
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
嗅覚障害で死亡リスク上昇
『JAMA耳鼻咽喉科- 頭頸部手術(JAMA Otolaryngology–Head and Neck Surgery)』誌に掲載された研究は、嗅覚障害と死亡リスクの関連性を裏付ける証拠を示しています。
そして、そこには神経変性疾患と虚弱性が大きな役割を果たしていることを明らかにしました。
スウェーデンのカロリンスカ研究所老化研究センターは、平均年齢72歳の2,500人以上の参加者を対象にスウェーデン国立高齢化ケア研究の縦断的データに、6年目と12年目の追跡調査で用いた「嗅覚識別テスト」の測定値も含めて解析しています。
1. 嗅覚識別テスト結果と死亡リスク

参加者は、回答の正答数に基づいて次の3つのグループに分類されました。16点満点です。
- 正常嗅覚・・・正答数11~16
- 低嗅覚症・・・正答数7~10
- 無嗅覚症・・・正答数0~6
嗅覚識別テストで誤答が増えるごとに、全死亡リスクが次のように上昇することが明らかになりました。
- 6年目・・・6%
- 12年目・・・5%
しかも、正常嗅覚のグループと比較して、無嗅覚症のグループでは、死亡リスクが70%も高いことが示されています。
2. 神経変性疾患死に関係
嗅覚低下と関連した死亡の直接的な原因は次の順でした。
- 神経変性疾患
- 呼吸器系疾患
- 心血管系疾患
嗅覚低下を示した人は、神経変性疾患で亡くなることが最も多いことを意味します。
嗅覚は感覚なので、やっぱり、神経の働きと関係のある病気での死亡と関連しているようですね。
3. がんによる死亡とは無関係
しかし、嗅覚は、がんやその他の原因による死亡とは関連がないことも示されました。
味覚と嗅覚
いくつかの研究によって、人が味覚として認識しているものの大部分は嗅覚によることが示されていることから、嗅覚と味覚の関連性が重要になると研究者は述べています。
「嗅覚障害のある人は、食べる量が減ったり、
食生活が悪化したりすることを示唆する研究がある。
しかし、
自分の嗅覚が低下していることに気づいていないことも多い。」
味覚と死亡リスク

2011年~2014年の米国の国民健康栄養調査の40 歳以上の成人データ(7,000人超)と全米死亡指数(NDI)の情報を使用し、味覚(塩味、酸味、甘味、苦味)の主観的低下と死亡リスクとの関係が調査されています。
結果、25歳以降に味覚が低下した自己認識のない人と比較して、自覚のある人では死亡リスクが47%も高いことが示されました。
味覚低下がないと報告した人と比較し、味覚低下があると報告した人の死亡リスクは、各味覚ごとに次の通りでした。
- 塩味覚の低下・・・1.65倍
- 酸味覚の低下・・・男性のみ1.69倍
- 苦味覚の低下・・・女性のみ1.63倍
一般的には、ある味覚が低下すると、その味つけが濃くなります。
例えば、塩味覚が低下すると、塩を大量に使用しないと塩味が感じられないため、結果、塩分過多になります。
東洋医学の五行説では、苦味覚の低下は心機能の低下、酸味覚の低下は肝機能の低下、そして、塩味覚の低下は腎機能の低下と関係していると考えます。
高塩分によって高血圧になっている人は、腎臓の機能の低下を疑ってみてはいかがでしょうか。腎臓を健康にすることで、高血圧から心疾患を起こすリスクを予防できるかもしれません。
塩分摂取量と消化器がん

大阪大学大学院社会医学講座・公衆衛生学は、全国規模の前向きコホート研究 JACC Studyの参加者約4万人のデータを用いて、食塩摂取量と口腔がん、咽頭がん、食道がんの発症リスクとの関連を調査しています。
結果、1日の食塩摂取量が下位30%の人と比べて、上位30%に入る人のがんリスクは次のように上昇します。
- 口腔・咽頭・食道がん複合・・・1.67倍
- 口腔がん・・・1.79倍
- 食道がん・・・2.04倍
また、食塩の摂取量が1g増えるごとに、リスクは次の通り上昇することが明らかにされました。
- 口腔・咽頭・食道がん複合・・・1.33倍
- 口腔がん・・・1.51倍
- 食道がん・・・1.38倍
なお、食塩の摂取量と咽頭がんとの関係は咽頭がんの患者数が少ないため、関連性が把握できなかったとのことです。
塩分過多は、高血圧(そして心疾患)になるだけでなく、消化器官のがんリスクも高めてしまうのですね。
お味噌汁は何杯までならOK?

塩分との関係では、1日に飲むお味噌汁の量と病気との関係を調べた研究があります。
1日に1杯未満しか飲まない人と比べて、次の結果が示されています。
・・・・
1. 重要なのは・・
2. 「一汁三菜」は世界遺産
3. わたしの場合
ラーメンなら何杯?
東洋医学の嗅覚・味覚
すべては鼻次第?
鼻呼吸のパターンで個人が識別できる
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