水銀が蓄積しているサインと水銀のデトックス方法

2020/09/30/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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お家のお掃除はするのに・・

皆さん、お家のお掃除していますか?

ちゃんとゴミ出ししていますか?

お洗濯はどうでしょうか。

ほとんどの人は、定期的にお掃除をしてお家の中を清潔に保っていることでしょう。

ホコリを掃除機で吸い、汚れた衣服は洗濯し、使った食器は洗い、清潔を保って生活しています。

特に、コロナ禍下では、神経質なくらいお家の中も衣類も食品も除菌殺菌をして、有害なものが入り込まないようにしてきたのではないでしょうか。

では、体のお掃除はどうでしょうか?

有害物質を日常的に体に入れながら、そのままにしていませんか?

え?あなたはそんなことはしていない?

有害物質は知らぬ間に溜まっていく

現代を生きる私達は、ただ普通に食べたり飲んだりしているだけでも、日々、好ましくない物質を体内に溜め込んでしまっている可能性があります。

環境汚染

地球の環境は、どんどん汚染されています。

大気汚染、土壌汚染、マイクロプラスチックを含めた水質汚染。

土壌汚染と言っても何もあからさまな有害物質だけではありません。化学肥料や農薬(殺虫剤、除草剤などなど)によっても土壌は汚染されます。

そうした環境で栽培された野菜や果物、収穫された魚介類、塩などのミネラル・・・そうした食品を食べることによって、体の中に有害物質が蓄積していきます。

インスタント食品・コンビニフード・超加工食品

これらの食品に共通しているのは、食品添加物の多さです。

例え微量であっても、本来の食品ではない化学物質を体内に入れ続けることの害は、多くの研究が明らかにしていることです。詳しくは『超加工食品』をご確認ください。

ナノ製品

ナノ粒子にまで最小化された化学物質は、いとも簡単に皮膚のバリアを通り抜け、直接、血管の中にまで入り込みます。そして体中を血流にのって流れ、体中の様々な臓器に炎症を起こします。

例えば、芳香剤。ナノ化された芳香剤の成分は、皮膚や肺を通して細胞内に入り込みます。

芳香剤や香りのついた柔軟剤を使用している妊婦から生まれた新生児は、既に200以上の化学物質におせんされた状態で生まれてくると報告している研究もあります。詳しくは『胎盤から大気汚染ナノ物質発見』をご確認ください。

水銀の耐用摂取量

(裏付けとなる研究論文を最後に参考文献として一覧にしています。)

妊婦の耐用摂取量

日本政府は、妊婦の水銀耐容摂取量(食べても良い限界量)を定めています。

厚生労働省の「我が国における水銀摂取量と耐容量の比較」によれば、妊婦の体重を平均55.5kgとすると、1日の耐用摂取量を15.9μgと試算しています。

例えば、マグロなら1週間に80gまで食べても良いとのことです。

ちなみに、厚生労働省の別の報告書「魚介類に含まれる水銀の調査結果」によれば、クロマグロ1gあたりには、0.723μgの水銀が含まれているとのことですから、80gで約1.84μgの水銀となります。

妊婦さん以外の人はあまり気にする必要はないと日本政府は言いますが、ヘルスコーチとしては、気にして欲しいです。

米国の基準

米国のFDA(食品医薬品局)は、ガイドラインで、妊婦ではない普通の大人に対しても次のように定めています。

一般成人の水銀耐用量は、
ひと月にツナサンド3個まで

その範囲内であれば、体は水銀を自然に排出することができますが、超えると体の排出能力を超えるため、体内に蓄積されていってしまう可能性が高まるからだと説明しています。

ツナ缶に含まれている水銀量

缶詰のツナには、1グラムあたり平均0.114μg(0.047~0.330μg)の水銀が含まれています。

ツナサンドやツナマヨのおにぎりに使用する1人分のツナは、缶詰の半分くらい(35g)ですから、ツナサンド1つ、または、ツナマヨおにぎり1個には、約3.99μgの水銀が含まれていることになります。

ツナサンド3個で、3.99μg × 3個 = 11.97 ⇒ 約12μg です。

アメリカンサイズが、日本サイズよりも大きいということを考慮しても、2倍で24μg、3倍しても36μgです。

日本政府は、妊婦に1日に15.9μgの水銀まで良いと言い、
米国政府は、普通の大人でも1か月に12μg(~36μg)までしかダメだという。

さて、あなたはどうしますか?

もちろん、ツナを食べるなと言っているのではありません。ただ無頓着に、毎日、ツナサンドを食べ続けても良いというわけではなさそうだということを知っておいて欲しいのです。

大切な臓器に有害物質は溜まる

さて、どこまでの水銀量が安全かという話は横においても、有害な重金類が体内のどこに蓄積しやすいかと言えば、脂肪です。

そして、脳や脊髄、すい臓や肝臓や心臓など、生命維持にとって欠かせない重要な臓器には、多くの脂肪が含まれています。脳の約8%は脂肪です。

つまり、有害物質は、生命にとって重要な臓器に蓄積される傾向があるといえます。

水銀が体内に蓄積しているサイン

生ごみをそのまま放置したら、嫌な臭いがしてくることは知っていますね?

体内でも同じことが起きます。

何兆個もの細胞の中に有害物質が溜まり過ぎれば、様々な不調や病気の原因となります。

水銀が細胞に蓄積されると、次の様な症状が起こります。

  • 疲労感、疲れやすい
  • 息切れ
  • 胃の不調
  • リーキーガット、下痢、便秘
  • うつ、不安症
  • 不眠
  • 肥満、何をしても体重が減らない
  • 甲状腺機能低下
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 経血過多、生理痛
  • 血糖値の乱れ(高血糖、低血糖)
  • 不妊、流産
  • 感染症(風邪をひきやすい等)
  • など

体の自己浄化機能

体には、細胞内をお掃除する機能、自己浄化機能が備わっています。

  • 排便
  • 排尿
  • 発汗

です。

有害物質を体内に蓄積させないためには、便秘の解消は、不可欠です。

そして、汗をかくことは、簡単に有害物質を排出する方法ではないでしょうか。

発汗によって有害物質が排出されるだけでなく、リンパ腺が刺激されます。リンパ腺は体内のお掃除にとって非常に重要な役割を果たしている免疫機能の一部です。

発汗する方法にはいくつかありますが、定期的な適度な運動は、多方面から健康にとって有益だと言えますね。

食事でデトックスする方法

統合食養学は、特別なことをしなくても、日常生活の中でデトックスできる体、循環する体を作ること、そのための食事とライフスタイルを勧めます。

既に、いくつかその方法について、以前、記事を執筆していますので、ご覧ください。

また、デトックス全般について今まで執筆した記事の一覧は『デトックス』でご確認ください。

デトックスする際の注意点

少しずつ徐々に、体の声を聴きながらやるようにしてください。

体内に多くの好ましくない物質(化学物質、残留農薬成分、重金類、悪玉菌など)が蓄積されていればいるほど、ゆっくりと時間をかけてデトックスする方法を選んでください。急激に全てを一度に排出しようとすることで、思わぬ体の不調を招きます。

例えば、ゴミが高く積まれている部屋を掃除する時、急激に一気にゴミを出そうとしたら、ゴミ雪崩が起きて返って部屋の中が手が付けられない状態になってしまいます。少しずつゆっくりと片付けていかなければなりません。

同じことが体内でも起きます。

少しずつ、でも継続的に行うことが大切です。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

ちなみに鉛については、日本最大のオーガニック情報サイト「IN YOU」に『ひどい場合には死をももたらす有害な鉛を体内に入れない簡単な方法と、体から排出する方法とは。』という記事を提供していますので、ご覧ください。また『ビタミンCの鉛のデトックス作用』も併せてご確認ください。。

もし上記した症状に心当たりがあり、水銀が蓄積しているかもしれないという不安があるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング