ソフィアウッズ・インスティテュートの公式ブログ「図書室」

バイオ個性で食べて健康と幸せを手に入れるホリスティック栄養学ヘルスコーチ

心臓の弱い人・心疾患がある人は飲んではいけない3つのサプリメント

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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サプリメントは「健康補助食品」- 薬でも食事でもありません

健康や若々しさを保つためにサプリメントが良い働きをしていると考えている人は多いです。確かにサプリメントのパッケージには、健康を約束するような文言が並んでいます。

でも、飲み方や作用をちゃんと理解していないと、健康を害してしまうものがあるんです。

サプリメントは「健康補助食品」です。食品です。医薬品ではありません。

表のパッケージにいくら魅力的な言葉が並んでいたとしても、サプリメントの効果については、科学的な裏付けも安全性の保障もないまま販売されているものも多いんです。

また、サプリメントの中にいったい何が本当に入っているかは誰にも分かりません。例えば、サプリメントの製造工場には、医薬品製造工場ほどの厳しい基準が課されていません。そのため不純物が混入していることだってあり得るのです。

そうして、多くの消費者から重篤な副作用が報告された後に、消費者庁が販売の規制をするという後付けの保護しかありません。

皆さんもそうしたニュースを時々目や耳にしたことがありますよね?犠牲者が多数出るまでサプリメントの安全性は誰も確かめてはくれないのです。(国民生活センターが時々、話題の成分について市販のサプリメントの調査をしていますが、それも既に販売されている商品が対象であり、発売前の安全性の確認ではありません。)

(サプリメントの選び方については、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースの中で詳しく教えています。)

ただ言えることは、

健康や若々しさを保つためには、サプリメントだけに頼るのではなく、複数のことを組み合わせて行うことが必要

例えば、

  • 健康的な食事(サプリメントは食事の代わりにはなりません。あくまでも補助食品です。)
  • 定期的な運動
  • 良質な睡眠
  • ストレスの解消

などです。

今回は、心臓疾患予防にとってリスクとなり得るサプリメントについてお伝えします。

心疾患予防の薬を服用している人は飲んではいけない

1. 紅麹

紅麹は、白米に育つ麹菌の一種です。

最近、赤色の合成着色料(食紅・赤色○号)の代わりに、天然の着色料として用いられることが多くなった菌です。私も合成着色料よりも紅麹で着色された食品を選んで購入します(もちろんベリーなどで赤く着色されたものがあれば、その方がより安心ですが・・笑)

紅麹には、モナコリンKという活性成分が含まれていて、これは、コレステロール低下薬のロバスタチン(メバコール)の主成分と同じ物質です。

問題点

どのくらいの量のモナコリンKがひとつひとつの紅麹サプリメントに含まれているのかを知ることはできません。紅麹は自然食品ですから、モナコリンKをまったく含んでいないものもあれば、医薬品と同じくらいの量を含んでいるものもあります。

スタチン系医薬品を服用しているのであれば、薬効を過剰にしてしまうことになりかねません。過剰摂取によって筋肉痛が起こるだけでなく、命に係わるような筋肉組織の破壊が起きることもあります。

心臓は、ほぼ筋肉でできています。心臓だけでなく他の臓器の多くが筋肉でできています。

スタチン系医薬品を服用していない場合は、心配ありません。

2. L-アルギニン

L-アルギニンはアミノ酸の一種です。

血管を弛緩拡張させる一酸化窒素分子の材料となります。そのため、L-アルギニンのサプリメントは、血行改善血圧改善勃起促進効果があるとして販売されています。

問題点

「心疾患をもっている人は、
L-アルギニンのサプリメントを飲んではいけません。」

と、ハーバード大学メディカルスクールの助教授で、サプリメントを専門的に研究しているピーター・コーエン医師はおっしゃっています。

心臓発作サバイバーに対するL-アルギニンの効果を調べようとした研究がありましたが、この研究は、被験者が早期に6人も死亡してしまったことから、中止に追い込まれたものです。

