
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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マンゴーは世界三大美果

皆様、マンゴー好きですか?私は大好きです!
国産の旬は、6月、7月、8月。輸入ものは3月です。
マンゴーは東南アジア原産の果実で、チェリモヤやマンゴスチンと共に世界三大美果といわれる果物です。
ただし、マンゴーはウルシ科の果物なので、人によってはアレルギーが出てしまうことがあります。ラテックス(ゴム製品)アレルギーがある人は特に注意が必要です。
マンゴーの栄養価とその機能

1. 水分豊富な夏の果物
マンゴーのなんと約80%は水分です。
食べることで水分補給となり脱水症状を予防して、熱中症の予防にもなります。
2. カリウム

マンゴー100gの中に約170mgのカリウムが含まれています。
カリウムには、ナトリウムの排出を促し、体内の余分な水分を排出する作用があります。そのため、次の効果が期待できます。
- むくみ解消
- 高血圧の改善と予防
そのことから、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞の予防となることも期待されています。
カリウムの詳しい働きについては『カリウム』をご確認ください。
3. 食物繊維
食物繊維を豊富に含んでいるので、便秘予防や便秘の解消に役立ち、老廃物を排出してくれます。また糖分の腸内での吸収を穏やかにしてくれるので血糖値の急上昇を防ぎます。
4. 熱に強いビタミンC
マンゴーに含まれているビタミンC(100g中20mg、一日必要量100mg)は、次の作用があると考えられています。
- 水や加熱に強い
- 壊血病や傷口の癒合などに強い効果
- がん誘発物質のニトロソアミンの形成を抑制
- 胃がんや食道がんの発病率を下げる
- など
ビタミンCの詳しい作用については『ビタミンC』をご確認ください。
5. ベータカロテン

熟れたマンゴーでは、βカロテン(100g中610μg)の量が増えていき、そのβカロチンの量は、果物の中でもトップクラスと言われています。
βカロテンには、次の働きがあることが報告されています。
- 生活習慣病(高血圧や、動脈硬化、糖尿病)予防
- 細胞を保護して老化防止(アンチエイジング)
- 視力維持
- 目・口・喉の粘膜強化
- 疲労回復
- がん予防
- など
6. 葉酸

葉酸は、赤血球の元となる赤芽球の合成に関わるビタミンで、細胞の再生に関与しています。
マンゴー100gには、葉酸が84μgも含まれていて、一日の必要量(240μg)の35%にあたります。
次の働きに欠かせない栄養素です。
- 貧血予防
- 肝臓の健康
- お肌修復
- 胎児の成長
葉酸の詳しい働きについては『葉酸』をご確認ください。
7. ビタミンE
ビタミンEには、お肌や皮膚を健康に保つ働きがあります。
ビタミンEの詳しい働きについては『ビタミンE』をご確認ください。
すい臓に良い抗酸化物質が豊富

なお、裏付けとなる研究論文は最後に参考文献一覧として掲載しています。
1. イソマンギフェリン
単純疱疹(ヘルペス)ウイルスを抑制する作用があります。
2. ゼアキサンチン
抗酸化物質作用のあるカロテノイドに属する黄色の色素成分です。
老化やがん予防、視力低下予防に効果があると言われています。
3. エリオシトリン
抗酸化作用のあるフラボノイドに属する黄色の色素成分です。
脂質の酸化を抑え、がんや動脈硬化、糖尿病の予防に良いとされています。

4. マンギフェリン
イソマンギフェリンと同様に、単純疱疹(ヘルペス)ウイルスを抑制する作用があります。
また、マウスを使った動物実験ですが、すい臓のランゲルハンス島細胞(インシュリンを分泌する細胞)を修復したと報告されていることから、糖尿病の予防だけでなく、糖尿病を発症してしまった人の食養生にも期待できます。
5. ルペオール
マウスを使った動物実験ですが、ルペオールがすい臓がん細胞を47%減少させたことが報告されています。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

紫外線が強くなる季節に旬を迎えるマンゴーは、私達のお肌の健康維持に欠かせない栄養素や、熱中症を予防してくれる栄養素を豊富に含んでいます。
それだけでなく、すい臓の健康にとって良い作用をもつたくさんの抗酸化物質も含んでいることから、糖尿病予防はもちろん、糖尿病予備軍や糖尿病の人にとっても夏に食べたいフルーツです。
マンゴーをたくさん食べて、錆びない体づくりしたいですね。
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参考文献:
- “Mango Polyphenols and Its Protective Effects on Diseases Associated to Oxidative Stress”, Selles AJ, Villa DG, Rastrelli L, Curr Pharm Biotechnol. 2015;16(3):272-280.
- “What are the health benefits of mangoes?”, 26 September 2014
- “Mangiferin ameliorates the intestinal inflammatory response and the impaired gastrointestinal motility in mouse model of postoperative ileus”, Morais TC, Arruda BR, de Sousa Magalhães H, Trevisan MT, de Araújo Viana D, Rao VS, Santos FA, Feb 5 2015
- “The role of the carotenoids, lutein and zeaxanthin, in protecting against age-related macular degeneration: A review based on controversial evidence”, Maneli Mozaffarieh, Stefan Sacu and Andreas Wedrich, Nutrition Journal 2003, 2:20
- “Inverse associations between serum concentrations of zeaxanthin and other carotenoids and colorectal neoplasm in Japanese”, Okuyama Y, Ozasa K, Oki K, Nishino H, Fujimoto S, Watanabe Y, Int J Clin Oncol, 5 Feb 2013, Abstract, Accessed 13 December 2013
- “Suppression of cFLIP by lupeol, a dietary triterpene, is sufficient to overcome resistance to TRAIL-mediated apoptosis in chemoresistant human pancreatic cancer cells”, Murtaza I, Saleem M, Adhami VM, Hafeez BB, Mukhtar H, Cancer Res. 2009 Feb 1;69(3):1156-65. doi: 10.1158/0008-5472.CAN-08-2917. Epub 2009 Jan 27.
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング