Tokyo 2020 オリンピックボランティア活動報告(2回目の活動)

2021/07/27/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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2回目のフィールドキャストとしての活動は、7月26日(月)午前に行われた競泳の決勝からでした。

わたしが所属するヴェニューメディアチームは、試合の3時間前から試合の4時間後まで(7:00 ~ 25:30)活動することとなっていて、その時間内でシフトが組まれます。

今回は朝のシフトですから集合は7:00です。朝4時起きでした。

べニューメディアセンター(VMC)

ここがわたしたちボランティアとペン記者さん・フォトグラファーさんたちの拠点となる小屋?VMCです。

下の写真は、入り口を入るとすぐにある、受付横の掲示板です。

その日に、メディアの方々にとって必要となる情報を掲示します。セキュリティ上問題となりそうな箇所は黒塗りにしておきました。

この小屋?のことを知らずに直接会場へ来てしまうメディアの方々もおり、なかなか情報伝達が周知されず、会場で繰り返し、繰り返し同じことを説明することもボランティアとスタッフの仕事になっています。

ロイター通信社のネット記事に。VMCが紹介されていました。

なお、このブログ内に出てくる活動場所の名称は、『ペン記者チーム配属』で詳しく説明していますので、ご確認ください。

ボランティアとスタッフでミーティングが行われ、当日の作業分担などが話し合われます。

朝はトリビューンの消毒とお掃除からスタート

8:30頃からメディアの方々がぼちぼち会場入りを始め、選手がウォーミングアップの練習を始めます。そのため、その前に、ボランティアでトリビューンのデスクの除菌のための拭き掃除とゴミの回収をします。

昨晩の予選の後、午後シフトのボランティアさんたちが一度、除菌消毒とゴミの回収は済ませており、また組織委員会から委託されている清掃業者さんたちが清掃作業をしているのですが、念のため、もう一度、除菌シートで拭き掃除とゴミの回収をします。

案外、ゴミありました(笑)

その際、わたしたちボランティアが誤ってウイルスに触れないように、全員、使い捨てビニール手袋を着用するようスタッフから指示がありました。そして、必ず予備のビニール手袋をウエストポーチに入れておくようにという指示もいただきました。

記者席は、早い者勝ちの自由席なので、早い記者さんはもういらしていました。

第一試合の選手入場の前には

第一試合は10:30からですが、試合が始まる30分前くらいから会場が突然暗くなりました。

いったい何事かと思っていると、スクリーンに選手紹介の映像が流れ、なぜか80年代のビリーアイドル等の激しいロックミュージックが大音量で流され、照明やライティングのパフォーマンスなどが始まりました。

観客のいないガラ~んとした会場に鳴り響くビリーアイドルはかなりシュールでしたが、観客が入っていたら、もうすぐ試合が始まるという合図になり、試合を待つ気分を盛り上げるための演出だったことに気がつきました。

観客のための演出だったことに気がついた後は、とても物悲しくなりました。

この日はミックスゾーン担当に

試合開始後は、ミックスゾーン担当になりました。ミックスゾーンは写真のような場所です。詳しくは『ミックスゾーン』をご確認ください。

そのため試合を直接観ることはできませんでしたが、試合を終えてメディアの前でインタビューに対応する選手と首のメダルは、かなりの至近距離で観ることができました。

準決勝後の入江選手の会見もここで行われました。

試合を終えたばかりの選手の中には、水を欲しがる選手もいるのですが、その際、ペットボトルを手渡してはいけないとスタッフから指導されました。

選手はこの後でドーピング検査を受けなければならないため、変な疑惑を持たれないために、ボランティアはボトルを手渡ししてはいけないのです。ペットボトルがたくさん入っている箱ごと選手に見せて、選手本人に選らばせなければなりません。

VMC配属になったボランティアは女性が多いため、ペットボトルの水が十数本も入った箱を持ち上げるのは大変なことです。

選手達の姿に一同見惚れる

メディアからのやんややんやの対応に追われつつ、インタビューに答える選手の姿を見て、目がハートになったボランティアとスタッフは少なくないと思います。

競泳選手の肉体はとても均整がとれていて、無駄な脂肪もなく、姿勢もよく肩幅もあり、皆さま、彫刻のように美しかったです。生での鑑賞は、テレビごしに見るのとは、まったく感動が異なりました。

