ソフィアウッズ・インスティテュートの公式ブログ「図書室」

バイオ個性で食べて健康と幸せを手に入れるホリスティック栄養学ヘルスコーチ

ビタミンD3ががんの進行を抑制することが判明|ただし効果を得るにはある条件がありました

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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2020年11月のJAMAに発表された研究は、ビタミンD3には、がんの進行を抑える力があることを示す証拠を提示しています。

(裏付けとなる論文は最後に参考文献として一覧にしています)

ビタミンDには、2種類あります

  • キノコなどの植物から得られるビタミンDは、植物性のビタミンD2
  • 魚や卵から得られるビタミンDは、動物性のビタミンD3

私達ヒトも紫外線を浴びることで、体内の腸内細菌がビタミンDを造ってくれます。ヒトは動物ですから、自前で造るビタミンDは、D3です。

2つのビタミンDの詳細については、『ビタミンDには2種類あるんですよ』をご覧ください。

従来の科学ではD2とD3の両方ともヒトの体内で同じように機能すると考えられてきました。しかしここ数年の間に、ビタミンD3に特化したヒトを対象する研究が進み、様々なことが判ってきています。

ビタミンD3の健康効果に関する研究については『日光浴が必要な4つの理由|ビタミンDのドミノ効果』をご覧ください。

ビタミンD3とがんに関係する発見

2年前に『The New England Journal of Medicine』に発表された約26,000人の被験者が参加したビタミンD3と魚由来のオメガ3脂肪酸を用いた大規模な研究によって、ビタミンD3には、がんに対する効果があることが示唆されていました。

具体的には、がんと診断された時点での血中のビタミンD3値の高さと生存率には関連性があることが示されました。

研究者は、

「ビタミンD3ががん由来の死を減少させる可能性を目撃した」

と、述べています。

また、動物を用いた実験では、ビタミンD3ががん等の腫瘍の挙動を変化させ、がん細胞の生理活性に影響し、腫瘍の悪性化やがん細胞の転移を抑制することが観察されています。

新しいビタミンD3を用いた大規模追跡調査

今回発表された新たな研究では、50歳以上の男性と55歳以上の女性25,000人以上が被験者となりました。全員、がん腫瘍がないことが研究開始時に確認されています。被験者はランダムに次の2つのグループに分けられました。

  1. 2,000IUのビタミンD3を飲むグループ
  2. 偽薬を飲むグループ

平均5.3年間毎日飲み続けた結果が追跡調査されています。

1. ビタミンD3にがん予防効果はない

被験者のうち、約1,600人が追跡期間中にがんを発症しました。2つのグループ間において、がんの発症率に大きな差はありませんでした。

つまり、ビタミンD3ががん予防になるという証拠は得られませんでした。

しかし

2. ある条件の下、ビタミンD3はがんの進行と死亡率を抑制する

偽薬グループと比較して、ビタミンD3を飲んでいたグループは、20%もがんの進行が抑えられたと報告されています。がんの進行とは、この研究においては、原発がんからの転移あるいは死亡と定義されています。

そして、この違いは、BMI 25以下の標準体重の被験者で顕著に現れました。

標準体重の被験者7,800人中、ビタミンD3を飲んでいたグループで、がんを発症し、そのがんが進行してしまったのは、

  • 58人のみ
  • しかも、標準体重の人に限定すると、がんの進行は、38%も低くなったと報告されています。

太りすぎあるいは肥満症の被験者には、ビタミンD3によるがん進行抑制の効果はなかったとのことです。

なぜ太り過ぎているとビタミンD3が効かないのか

標準体重の人と太りすぎの人の体内におけるビタミンD3の生理活性が異なるからではないかと、研究者は述べています。

「肥満症の人が、インスリン抵抗性を発症しやすいように、
ビタミンD3についても同様のことが起こっている可能性はあります。
肥満症の人は、ビタミンD3を効率的に利用できないのかもしれない」

と、述べています。

がん細胞と肥満症の人の体脂肪との関係については、『あなたの細胞が、がん細胞の協力者となってしまう仕組みとそうさせない方法』をご参照ください。

がんになったら大量のビタミンD3を飲めばよいのか

ビタミンD3には過剰摂取による副作用があります。詳しくは『ビタミンDは過ぎたるは及ばざるがごとし』をご覧ください。

研究者は、ビタミンD3とがんの進行との関係については、更に研究を進めていく必要があることから、がん予防やがんの進行を遅らせる目的でビタミンD3を大量に飲むことは勧められないと述べています。

ビタミンD3不足に陥らないことが重要

がんと診断されたら、最も重要なことは、血中ビタミンD3値が不足しないように気をつけることです。

日本人を対象とした研究で、週3日以上、日焼け止めを塗っている人は、通年で血中のビタミンDが不足しているという報告もあります。これから紫外線が気になる季節ですが、本当にその日焼け止めが必要なのか考えてみる価値はありそうです。参考:『あまり知られていない日焼け止め8つの真実

体内のビタミンD3を不足させないためには

  • ビタミンD3豊富な食品をバランスよく食事に加えること
  • 適度な日光浴を通して自前のビタミンDを十分に肝臓に貯蔵しておくこと

これが肝心に思います。ビタミンD豊富な食品については『ビタミンDには2種類あるんですよ』に掲載しています。

適正体重の維持

そして、今回の研究が明らかにした様に、ビタミンD3をちゃんと体内で機能させるためには、メタボを予防して標準体重を維持する食事とライフスタイルが不可欠だと言えます。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

参考文献:

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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