あなたの石鹸・シャンプー・化粧品は大丈夫?かなり怖いパーソナルケア製品の成分

2021/10/27/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

心と体をつなぐホリスティックな食事法について、
ニュースレター登録者限定のキャンペーン情報等も配信しています。
ご登録は、こちらから
もれなく統合食養学ホリスティック栄養学冊子が無料ダウンロードできます

パーソナルケア商品の成分について考えたことはありますか?

知らず知らずのうちに使っているパーソナルケア商品。シャンプーや石鹸、歯磨き粉、基礎化粧品や化粧品。その中身について考えたことはありますか?

今回は特に毒性が高いと評価されている成分について紹介します。

なお、この記事は、2014年に初めて執筆し、その後、次々と実際に毒性が証明されたり、販売中止になったりしたものや、規制された成分が判明する度に、「追記」として経過を記載しています。

パーソナルケア商品の成分の安全性を調べる方法

Skin Deep

上の画像をクリックするとSkin Deep のページへ飛びます

アメリカのEnvironmental Working Group (EWG) は、独自に調査した世界中の2,500ブランドの78,000種の一般的な化粧品やパーソナルケア商品に含まれる成分の安全性や危険性を評価して公表しています。

スマホアプリ

スマホのアプリにも、製品の成分表を写真に撮るとその成分の安全性を評価してくれるものがあります。

左の写真に写っている、「Peaute」と「elements」は便利です。日本のアプリです。

トリクロサンが禁止されるまでの経緯

石鹸、シャンプー、歯磨き等の医薬部外品で、殺菌作用や「薬用」をうたっている物に多く使用されていました。

日本でも、例えば、薬用ハンドソープ「ミューズ」や花王の「ビオレ」などに配合されていました。

トリクロサンは、そもそもは農薬です。ブドウ球菌などグラム陽性菌に対して静菌力が強いと考えられてきたことから、抗バクテリア剤として、液状の洗浄剤などの保存剤として使用されるようになったものです。

しかし、トリクロサンは、細菌に薬剤抵抗性を与える可能性があり、更には、体内ホルモンへの毒性が数十年前から指摘されています。2010年には、妊娠中の女性のエストロゲンの分泌異常が見られたことにより、胎児への影響についても警告が報告されています。その他、動物実験で甲状腺ホルモンの分泌低下筋肉の活動性低下を引き起こしたと報告されています。

2015年8月追記:殺菌抗菌効果なし

トリクロサンを含む市販の洗浄剤の殺菌効果について、通常の製品と比較し特に優れた抗菌効果を示さなかったとする論文が、2015年夏、オックスフォード・ジャーナルに掲載されています。

この発表を受けて、花王は「ビオレ」と「ピュオーラ」へのトリクロサンの使用を中止しています。プレスリリースはこちら

参考文献:

2016年9月追記:米国とEUで販売中止命令

FDA(米国食品医薬品局、日本の厚労省のようなところ)は、2016年9月2日に、トリクロサントリクロカルバンなど19種の農薬成分を含む消費者向け製品の販売中止を命令しました。

FDAは、2013年に指針を発表し、トリクロサン等19種の成分を含む消費者向け製品を販売製造し、殺菌効果を謳っているメーカーに対し、その有効性を示すデータの提出を求めるとともに、農薬であるトリクロサンに消費者が日常的に接触することの安全性についてデータを提出することを求めていて、その結果が今回の発表となったものです。

理由:

  • トリクロサンやトリクロカルバン等を含まない、通常の洗浄剤以上の殺菌効果を示すデータを3年経ってもメーカーが提出できなかった
  • トリクロサンやトリクロカルバン等の農薬への人体の暴露について、残留農薬の安全限界値をFDAは定めているが、洗浄剤に含まれている農薬に日常的に接触することで起こる、追加的暴露の安全性について、それを裏付けるデータが得られなかった。(追加的に暴露することで、安全限界値を超える可能性がある)

(農薬として食品に残留している分はOKだけど、洗浄剤として皮膚と接触するのは危険って・・・そんなもの農薬としても使用を禁止すべきじゃないの?口から入る方がよっぽど怖いじゃないのっ!と、心の叫び)