そのため、次の医薬品を服用している人は、Lアルギニンのサプリメントを飲んではいけません。

  • 降圧剤| L-アルギニンが血圧を危険なレベルまで低くしてしまう可能性
  • 抗血液凝固剤|L-アルギニンによって出血リスクが高まる可能性(体内出血→心筋梗塞、脳出血→脳梗塞)
  • ACE阻害剤|L-アルギニンが血中カリウム濃度を急上昇させてしまう可能性(吐き気、嘔吐、胃腸不良、しびれ、知覚過敏、筋肉・神経症状、不整脈等)

3. ニンニク

ニンニク系のサプリメントは、コレステロール値と血圧を下げると謳っているものが多いです。しかし実際にニンニクがコレステロールを下げるかを検証した研究の結果は一貫していません

例えそれが、生ニンニクであろうと、乾燥ニンニク粉末であろうと、熟成ニンニクエキスであろうと同じです。

ほんの僅かな研究だけが、ニンニクのサプリメントが血圧を僅かに下げたことを報告しているにすぎないと、コーエン医師はおっしゃいます。

問題点

とは言え、ニンニクのサプリメントが、心臓のための医薬品の作用に影響を与えることが危惧されます。そのため、次の医薬品を服用している人は、ニンニクのサプリメントを飲まない方が良いでしょう。

  • 降圧剤| 血圧の危険な低下
  • 抗血液凝固剤| 出血
  • コレステロール低下薬| 筋肉組織の破壊

心臓のための医薬品を服用していない人は飲んでも構わないのか?

「ニンニクのサプリメントを飲むことが、
ニンニクを食べること以上に効果があるという証拠を
私は見たことがありません」

と、コーエン医師はおっしゃいます。

統合食養ヘルスコーチからの提案

統合食養ヘルスコーチの私としても、コーエン先生に賛成です。

まだ心臓のための薬が処方されていない健康な人が、心臓のために(心疾患予防のために)何かしたいのであれば、

  • 大豆や大豆製品
  • 鰹節、煮干し
  • ニンニク
  • 葉物野菜
  • アーモンド

をお料理に使うようにするだけで、上記した成分の全てが程よく、過剰になることもなく摂れます。

上で紹介したような心臓のための薬を既に服用されている方は、サプリメントではなく、食事を改善することで、徐々に薬の量を減らしていける(薬が減らせるくらい状態が改善する)ように思います。

そして、サプリメントをどうしても飲みたいのであれば、お医者様にご相談した上でご判断ください。

補足:カルシウムのサプリメントはどうなのか?

数年前に、カルシウムのサプリメントが心臓発作の原因となることが発表され大きな騒ぎとなりました。その当時、カルシウムサプリメントは、更に脳障害とも関係していることが示唆されていましたが因果関係までは証明されていませんでした。(参考『カルシウムのサプリメントと心疾患、脳障害、アルツハイマー病、骨粗鬆症との関係』)

一方、ここ2-3年の間に、カルシウムのサプリメントが脳・神経疾患を起こす原因になっていることが認められ、逆に、心疾患リスクとの因果関係については否定されています。

そのため、今回の記事の中心としては取り上げませんでした。しかし、このあたりの因果関係については、もうしばらく今後の研究報告を待ってから結論を出した方がよさそうに思います。

ただ、カルシウムの摂り過ぎが、高カルシウム血症を起こすことは確実ですし、そうなれば、吐き気、嘔吐、その他の神経疾患が起こります。また、カルシウムのサプリメントの過剰摂取による腎臓疾患と悪性前立腺がんとの関係性も新たに報告されています。

例え心疾患リスクを高めなかったとしても、脳疾患リスクや腎臓疾患、前立腺がんのリスクを高めるのであれば、どっちにしてもカルシウムのサプリメントは飲まない方が良いと私は考えます。

参考:『骨粗鬆症を予防して骨を健康にする食品は?ヒント:カルシウムじゃありません

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:

3 supplements that may harm your heart”, January, 2021, Harvard Health Letter

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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