
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
関節リウマチとは

今年(2022年)9月に『関節リウマチはヴィーガンで治る?』を執筆し、あらためて、関節リウマチについて基本的なことをまとめることにしました。
裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。
関節リウマチは、関節を裏打ちしている滑膜という組織を免疫細胞が攻撃することで慢性的な炎症が生じる自己免疫疾患の一つです。日本の患者数は70万〜80万人と推定されていて、30〜50歳代の女性に多く発症し、男性の4倍と言われています。
今では関節リウマチは早期に治療することで寛解する可能性のある病気です。
関節リウマチの自然経過は、ひとそれぞれで、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に関節破壊が進行していく進行性の病気です。
原因は完全にはまだ判っていませんが、関節リウマチと関係のある遺伝子が特定され、遺伝性があることが判明しています。また、歯周病などの細菌やウイルスの感染や喫煙との関係も明らかにされています。更に、過労やストレス、出産やケガなどをきっかけに発症することがあります。
関節リウマチの症状
関節リウマチの症状は人によって異なり、進行する速度も同じではありません。
一般的には、関節が腫れて痛みが起こります。進行するにつれて、炎症性物質が骨や関節の変形を引き起こします。痛みは、朝起きてから30分以内くらいに起きることが多く、昼間や夜には落ち着くのが特徴です。
典型的には手指の第2関節など小さな関節に痛みや腫れの症状が起こり、左右対称に起こることが知られています。しかし、膝などの大きな関節が侵されることも少なくありません。そのまま放置すると軟骨組織が破壊され関節が機能しなくなります。
次の症状は、関節リウマチが発症した際にみられる症状ですが、全ての症状が全ての人に起こるわけではありません。
- 熱をもった関節の腫れ
- 起床時/休息後の関節のこわばり
- 皮膚の下のしこり(リウマチ結節)
- 神経痛(針で刺されたような痛み)
- 爪の異常(うねり、黄色、爪床の肥厚、二枚爪)
また、関節とは遠い臓器に影響することで、次の様な症状が現れることもあります。
- 倦怠感
- 微熱
- 食欲不振
- 情緒不安
- ドライアイ
- 肺の瘢痕(はんこん|傷跡)
- 動脈内のプラークの蓄積
- 口の渇き(唾液腺に影響した場合)
- 骨髄の変化
- 血管炎(慢性の場合)
関節リウマチの検査

診断のために様々な検査が行われます。
血液検査では完全には分からないため、精密検査や身体検査が必要です。そして、今までの病歴が重要な情報となります。
関節リウマチの一般的な検査には次の2種類があります。
1.リウマチ因子
リウマチ因子(RF)の量を測定する検査です。
しかし、名前に反して、次の様な病気や条件によってもこの数値は高くなるため、この検査だけで関節リウマチと診断することは難しい検査です。
- 糖尿病
- 細菌性心内膜炎
- がん
- 予防接種
- 輸血歴
- 加齢
また、リウマチ関節炎の人の約20%が正常なRF値を示すため、このテストで陰性となっても関節リウマチではないという確定はできません。更に、RF値が高いのに関節リウマチの症状がない人もいます。
そのため、次の検査が一緒に行われるのが一般的です。
2.抗CCP抗体検査
略して「CCP検査」と呼ばれますが、測定しているのはCCP(抗環状シトルリン化ペプチド)の量ではなく、CCPに対する抗体(ACPA)の量を測定する検査です。
抗CCP抗体(ACPA)は、関節リウマチで特異的に高い値を示す抗体で、関節リウマチの発症を予測するのにも用いられます。
しかし、高値が必ずしも関節リウマチとも限らず、シェーグレン症候群などの他の自己免疫疾患でも高値を示します。
一般的に、20u/mL以下で陰性と判断されます。
検査が陰性でも関節リウマチと診断されることがある
RF検査と抗CCP抗体検査の両方が陰性でも、患者本人が関節リウマチの症状を訴えている場合には、関節リウマチと診断されることがあります。
関節リウマチのための薬

TNFブロッカー
関節リウマチの症状の緩和のために、次のようなTNFブロッカー(腫瘍壊死因子阻害剤/遮断薬)が処方されるのが一般的です。
- インフリキシマブ(商標Remicade)
- アダリムマブ(商標Humira)
TNFは炎症性サイトカインの一種なので、TNFをブロックすることで関節への攻撃が穏やかになり症状が改善し始めます。一方で、TNFは通常であれば、感染防御や抗腫瘍作用を持っている物質(腫瘍壊死因子)なので、TNFを慢性的にブロックすると、免疫機能全体が抑制されてしまいます。
そのため、風邪やインフルエンザ、口唇ヘルペスなどの感染症にかかりやすくなります。長期間使用を続ければ、がんリスクも上昇します。
FDA(米国食品医薬品局)は、若年層へのTNFブロッカーの長期使用が悪性リンパ腫の発症リスクを高めることをホームページで警告しています。
バイオ製剤
TNFブロッカーと一緒にバイオ製剤(生物学的製剤)が処方されることがあります。
遺伝子組換え技術や細胞培養技術を用いて製造された薬で、特定の分子を標的としている薬なので治療効果が高く、例えば、併用する他の薬の量を減らせることが多いです。バイオ製剤はタンパク質でできているので、口から服用すると消化されてしまうので、点滴や皮下注射によって投与されます。
関節リウマチのバイオ製剤には、メトトレキサート、スルファサラジン、ヒドロキシクロロキン、レフルノミドなどがあります。
ただ、必ずしも全員に効果があるわけではなく、またどのバイオ製剤が特定の個人に有効かどうかを事前に判断することも難しいです。また、この種類の薬も免疫力を抑制するため、感染症に注意が必要です。
関節リウマチのナチュラルレメディ
できれば、そうした免疫力を低下させてしまうようなお薬はできるだけ少ない量あるいは短期間で終わらせたいものです。その支援となるご自宅でできるナチュラルな方法についてお伝えします。
関節リウマチと・・・・
関節リウマチと変形性関節症の違い
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ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

関節リウマチは早期に投薬治療を始めることで寛解できる病気となっています。一方で『関節リウマチはヴィーガンで治る?』でご紹介した様に、副作用の大きい薬ではなく食事によって治癒を目指すことを推奨する意見もあります。
でも、現実的には食事か薬かの2択で考える必要はありません。
投薬を受けても受けなくても、私達はどうせ1日3食食べるのです。投薬を受ける人も受けない人も、毎日の食事を関節リウマチの症状の緩和を支援するような食事にすればよいのです。
そのためには、今回ご紹介した食事を参考にしてください。
でももしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのなら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
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