トリクロサンとトリクロカルバン以外で使用禁止となった残り17の成分

  1. Cloflucarban(クロフルカルバン)
  2. Fluorosalan(フルオロサラン)
  3. Hexachlorophene(ヘキサクロロフェン)
  4. Hexylresorcinol(ヘキシルレソルシノール)
  5. Iodophors, which are iodine-containing ingredients(ヨード含有原料としてのヨードフォール)
  6. Iodine complex, which is ammonium ether sulfate and polyoxyethylene sorbitan monolaurate(エーテル硫酸アンモニウム塩やソルビタンモノラウレート・ポリオキシエチレンであるヨウ素複合体)
  7. Iodine complex of phosphate ester of alkylaryloxy polyethylene glycol(ポリエチレングリコール・アルキルアリロキシのリン酸エステルであるヨウ素複合体)
  8. Nonylphenoxypoly, or ethyleneoxy, ethanoliodine(ノニルフェノキシポリ、エチレノキシ、またはエタノリオダイン)
  9. Poloxamer, an iodine complex of Povidone-iodine 5 percent to 10 percent(ポビドンヨード5%~10%のヨウ素複合体であるポロクサマー)
  10. Undecoylium chloride iodine complex(塩化ウンデコイリウム・ヨウ素複合体)
  11. Methylbenzethonium chloride(塩化メチルベンゼトニウム)
  12. Phenol greater than 1.5 percent(1.5%超のフェノール)
  13. Phenol less than 1.5 percent(1.5%未満のフェノール)
  14. Secondary amyltricresols(第二アミルトリクレゾール)
  15. Sodium oxychlorosene(オキシクロロセン・ナトリウム)
  16. Tribromsalan(トリブロムサラン)
  17. Triple dye(トリプルダイ、三色色素)

この他、殺菌効果や薬用効果を謳った商品に含まれている、塩化ベンザルコニウム塩化ベンゼトニウムクロロキシレノールといった農薬についても、現在、調査中とのことで、まだ、販売中止命令は出ていませんが、避ける方が賢明でしょう。

2016年10月追記:日本でも成分変更を指示

厚生労働省は、FDAの発表を受け、9月30日の報道発表にて「製造販売業者に対して、流通する製品の把握と、製品を1年以内に代替製品に切替えるための承認申請を求めるとともに、その際の承認審査を迅速に行うことを通知しました。」

お役所にしては、案外、素早い対応でしたね。(トランス脂肪酸については放置なのにね、笑)この報道によれば、日本には、この19成分を含む製品が、約800品目ほどあるそうです。

参考文献:『トリクロサン等を含む薬用石けんの切替えを促します』, 9/30/2016, 厚生労働省, 報道発表

2017年追記

トリクロサンを含む19の農薬成分は、製品から排除されたものの、それに代わって使用されてることになった殺菌成分は、単に今回規制を逃れた20番目の農薬にすぎません。19成分が使用禁止になるまでに何十年も製品に使用され続けてきたことを考えたら、20番目以降の諸々の殺菌成分についても、その安全性が確認されるまで私達は更に何十年も待たなくてはなりません。そんな危険にさらされるのは嫌です。

賢い消費者の皆さんには、エタノール以外の、殺菌成分を使用している製品を避け続けて欲しいと思います。

レチニールパルミテート/パルミチン酸レチニル

ビタミンA配合と書かれたアンチエイジング化粧品や基礎化粧品、日焼け止めに入っています。

肝臓がビタミンA(レチノール)を貯蔵する際、レチニールパルミテート(レチノールとパルミチン酸のエステル)の形に転換して貯蔵します。その後、必要に応じて、肝臓で再びレチノール(ビタミンA)に戻して、必要としている臓器に運びます。

紫外線を浴びると、レチノールは分解され、DNAの損傷や変異(例、がん)を起こす毒素を発生させます。米国食品医薬品局(FDA)の最近の研究によれば、紫外線の下で、レチニールパルミテートを肌に塗布すると、皮膚の腫瘍や損傷の発症を促進させることが指摘されています。また、日常的にレチノール(ビタミンA)が配合された製品を肌に塗布し続けることで、体内のビタミンA許容量を超え、副作用を起こしたり、胎児の成長にとって毒性をもつことへの懸念を示しています。

オキシベンゾン

オキシベンゾンは、サンスクリーンの主成分で、日光アレルギーを起こすアレルゲンと考えられている物質です。日焼け止めだけでなく、製品の紫外線による劣化を防ぐための保存剤として、配合されていることもありますから、特にシャンプーなどもご注意くださいね。この化学物質は、皮膚から体内に吸収されてしまうことが判っています。循環器系(心臓、血管)の衰弱、麻痺、けいれん、ひきつけなどを起こす原因物質としてや環境ホルモンの疑いが持たれている成分です。

