?

紫外線には、A波・B波があることは化粧品会社の宣伝で皆さん良く知っていることと思います。でもUV-C/紫外線C波 (波長 200–280 nm)と呼ばれる、殺菌作用が強い、しかし、生体に対する破壊性も強い紫外線も存在します。

実際には、オゾン層で守られているので、地表には到達しないことになっている紫外線です。ただし、近年、オゾン層の破壊が問題になっているのは、このC波が地表に届いてしまうことの危険性からです。

波長の長さだけでみたら、222 nm の紫外線はこのC波に含まれます。

そのため有害なのではないかと思うのですが、しかし、NHKが紹介した研究では、「222 nmは人体に無害」とのことなので、一般的なC波とは異なるタイプと考えて良いのだろうかと、いうのが私の疑問です。

浴びても安全なものなのか不安になりました。

既に、病院などの施設に対して、222 nm の紫外線を発するランプ/電灯などが販売され実用化されているそうですが、どなたか詳しい方、教えていただけると嬉しいです。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

以上で私のまとめは終わりですが、今朝、このままGO-TOで浮かれていると年末までに東京の感染者が爆発的に1,000人を超えて、ロックダウンのお正月になってしまう可能性があると偉い先生がおっしゃっていました。

くれぐれもそうならないように、今一度、感染予防を徹底していきましょうね!

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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