食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

高橋ミラさんと原千晶さんの写真展&トークショーにて

11月24日から12月7日まで下北沢のSmart Ship Gallery にて開催されている高橋ミラさんの写真展「希~ひかり~」、11月29日は、女優の原千晶さんもご参加のトークショーが2時間に渡って開催されることもあり、行って参りました。

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写真家の高橋ミラさんは、高校を卒業した矢先の19歳の春に卵巣嚢腫(のうしゅ)と診断され、その日のうちに緊急手術で卵巣の一部を切除しなくてはならなくなった経験から、女性の性をテーマに写真を撮り続け、2004年には、妊婦さんのヌード写真展を開催したことで、話題になった写真家さんです。

そうしたミラさんの写真展に、2010年、ある女性(仮にNさんとします)が訪れ、自分の写真を撮って欲しいと依頼します。Nさんは、自分が子宮体がんと卵巣がんを併発していること、卵巣の摘出や子宮の摘出を既にしていること、抗がん剤による治療を受けていること等をミラさんにお話しになったそうです。その時、既に、彼女の髪はなく、ケア帽子をかぶっていらっしゃったとのことです。

でも、その時は、Nさんもミラさんも、彼女が癌を克服すると思っていたため、5年先まで写真を撮りためて写真展を開こうといった話をしたそうです。Nさんはその時、結婚したばかりで、また、外資系企業で秘書としても働くキャリアウーマンだったのだそうです。

写真展そうして、2011年7月、最初の撮影が行われます。
子宮を摘出した時の痕が生々しく残り、抗がん剤で髪が抜け落ちた姿で、無表情の彼女がカメラの前にいます。

抗がん剤の影響を受ける前の、健康だった頃のNさんの写真は、ご遺族の意向で、展示されていないのですが、(お名前もご遺族の意向で匿名となっています)トークショー会場に彼女の昔の知り合いという女性がいらしていました。その女性は、ご自身も子宮全摘するといった辛い時間を過ごしていたため、Nさんが健康だった頃に既に疎遠になってしまい、彼女の死も写真展の案内で知ったのだと言っていました。でも健康だった頃のNさんは長く美しい髪の持ち主だったと涙ながらにおっしゃっていました。

次に撮影が行われたのは、2012年3月でした。
髪が生え、ベリーショートくらいになっています。表情もとても明るく、笑顔が溢れている写真ばかりです。

病気が改善していっているかのように観えるのですが、この写真が撮られた2ヵ月後の5月、彼女は他界します。

写真から受ける印象とは裏腹の、あまりに急な死に不思議を感じました。

女優の原千晶さんは、まだ独身だった30代前半の頃、子宮頸がんを発症します。独身だったこともあり、子宮を温存する方法で治療を受けました。その後、体調も回復し、生理も順調で、次第に、定期検査に行くことが面倒に思い始め、病院から足が遠のいて2年した頃、今度は、子宮体がん(子宮内膜のがん)を発症します。その時は、ご結婚はされていましたが、お子さんはまだでしたから、苦渋の決断の中、子宮を全摘されました。

そして立ち上げたのが「よつばの会」です。これは、癌と戦う女性のための患者会です。原さんが長年続けてきたブログに初めて芸能人として自分の病気についてカミングアウトした際、全国から、多くのコメントが寄せられたそうです。その中で、もっとも多かったのが「私も・・」と言う、同じ様に婦人科の癌や病気で苦しんだ、あるいは苦しんでいる女性達からの告白コメントだったそうです。そのあまりの多さに、辛い苦しい誰にも言えない孤立した気持ちを抱えているのは、自分独りではなかったということが判り、そうした女性がお互いに支えある場を提供したいという気持ちから会を立ち上げたのだそうです。

その立ち上げ第一回目の会合に、Nさんが出席されていました。丁度、ミラさんとの第一回目の写真撮影が終了した数日後だったそうです。髪が抜け落ちた頭にウィッグをつけることもなく、ただスカーフを巻いただけの姿でいらっしゃっていたのだそうです。そして、その時、Nさんが原さんに、この会をなんらかの形にしていくことを提案し、原さんとの二人三脚が始まったのだそうです。

2回目の写真撮影の頃には、実は、抗がん剤治療の努力むなしく、腹膜への癌の転移が見つかった頃で、新たな抗がん剤治療を始めた頃だったのだそうです。新しい薬には脱毛の副作用がなかったため、髪が生えは初めてはいるものの、それは決して回復の兆しではなく、見通しはあまり芳しいものではなかったそうです。

その頃の写真では、Nさんのお腹は、妊婦さんのように大きくなっています。これも、健康になって太ったのでも、妊娠したのでもなく(子宮全摘されているので、その可能性はないのですが)、抗がん剤の副作用で腹水がたまってしまっていることによるのだそうです。定期的に病院で、腹水を抜いてもらっていたそうです。

でも、表情はとてもハツラツとした笑顔で溢れています。
人は、死を覚悟すると、こんなにも美しい笑顔がつくれるようになるものかと、原さんのお話を聴くまでは判らなかったNさんの心の内に、少しだけふれたような気がしました。

2回目の撮影から、5月に他界されるまでの2か月間におけるNさんの衰弱は早かったようです。そんな中、ご主人とまだ結婚式をあげていなかったとのことで、病院内で、車イスのまま、白無垢を着て、ご主人は袴をはき、式を挙げられたのだそうです。

実は、ミラさんはNさんの死を、その3ヵ月後まで存じ上げなかったのだそうです。Nさんの死後、遺品整理をされていたご遺族が、ミラさんが編集のためにNさんに送った写真を発見し、ミラさんに連絡をしてくださったのだそうです。
ご自分の写真を撮影してもらっていることをご家族のどなたにも話をしていらっしゃらなかったことから、写真展の開催についても、ご遺族の同意が得られぬまま3年が経ち、今年、Nさんの三回忌を迎え、ご遺族から承諾を得ることができたのだそうです。

ミラさんも原さんも、たぶんNさんも、商業目的でこの写真展を開催したいとおもっていらっしゃらないことから、入場は無料です。多くの女性に、「自分を大切にすること」「自分を後回しにせず、優先すること」「自分を大切にすることが、家族を大切にすることになる」だから「体調の異変に見て見ぬふりをせず、真っ先に、真正面から向き合うこと」と言ったメッセージを伝えようとしています。

12月7日の最終日には、再び、原さんとミラさんのトークショーが開催されます。
入場は無料ですが、よつばの会は寄付・募金を募っており、また、チャリティTシャツ(様々なサイズと色があります)の販売もしています。

お時間がある方は、是非、お運びくださいね。詳細はこちら

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原千晶

 

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Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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