オキシベンゾンは吸収する紫外線の種類によってオキシベンゾン1やオキシベンゾン2などいうように分類されているため、別名が多いので、成分表を見る際は注意してくださいね。

  • ジビドロキシベンゾフェノン
  • テトラヒドロキシベンゾフェノン
  • ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸
  • ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム
  • ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン
  • ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム

これらは全てオキシベンゾンです。

フタル酸/フタル酸塩/フタル酸エステル

フタル酸エステルは、パーソナルケア商品の成分として用いられることはほぼないと思われますが、商品の容器、具体的にはプラスチック容器の製造過程で用いられるものです。そのため、商品の原材料の表示を見ても判りません。

容器の種別のマークを見ることが大切です。プラスチック容器、透明フィルムなどに多く用いられています。

フタル酸エステルは、肝臓心臓腎臓ホルモン内分泌系への影響が懸念されている物質で、2015/14年にも多くの研究論文が影響(男性不妊など)について発表されています。

フタル酸類が精巣形成不全の様な障害を起こすことが確認されています。また、男の乳児が汚染されると、生殖器に変異が現れること、成人男性では、精子のホルモンレベル、精子量や運動量を減少させ男性不妊の原因となることが報告されています。皮膚や粘膜から体内に吸収されることが報告されています。

パーソナルケア商品だけでなく、食品の保存についてもプラスチック容器を使うことを避けた方が安心ですね。

様々な種類が存在しています。代表的なものをここに記載しますがこれだけではありません。

  • フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(別称:フタル酸ジオクチル)、DEHP(DOP)
  • フタル酸ジブチル、 DBP
  • フタル酸ブチルベンジル、BBP
  • フタル酸ジイソノニル、DINP
  • フタル酸ジイソデシル、DIDP
  • フタル酸ジノルマルオクチル、DNOP

米国では特定の製品への使用禁止

米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)によって、ホルモン分泌の仕組みに影響を及ぼし、発達、生殖、脳、免疫系などの問題に関与すると報告されています。

カリフォルニア州は、生殖機能成長機能に毒性をもつ物質として規制しています。

ビスフェノールA(BPA)については、男児の生殖器の異常や男性不妊、さまざまな病気や早死にリスクとの関連が指摘され、米食品医薬品局(FDA)が2012年に哺乳瓶への使用を禁止しています

日本では安全宣言

しかし、日本では10年以上前の調査に基づき影響はないとして安全性が宣言されている物質です。

日本では、日本国内だけでも年間25.2万トン(2014年)生産されていて、様々なパーソナルケア製品に使われているプラスチック容器などの塗装剤や潤滑剤や柔軟剤として使用されています。

参考:「可塑剤の種類と使われ方」塩ビ工業・環境協会

EUでは使用禁止

EUは、この物質を化粧品やパーソナルケア商品に使用することを禁止しています。

にも関わらず、フランス産のEU域内用と輸出用の8割以上のワインと、全てのワイン系スピリットから1種類以上のフタル酸エステルが検出されたと2014年8月に報告されました。

これは、 醸造に使用する大桶、ホースやバケツ、発酵用の大樽のコーティング剤として長年使用されてきたフタル酸エステルが年月を経ることで、ワインやスピリットに徐々に溶け出したことが原因と考えられています。

つまり、新しい設備のシャトーで造られたワインやスピリットは心配ないものの、古い設備のままのシャトー、特に、古い醸造樽や桶を使用しているシャトーのワインやスピリットは危険だと思って良さそうです。

参考文献

2019年2月9日追記:胎児・幼児の肺にダメージ

『ランセット』に掲載されたEUで行われた1,000組以上の母子の追跡調査の結果、パラベン、フッ素化物(PFAS)、フタル酸系の成分が入っている製品に胎児・乳幼児が接触することで、肺へのダメージが起こるリスクが高くなることが報告されています。

赤ちゃんにそうした成分が使われている製品を使用しないことが最も重要です。それに加え、妊娠中の女性(母親)、家族、医療関係者、保育士なども、そうした製品を使用しないことが重要だという報告です。

参考文献:”Early-life exposome and lung function in children in Europe: an analysis of data from the longitudinal, population-based HELIX cohort, Lydiane Agier, PhD”, Xavier Basagaña, Lea Maitre, et al, February 05, 2019DOI:https://doi.org/10.1016/S2542-5196(19)30010-5