試合を終えて、スイムスーツのままミックスゾーンにいらっしゃる選手もいますが、メダルを獲った選手は表彰式のためにウエアを着てからミックスゾーンに現れます。ちょっとがっかりなわたしたちでした(セクハラ?笑)

ウエアを着た状態でも素敵だったのはイタリアのリレーチームでしょうか。全員、美術館に飾っておいても違和感ない感じにピカピカでした(セクハラ?笑)

今日の全ての競泳決勝終了後やっとでランチ

午前の最後に行われた決勝が終了した後、表彰式を終えた選手がミックスゾーンに来て、それぞれメディアからのインタビューに対応して退場した13:30頃、やっとでランチ休憩となりました。

2つあるダイニングエリアはどちらも、たくさんのボランティアが食事中でした。やはりどのチームも午前の競泳の決勝の後に休憩に入った模様で、重なってしまったようです。

でも、初日にもお伝えした通り、ダイニングエリアでは黙食が原則ですし、写真のように皆、同じ方向をむいてアクリル板に仕切られたテーブルで食事をします。

野菜とフルーツを持参

先日、初めて本番のボランティアをした際、配給となるお弁当に野菜がないことが判りましたので、野菜を持参することにしました。

でも、ボランティアの荷物はウエストポーチに入る分だけしか持ち込めないので、いろいろ考えた末、ピクルスにして持っていくことにしました。

酢と糖分(ハチミツを使いました)と塩分も一緒に摂れるので熱中症と疲労対策には万能です。フレーバーにはフェンネルとローズマリーを使いました。左の写真の1瓶を当日ピクルス液を捨ててからポーチに入れました。

右の写真のもうひとつの瓶の中にはフルーツを入れることにしました。晩白柚とスモモです。

フルーツは皮をむいた状態で、長時間、常温でポーチの中で持ち運ぶことを考慮して昨晩凍らせておきました。右の写真は朝4時に冷凍庫から取り出した時の状態です。

ランチタイムまでには融けていたのですが、汁が出てぐだぐだになっていないか心配でしたが、案外、歯ごたえもしっかり残っていて美味しかったです。

ランチをご一緒してくださった女性にお裾分けしました。

ライ麦と全粒粉の手作りパンをいただきました

初日に活動を一緒にして今日もシフトが一緒になったフランス語が堪能な女性が、ライ麦と全粒粉の手作りのパンを持ってきてくださいました。前述したように、ボランティアの荷物はウエストポーチに入る分だけしかもってこられないので、わざわざ私のために持ってきてくださったことに感動しました。ありがとうございます。

彼女とはLINEでつながることができました。

午後は15:00にシフト終了

ランチが遅かったため、午後の活動はほんの30分くらいでした。

オリンピック・ファミリーのセクションへは、特別なパスがないと入れないのですが、そうしたパスを持たないメディアが入り込んでパパラッチのようなことをしたため、オリンピック・ファミリーのセクションにつながっている2階の通路が通り抜けできないようになってしまいました。

そのため、善良な?その他多くのカメラマン達は重い器材を抱えて遠い階段を使って3階へ上らなければならなくなってしまい、午後はトリビューン内で迷子になりかけているカメラマンの誘導・道案内が主な仕事となりました。

ほんの少数のルールを守らない人がいることで、世界中の多くのカメラマンが大変なことになる。自分だけの責任で何かをするなら良いですが、これほどまでに多くの人に迷惑がかかるような行動は、やっぱり慎んでほしいと思うのでした。

なぞの青ポロシャツの外部委託業者に恫喝される

午後になると、数名のボランティアかスタッフと似たユニフォームを着た女性数名を連れた、オリンピック組織委員会関係者と思われる青いポロシャツを着た男性(日本人)のグループが、突如、2階の階段の踊り場に整列して立っていました。

そして、トリビューンでのシフトもそろそろ終わりとなる頃、2階で迷子カメラマンの対応をしていた時、突然、その男性が、「コーチどこっ!コーチどこっ!」と、わたしたちに向かって怒鳴りつけてきました。

わたしの隣にいたボランティアの女性が「どのようなコーチですか?」と尋ねると、「コーチはコーチに決まっているじゃないかっ!!」とものすごく威圧的な大声で恫喝したのです。恫喝された女性は言葉を失いフリーズしてしまい、すると男性は元居た踊り場へ立ち去っていきました。

恫喝された女性は萎縮してしまい動けなくなってしまいました。

どうしても男性の行為が腑に落ちず気になったわたしは、男性のいるところまで行き、もう一度事情を訊いてみることにしました。

すると、彼の隣に立っていた外国人が、「自分は選手団のコーチなのだが、コーチ席の場所を教えて欲しい」と、説明してくださいました。

「コーチどこっ!」という日本人男性の不可解な言葉の意味が分かったので、その外国人コーチには、今いる場所の反対側へ行くようお伝えし、取り合えずの問題は解決しました。

そこで、まるで三歳児のように「コーチ」「どこっ!」という、まるで意味をなさない2つの単語だけを威圧的に繰り返し、わたしたちを恐怖に陥れた当の恫喝男性に、何の役割でそこにいるのか訊いてみることにしました。

だって、トリビューン内で道案内もできないくせに、ボランティア風の衣装を着て階段上に整列して立っている不思議なグループですから、なぜそこにいるのか知りたいじゃないですか。

それは俺たちの仕事じゃない

すると、恫喝男性は「メディアとアスリートが接触しないためにここにいる」とおっしゃいました。

しかし、ここは明らかにトリビューン(観客会場)ですから、導線が異なるアスリートがこの階段を上って2階の観客席に来ることは、ほぼあり得ません。

また、メディアがこの階段を使ったとしても、2階でアスリートに接触することは、ほぼあり得ませんし、1階のアスリート用の出入り口にでも立っていない限り、メディアがアスリートに接触するか否かなんて管理はできません。

彼らが2階の踊り場に立っていても 「メディアとアスリートを接触させない 」というミッションには、まったく無意味です。立っているだけで、邪魔でなければ無駄なだけ、ボランティアを恫喝するだけの百害あって一利なしの人たちです。

でも、まぁ、そういうのならと思い「ではもしアスリートがこの階段を上ってきたらドライエリアまで戻るようにお伝えください」と言うと、「それは俺たちの仕事じゃない」と、また怒鳴られました。

はぁ?じゃぁ、どうやって
メディアとアスリートが接触しないようにするつもりなのでしょうか?
無駄に立っているだけなんかいっ!

と、思いましたが、かなり「キ」印がついてそうな危険な匂いのするグループなので、それ以上関わることは止め、スタッフに報告することにしました。

わたしたちボランティアを取りまとめてくださっているスタッフのリーダーは、

「あってはならないことだから、
いったいその人物が何者で、何のためにそこに配置されているのか
突き止めたいと思います」

とおっしゃってくださいました。

言うことを聞かないメディアとの諸々は仕方がないとしても、居るだけで無駄な大会関係者による恫喝はやめてほしいものです。やくざな證券会社あがりの私でなければ、あんな風に初めから最後まで怒鳴りっぱなしにされたら泣いちゃいますよ。

あ、でも、泣いた方が、ああいう輩には、良かったのかな?(笑)

帰り道は楽しく

シフトの終わりには、今日担当チームが同じになった女性達と一緒に帰りました。わいのわいの言いながら、それでも皆とても楽しそうです。

大学でチアをやっていて、次のオリンピックでチアが競技として認められるかもしれないため、そのまま競技チアを目指すと言っている3年生女子は、一日中ボランティアしたその足で、チアの練習に向かうのだと言っていました。さすが20代の体力。その若さにくらくらしました(笑)

会社員をされている女性は、とても責任感強く頼もしい女性で同じチームで活動している時はほぼ頼りにしています。この後、フェイスブックでつながることができたのですが、ミシガン大出身者でした。わーお。

次回のシフトの時には、また、どんな方々と出会えるのか楽しみです。

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