バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)が大好き!
私はドラゴンフルーツが大好きなのです。でも、その存在を知ったのは20年くらい前のサラリーマン時代、台湾出張の時でした。ホテルの朝食バイキングで見かけ、恐るおそる食べてみて以来、大好きになりました。
今では、沖縄の物産店に行くと必ず買ってしまいます。
今回は、不思議な形をしたドラゴンフルーツの、すごいのはその形だけじゃないかもしれないというお話です。
まだ、研究段階のお話ですが、食べるのが楽しみになる発見をお伝えします。
なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。
がん予防
試験管試験ですが、実(み)が赤いドラゴンフルーツの抽出液が、次のがん細胞の成長を抑制したことが報告されています。
- 乳がん細胞・・・63%抑制
- 前立腺がん細胞・・・68%抑制
- 胃がん細胞・・・79%抑制
赤い実ほどではないものの、 白い実のドラゴンフルーツも、同じ3種のがん細胞の成長を有意に抑制したことも報告されています。
糖尿病や様々な生活習慣病の予防
抗炎症作用
ドラゴンフルーツには抗炎症作用があることが明らかになっています。
内臓炎症は、様々な病気の前兆です。内臓炎症を抑制する作用があるということは、万病予防になります。
高血糖値抑制作用
血糖値上昇を抑制する作用があることが判り、糖尿病の治療に役立つのではと期待されています。
心疾患予防
ドラゴンフルーツはカリウムを豊富に含んでいます。
米国FDA(食品医薬品局)は、1日の必要量の10%以上を含んでいる場合には、その栄養素が「豊富」と表現できるとしています。
ドラゴンフルーツは、1日に必要な量(2,000mg)の約17.5%(350mg)もカリウムを含んでいるので、十分、「豊富」と言えます。
カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出するので、余分な水分を排出しムクミを解消し、血圧を下げる効果があります。つまり、心疾患予防になるのです。
カリウムの詳しい機能については『カリウム』をご参照ください。
アンチエイジング
抗酸化作用
赤い実と白い実の両方共に、その抽出液に強い抗酸化作用があることが示されています。
ドラゴンフルーツの抽出液を与えられたマウスで、次の効果が観察されています。
- 体内酸化指数が激減
- 細胞内の抗酸化レベルが上昇
美肌効果
ドラゴンフルーツは葉酸も豊富です。1日の必要量(200μg)の約22%(44μg)も含まれています。
葉酸は、細胞の再生や成長に欠かせないビタミンです。
不足すると、お肌のターンオーバーが滞り、シミの原因となります。それだけでなく、赤血球の再生や消化管の粘膜細胞の再生にも関与しているので、貧血の予防や、内臓の潰瘍を予防します。
葉酸の詳しい働きについては『葉酸』をご参照ください。
心と体をストレスに強く元気にする
ストレス耐性
ドラゴンフルーツはパントテン酸も豊富です。1日の必要量(5mg)の約10.6%(0.53mg)を含んでいます。パントテン酸は、副腎で造られるホルモンの合成に関与しているビタミンです。
私達をストレスから守ってくれています。
また、パントテン酸は体内でコエンザイムAという成分に変換され、糖・脂質・タンパク質の代謝の過程で必要となる補酵素として働き、私達の元気の元であるATPの合成にとって重要なものです。
パントテン酸の詳しい働きについては『パントテン酸』をご確認ください。
気分改善
更に、ドラゴンフルーツには、マグネシウムも豊富に含まれています。1日の必要量(235mg)の約10.4%(41mg)を含んでいます。
マグネシウムもまた副腎で造られるホルモン(神経伝達物質)が正常に機能する助けをしているミネラルです。副腎で造られるホルモンには、私達の心の状態に関係しているものが多くあります。
詳しいマグネシウムの働きについては『マグネシウム』をご参照ください。
ドラゴンフルーツは、私達の心と体の両方を元気にしてくれるフルーツです。
実よりも皮にポリフェノール
ドラゴンフルーツのポリフェノール(抗酸化物質)は、実よりも皮に多く含まれています。皮には実の5~6倍のポリフェノールがあると報告されています。
でも、ドラゴンフルーツの皮を食べるのは勇気がいりますね。
そもそも食べられるのでしょうか。。また、食べるとしたら無農薬でなければ怖いです。
ジューサーを使うという方法もあるかもしれませんが、ポリフェノールは食物繊維と共に存在しているため、ジューサーで無理にはがすと効果が無くなってしまいます。詳しくは 『ジュースとスムージー徹底比較』 をご参照ください。
ブレンダーでスムージーに混ぜるという手は使えそうですが、美味しいのかどうか疑問は残ります。
勇者は試してみてくださいね。
私は実を食べます(笑)
簡単レシピ
ドラゴンフルーツを使った一品です。
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参考文献:
- “Chemical composition and in vitro evaluation of the cytotoxic and antioxidant activities of supercritical carbon dioxide extracts of pitaya (dragon fruit) peel“, Luo H, Cai Y, Peng Z, Liu T, Yang S, Chem Cent J. 2014 Jan 3;8(1):1. doi: 10.1186/1752-153X-8-1.
- “Comparative antioxidant and antiproliferative activities of red and white pitayas and their correlation with flavonoid and polyphenol content“, Kim H, Choi HK, Moon JY, Kim YS, Mosaddik A, Cho SK, J Food Sci. 2011 Jan-Feb;76(1):C38-45. doi: 10.1111/j.1750-3841.2010.01908.x. Epub 2010 Nov 29.
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング