食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

乳がんを予防する10の戦略(つづき)

10月は、世界的にも乳がん予防月間です。

そこで、私が代替医療/統合食養の資格を取得したNYCの学校の先生のおひとりでもあり、このブログでもしばしばご紹介している予防医学の権威、ジョエル・ファーマン医学博士がご自身のブログで執筆された乳がん予防策を、2回に分けて、和訳要約してお伝えしている第2回目です。

ファーマン博士は多くの参考文献をつけてくださっていますので、裏付けとなっている研究論文にご興味がある方は、ファーマン博士のブログにて、直接ご確認ください。ここでは割愛します。乳がん

乳がんだけでなく、他の病気からもあなたを守ることにつながる10の戦略の後半をお伝えします。


戦略 1~5 は、こちら

6) 日光浴

ビタミンDの体内濃度を一定に保つようにしましょう。

乳がんを発症した女性の4分の3は、ビタミンD欠乏だったとする報告があります。ビタミンDが十分であれば、乳がん発症リスクを約45%も減少させることができます。

ビタミンDは、紫外線を浴びることで体内で合成されます。むやみに紫外線を避けるような生活をすることで、乳がんリスクを高めることにつながります。

ソフィアウッズ・インスティテュート補足:

ビタミンDは食品からも摂ることができます。でも、ビタミンDには、2種類あります。D2D3です。キクラゲなど植物性食品に含まれているビタミンDは、D2です。卵や魚など、動物性食品に含まれているビタミンDはD3です。そして、私達が体内で自己合成するビタミンDは、D3です。ヒトは動物ですからね。。。

日光浴が必要な4つの理由 – ビタミンDのドミノ効果
ビタミンDは、過ぎたるは及ばざるがごとし
どのくらいの日光浴なら薬になる?
そのUV対策、本当に必要ですか?
ビタミンDの多い食品

7) 1週間に少なくとも3時間の運動をし、体重増加に気をつける

73もの異なる研究が、運動レベルが高い女性は、乳がんリスクが25%も低いことを示しています。

健康的な体重を維持することも非常に重要です。肥満症は、17%も乳がんリスクを高めます。

スポーツで乳がん予防ができる!?

8) 禁酒&禁煙

50以上の研究が、アルコールと乳がんとの関係について結論を結んでいます。

一日に1杯未満という非常に少量の飲酒であっても、リスクは上昇します。

看護師を対象とした調査研究では、一週間にアルコールを3-6杯飲む習慣のある女性は、まったく飲まない女性と比較し、乳がん発症リスクが約15%高いと報告しています。

乳がんサバイバーが、一週間にアルコールを3-4杯飲むことで、再発リスクを約34%も高めてしまうことも報告されています。

タバコの成分の中に、発乳がん物質が含まれています。そうした物質は、肺から血中に入り、乳房細胞に達します。

「赤ワインは体に良い」は本当?~フレンチ・パラドックスに意義あり!

9) 環境ホルモンを避ける

更年期やPMSの改善や避妊のために処方されるホルモン充填剤によって乳がんリスクが高まることが知られています。

また、フタル酸エステルなどの環境ホルモンが、乳がんリスクを高めます。フタル酸エステルは、パーソナルケア商品やプラスチック製品に含まれているだけでなく、ワインやスピリッツの中にも溶け込んでいることが近年問題となっています。

全てのスピリット、8割以上のワインから危険成分が検出
かなり怖いパーソナルケア商品の成分
一般的な防腐剤が乳がん誘因成分に

不溶性食物繊維豊富な野菜を食べるようにしましょう。不溶性食物繊維は、こうした環境ホルモンを絡め取り、体外へ排泄することを助けます。

10) 出産し、できるだけ長く授乳する

24歳までに出産すること、2人以上の子供を持つことが、乳がん予防になることが知られています。

母乳を与えることもリスクの低減に寄与します。より長い期間に渡る授乳が乳がん予防になることが報告されています。


これらは、あくまでも「乳がん予防」という観点から、科学的に効果のあることが示されている方法をファーマン医学博士が紹介しているものです。個人の人生の選択や社会的な問題に言及するものではありませんので、ご容赦くださいね。

と、わざわざ注釈をいれたのは、10番目の項目に個人的に「アウチ(痛っ!)」と思ったからです。だって、これは、「乳がん予防のため」にという理由だけでは、解決されない項目のように思います。

私自身、出産の経験も授乳の経験もなく、当然、既に24歳未満でもありませんから(笑、その倍?)、今更、努力ではなんともなりません。

それに、出産も授乳も経験している女性が乳がんを発症するケースもあるので、出産だけで乳がんを予防できるとも言い難いように思います。

また、不妊治療後に高齢出産(35歳以上)をした女性ほど、乳がんリスクが1.35倍~2.5倍になること、しかし、不妊治療後に出産に至らなかったケースでは、乳がんリスクが3分の2以下~半分近くまで減少することが、2万人の女性を20年間追跡調査した結果として2016年7月に報告されています。

とは言え、ここで示された戦略は

  • どれかひとつクリアしていれば、それでOKというものでは決してありませんし、
  • どれかひとつにひっかかったからと言って、全てがダメになるというものでもありません。

累積で効果があるものです。

生活の中に、人生の中に、取入れた項目が多いほど、リスク低減効果が高まります。

ですから、何かにひっかかったら、別の項目でがんばればいいのです。

余談:

乳がんに限らず、様々な病気で入院されている方々の食事が、単にカロリーや栄養バランスの良い食事ということではなく、それぞれの病気に適した食事療法であることが必要ではないかと深く感じます。

 

『がん予防になる野菜の食べ方 – 野菜の力を正しく引き出す調理と食事法』について、マインド・ボディ・メディシン講座で学べますよ!

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

ご相談のある方は、お気軽に初回コンサルテーション(無料)にお申込みください。
ホリスティック栄養学講座にご興味のある方は、こちらをご覧ください。
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

原典: “Ten Strategies for Preventing Breast Cancer”, Dr. Fuhrman

参考文献:
Ovarian Stimulation for In Vitro Fertilization and Long-term Risk of Breast Cancer“, Alexandra W. van den Belt-Dusebout, PhD et al., July 19, 2016

参考: 『乳がんの自己検診方法

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

Comments are closed.