2021年10月12日追記:早死リスク

米ニューヨーク大学ランゴーン医療センタが環境汚染の専門誌に発表した論文では、55歳~64歳の5,000人を対象に尿検査を行い、フタル酸エステルの濃度を計測し、10年間の追跡調査を行っています。

尿中のフタル酸エステルの濃度が最も高かったグループは他のグループと比べて全死因の死亡リスクが高く、特に心血管疾患による死亡が目立つことが報告されています。研究チームは、フタル酸エステルと早死には関係性があると述べています。

参考文献:”Phthalates and attributable mortality: A population-based longitudinal cohort study and cost analysis“, Leonardo Trasande, Buyun Liu, Wei Bao, Environmental Pollution, Available online 12 October 2021, 118021, https://doi.org/10.1016/j.envpol.2021.118021

2021年10月27日追記:ファストフードから検出

米国のファストフード店の64商品(ハンバーガー、フレンチフライ、チキンナゲット、チキンブリトス、チキンピザ)と料理に使用されている使い捨てのビニール手袋3製品を分析した結果が報告されています。

  • 食品と手袋の両方から、ジオクチルテレフタレート(DEHT)を最高濃度で検出
  • 食品の81%でフタル酸ジ-n-ブチル(DnBP)、70%でフタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)を検出
  • DEHT濃度は、ハンバーガーよりもブリトーで有意に高かった
  • フレンチフライからは、DEHTは不検出
  • チーズピザは、化学物質のレベルが最も低かった

と、報告されており、研究者は、調理に使用している使い捨てビニール手袋から、食品に化学物質が移ってしまっているのではないかと述べています。

であれば、使い捨てビニール手袋をお料理使っている食品には全て、フタル酸系の化学物質が混入している可能性があるということになります。ほぼ全てのスーパーのお惣菜やお惣菜店のお惣菜もアウトですね。ご家庭でそうしたビニール手袋をお料理に使用している場合には、家庭内で汚染が起きていることになります。

参考文献:”Phthalate and novel plasticizer concentrations in food items from U.S. fast food chains: a preliminary analysis“, Lariah Edwards, Nathan L. McCray, Brianna N. VanNoy, Alice Yau, Ruth J. Geller, Gary Adamkiewicz & Ami R. Zota , Journal of Exposure Science & Environmental Epidemiology (2021), Nature, 27 October 2021

 二酸化チタン/酸化チタン

鉱物を加工して作られた、食品や製品を白くみせるために着色する添加物です。酸化チタンとも呼ばれます。

化粧品やスキンケア、歯磨き粉の他、ホワイトチーズホワイトチョコレート、クレヨンにも使用されています。

日焼け止めにも多く使用されています。

化粧品と同じものを食品にも使っているということが怖いですね。

写真は2016年10月、三越伊勢丹の地下の食品売り場で撮影したものです。

動物実験ですが、肺がんの発生率が高まったとする報告がなされています。

2021年3月25日追記:EUが食品添加物とし安全ではないと宣言

EUの専門機関のひとつ、欧州食品安全機関(European Food Safety Authority、EFSA)は、2021年3月25日に、二酸化チタン/酸化チタンの、

  • 遺伝毒性の可能性を否定できない
  • 毒性を起こさない安全量に関する十分な情報がない

ことを理由に、食品添加物として用いることは、もはや安全ではないと報告しています。

参考文献:”Safety assessment of titanium dioxide (E171)as a food additive“, EFSA Journal, 25 March 2021, doi: 10.2903/j.efsa.2021.6585

タルク

タルクは、滑石という鉱石を微粉砕した無機粉末で、水和珪酸マグネシウムのことです。珪酸アルミニウムを含んでいることもあります。

一般には石筆や玩具につかわれたりする他、錠剤の増量剤などやファンデーション、ボディーパウダー、アイシャドウ、口紅にも配合されています。

昔、ベビーパウダーに使用されていたタルクに不純物(アスベスト)が含まれていたことがあり、1987年11月6日に当時の厚生省が、薬審2第1589薬務局審査第二課長通知によって、ベビーパウダーに使用されるタルクの検査を義務つけましたので、日本製のベビーパウダーやそれ以外の化粧品グレードの製品には、精製度の高いタルクが使用されているので、アスベストが含まれていることは考えにくいのですが、輸入品で低品質のものには、アスベストを含有することがあるので、不用意に吸いこまないよう注意が必要です。

