女性ホルモン剤で糖尿病や心疾患になる可能性がある

2014/10/16/
ピル

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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女性ホルモン剤を服用している方はいらっしゃいますか?

避妊薬としてだけでなく、生理痛やPMSの緩和のために、あるいは、更年期症状の緩和のために女性ホルモンの充填療法を受けていらっしゃる方には、要注意な報告が、Nutritional Concerns of Womenに研究論文が掲載されました。

女性ホルモン剤の服用によって、体内でビタミンB6欠乏症が起こるというものです。

トリプトファン代謝経路の異常

様々なエストロゲン・プロゲステロン併用型避妊薬を服用している女性で、必須アミノ酸のひとつトリプトファンの、体内の代謝経路で次の様な異常が観察されています。

女性ホルモン剤のひとつ、人工エストロゲンが直接的に、あるいは副腎皮質経由で間接的に、トリプトファンを不必要にナイアシンの合成に誘導してしまうという異常です。

なぜ、誘導してしまうのかについて、そのメカニズムは未だ不明です。

ナイアシン過剰とビタミンB6欠乏症

トリプトファンからナイアシンを合成する際、ビタミンB6が触媒として使用されます。

女性ホルモン剤の服用によって、体内で不必要なナイアシンが合成されるということは、それだけビタミンB6が触媒として不必要に消費されるということを意味します。

結果として、ナイアシンの過剰とビタミンB6不足が体内で起きます。

ナイアシン過剰の症状

体内でナイアシンが多くなり過ぎると次の様な症状が現れます。

  • ひどい下痢
  • 便秘
  • 肝機能低下
  • 劇症肝炎
  • 心疾患

ビタミンB6不足の症状

ビタミンB6が不足すると、次のような症状が現れます。

  • 虫歯
  • 肌のハリの喪失
  • 抜け毛
  • 老化症状
  • 脂肪肝、肝硬変
  • コレステロール血症
  • 動脈硬化
  • 糖尿病
  • 運動中や睡眠中のケイレン
  • 神経障害
  • 神経衰弱、錯乱

ビタミンB6の詳しい作用については、『ビタミンB6の作用と多く含む食品』をご覧ください。

間接的なうつの原因に

トリプトファンは、幸福ホルモンであるセロトニンの材料です。

そのトリプトファンがセロトニンの合成ではなく、ナイアシンの合成に使われてしまうことで、セロトニン不足が体内で起こる可能性があります。

そのため、女性ホルモン剤を服用している女性にうつの様な症状が現れたり、既にうつ症状をもっている場合には、悪化させてしまう可能性も示唆されています。

女性ホルモン剤を服用している女性へ

ビタミンB6不足を予防改善する

様々な理由で、女性ホルモン剤を服用している人、つまり、女性ホルモンのバランスを人為的に薬によって調整している人は、ナッツ類やシーズ類などビタミンB6の多い食品を意識して食事に加えることが必要です。

ビタミンB6を多く含む食品については『老化防止ビタミンのビタミンB6の作用と多く含む食品』をご参照ください。

うつを予防改善する

トリプトファンがセロトニンではなくナイアシンの合成に使用されてしまうため、トリプトファン(タンパク質)以外の方法で、うつを予防できると良いですね。

うつの改善や予防に次の食品達を試してみてはいかがでしょうか。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのご提案

一番好ましいのは、女性ホルモン剤を必要としない体を作ることです。

女性ホルモンのバランスに良いとされる食品や食事法について今まで執筆した記事を下にリンクしましたので、お役に立ててくださいね。

でも、おひとりで食事やライフスタイルを改善させることに難しさや不安があるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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