バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
お医者様にはできるだけオープンに正直に話すことが重要
お医者様と話をする時には、できるだけご自分の症状についてオープンに正直に話すことが重要です。
お医者様は、あなたの症状について、関連性を見極める上で、できるだけ多くのことを知る必要があり、それが適切な治療を可能にします。
例えば、あなたは血糖値が高く、しばしば肌荒れが起きることがあり、おしっこの出が悪くなっていて、頭に汗をかき、気鬱だったとします。
でも、あなたはお医者様に血糖値のことだけを伝えて、他の症状については無関係だと自己判断し何も伝えなかったとします。
すると、たぶんお医者様は
- メトフォルミンなど、血糖値を下げる薬を処方し
- 血糖値を上げないような食事をするようアドバイスし、また、
- これから毎食後、小さな針を指に押し当てて血糖値を測ることも指示されるかもしれません。
もちろん、この診療には何の問題もありません。
でも、もしあなたが他の症状についても伝えていたら、たぶんお医者様は、あなたのビタミンD欠乏の可能性に気づき、ビタミンDを摂ることを指示したでしょう。
あなたはメトフォルミンを飲む必要も、毎食後血糖値を測る必要もないわけです。
ちゃんと伝えないことで、あなたは自分から適切な治療を放棄していることになるだけでなく、必要もない薬を飲むハメにご自分を陥れていることになります。
ビタミンDは900以上の遺伝子のスイッチに影響している
ビタミンDの欠乏は、上でご紹介した症状の他にもあります。
ビタミンDの受容体は、活性化したビタミンDと結合し、900以上の遺伝子のスイッチのオンオフに影響を与えていることが判っています。
つまり、ビタミンDが欠乏すると、理論的には、何百もの不調が現れてもおかしくないことになります。ビタミンD欠乏の主な症状については『ほぼ全ての細胞が必要とするビタミンDはほぼ全ての機能と関係している』をご確認ください。
ビタミンD欠乏が原因かもしれない稀な症状
今回は、ビタミンD欠乏でも起きる稀な症状についてお伝えします。
こんなにあるんですよ。
- ニキビ
- 肌荒れ
- 大汗
- 血糖値が下がらない
- 不整脈
- 涙目
- 倦怠感
- 下痢・便秘
- ムクミ
- おしっこの出が悪い
- 骨折
- 自己免疫疾患の悪化
- 体の痛み
- 認知機能の低下
- 筋力低下
- 勃起不全
- 神経症
- 白内障
- ドライアイ
- くしゃみ
- アレルギー
- 高血圧
- 感染症にかかりやすい
- 扁平苔癬(へんぺいたいせん)|体の様々な部分、ときには口腔内や性器に、赤色または紫色の小さな隆起した発疹が現れる、かゆみを伴う再発性の病気で、最初に現れる発疹は1つずつ離れていますが、次第に複数が融合していき、ザラザラした鱗屑(うろこ状のくず)を伴う斑になる。
こうしたビタミンD欠乏症の多くの症状には、不必要な薬が処方されてしまう可能性が潜んでいます。
ちゃんと全てを伝える
ちゃんと全てを伝えることが適切な指導を受ける上では不可欠です。
例えば
- 冬になると起こるうつ「ウインターブルース」(季節性うつ)には、抗うつ剤が処方されることが一般的ですが、ビタミンD欠乏でも起こります。
- 勃起不全の原因には複数ありますが、ビタミンD欠乏もそのひとつです。
- 脇などの大汗は、ボトックス注射によって抑える治療がなされることが多いですが、ビタミンD欠乏が原因していることもあるのです。
ビタミンD欠乏が、主原因であろうと、端原因であろうと、ビタミンDの関与を疑うためには、あなたからの十分な情報の提供が必要なのです。
このことは、お医者様だけでなくヘルスコーチに対しても、自己判断せずちゃんと全てを伝えていただくことが、あなたがちゃんと適切な指導を受けるために重要なことです。
ビタミンDを摂る方法
1. 日光浴
私達は、紫外線を浴びることで自前でビタミンDを作ることができます。夏の太陽を浴びて造られたビタミンDは肝臓に蓄えられて、日照時間が短くなってビタミンDが不足しがちになる冬を健やかに過ごすことができるよう利用されます。
今年の夏は、コロナ禍にあって、あまり外に出なかったという人も多いのではないかと思います。また、そもそもコロナ禍でなくても、日ごろから日焼けを気にして、常に日焼け止めを塗って紫外線を避けるような生活をしているという人もいるでしょう。
そうした場合、ビタミンD欠乏予備軍、あるいは、既に欠乏している可能性があるのではないでしょうか。阪樟蔭女子大研究チームが2017年に発表した研究によれば、週3日以上日焼け止めを塗る習慣のある人は、血中ビタミンD濃度が通年で欠乏状態にあると報告しています。
紫外線は浴び過ぎたらもちろん良くありませんが、ほどほどに浴びる方が体には良いのです。
統合食養学のヘルスコーチとしては、夏にはちゃんと紫外線をほどほどに浴びて、冬の分のビタミンDもちゃんと貯蔵しておくという、昔ながらの生活を見直してほしいと思うのです。
2. 魚や卵を食べる
魚と卵には、私達が自分で造るのと同じ型(D3)のビタミンDが含まれています。
どんな魚にも大抵ビタミンDが含まれていますので、紫外線を避ける生活をされている方は特に、お肉よりもお魚を食べて欲しいですね。
3. キノコ類・クロレラを食べる
お野菜の中で、ビタミンDを含んでいるのは、ほぼキノコだけです。また藻類のクロレラにも含まれています。でも、キノコもクロレラも植物ですから、含んでいるビタミンDの型が私達動物とは異なります。
キノコ類には、ビタミンDだけではなく、素晴らしい栄養素をもっていますので『椎茸』もご覧くださいね。
詳しくは『ビタミンD』をご覧ください。
4. サプリメントで摂る
サプリメントで摂ることも選択肢となります。
でも、サプリメントで摂取することには、問題が無いわけではありませんので、注意が必要です。詳しくは『ビタミンD』をご覧ください。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
統合食養学のヘルスコーチとして、私が優先するビタミンDの補給方法は、次の順番です。
- 日光浴して自分で造る(自産自消、笑)
- 魚と卵を食べる
- キノコを食べる
- クロレラを利用する
・
・
・ - サプリメントを飲む
です。
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