ただ、近年タルクが問題視されているのは、アスベストによる汚染ではなく、卵巣がんの発症リスクが高まるという報告がなされたことです。これは、2011年に開催されたAmerican Association for Cancer Researchの年次総会で米国ボストンにあるBrigham and Women’s Hospitalのダニエル・クラマー医学博士のグループによって発表された調査報告で、タルクを含むベビーパウダーを使用している2,000人の女性とそうでない女性を比較した調査による分析結果です。また、タルクを含む生理用品を使用している女性は、他の女性と比較し卵巣がんリスクが2倍以上とする報告もあります。

2016年2月26日追記:J&J製品が卵巣がんの原因に

赤ちゃんとお母さんに優しいイメージで商品を販売してきたジョンソン&ジョンソンに対して、タルクを含むJ&J社製品(ベビーパウダー等)が卵巣がんの原因となったことを米国司法が認め、約86.5億円(USD 72 million)の支払い命令が出されています。

Johnson & Johnson to Pay $72 Million in Lawsuit Linking Talcum Powder to Ovarian Cancer

2018年12月19日追記:J&Jベビーパウダーにアスベスト

ジョンソン&ジョンソンの経営陣が長期に渡り、当社のベビーパウダーがアスベストに汚染されていたことを認めたと、ロイター通信が報道しています。

ベビーパウダーへのアスベストの混入は、劣悪な発展途上国の製品に限られることかと思っていたら、なんと、先進国アメリカの一流企業の製品に混入していたという事実は衝撃的です。

Johnson & Johnson knew for decades that asbestos lurked in its baby powder

2020年5月20日追記:J&Jベビーパウダー販売中止

ジョンソン&ジョンソンが当社のベイビーパウダーの米国とカナダでの販売を中止することを発表しました。

Johnson & Johnson Consumer Health Announces Discontinuation of Talc-based Johnson’s Baby Powder in U.S. and Canada

パラベン

パラベンについては、『一般的な化粧品類に入っている防腐剤が乳がんを誘因するだけでなく、乳幼児の肺へダメージを与える』をご参照ください。

PFAS(有機フッ素化合物)

永遠の化合物と呼ばれるPFASの危険性については、『便利と危険は表裏一体フォーエバーケミカルってご存知ですか?PFASを生活から減らす簡単な方法』をご確認ください。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

スキンケア品や洗剤の中には、手作りできるものも多いです。作り方については、下のリンク内をご確認くださいね。

また、ホリスティックなナチュラル・スキンケアの方法については、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースの中で学べますよ!

あなたも、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学びませんか?セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを教えています。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

あるいは、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

プライベート・ヘルスコーチング・プログラムについて
お気軽にご相談ください。
初回相談を無料でお受けしています。

心と体をつないで健康と幸せを手に入れる
ニュースレターのご登録は、こちらから
統合食養学(ホリスティック栄養学)冊子が無料ダウンロードできます

参考文献:

  1.  “19 toxins to avoid in common beauty products.” Mind Body Green
  2. Bactericidal effects of triclosan in soap both in vitro and in vivo”, S. A. Kim, H. Moon, K. Lee and M. S. Rhee, Department of Food Bioscience and Technology, College of Life Sciences and Biotechnology, Korea University, Seoul, 136-713, Republic of Korea, August 10, 2015, Oxford University Press on behalf of the British Society for Antimicrobial Chemotherapy
  3. Consumer Antibacterial Soaps: Effective or Just Risky?”, Allison E. Aiello, Elaine L. Larson, and Stuart B. Levy, September 1 2007, Oxford Journals, Medicine & Health Clinical Infectious Diseases Volume 45, Issue Supplement 2Pp. S137-S147
  4. What Scientists Say About Vitamin A in Sunscreen“, Sonya Lunder, M.P.H., EWG Senior Analyst, JUNE 27, 2011
  5. ビタミンA」、SRL医療従事者向け情報
  6.  「使ってはいけないシャンプー成分と影響
  7. 可塑剤の種類と使われ方」塩ビ工業・環境協会
  8. EU Commission adopts RoHS ban on phthalates“, 5 June 2015
  9. 二酸化チタン」、食品添加物
  10. 日本タルク株式会社
  11. AACR: Talc Use Linked to Ovarian Cancer Risk”, Apr 7, 2011,
  12. 日本医薬品添加剤協会
  13. Johnson & Johnson to Pay $72 Million in Lawsuit Linking Talcum Powder to Ovarian Cancer“, Sydney Robinson, The Ring of Fire | February 25, 2016

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング