食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

不眠の7つの危険性

たった一週間、十分な睡眠がとれなかっただけで、ストレス抵抗性や免疫機能、臓器炎症や様々な健康状態をコントロールしてくれる遺伝子の活動に変化が生じます。

不眠によって引き起こされる7つ(それ以上)の危険性について、米国のヘルスセントラルによる報告を基に、ご紹介します。

不眠の危険

1. うつ症状・不安・パニック症状・認知症など脳内神経伝達の異常

睡眠が十分にとれていないと情緒を安定させる神経伝達物質の伝達が鈍くなり、また、脳の予測機能に異常が生じ、うつ症状、不安やパニック症状を起こしやすくなります。また、記憶力が衰え、情報や考えを認知し、処理する能力が衰えてきます。

米国のジョンズ・ホプキンス大学は、学生時代に不眠を経験した人は、経験しなかった人と比べ、その後、うつ病を発症するリスクが高いとの研究報告をしています。一方で、心療内科を受診するうつ病の方々の症状には、男女ともに睡眠障害が一番多いという報告があります。

「不眠の人は、うつ病になりやすく、うつ病の人は不眠になりやすい」という悪循環の関係です。

2. 不整脈・高血圧・心疾患・脳梗塞など循環器系の異常

睡眠時間が5-6時間より少なくても、多くてもと循環器系の病気のリスクを高めます。

不眠は白血球数を減少させ、私達の体のストレスや緊張に対する抵抗力を弱めます。また、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、心拍の乱れ(不整脈)となって現れることがあります。

十分な睡眠をとっていれば、寝ている間に交感神経の活動が低下するので、血圧は下がります。しかし、睡眠が不足していると、交感神経の活動が活発なままとなり、血圧や心拍数が十分に下がらないことがひとつの原因と考えられます。このような状態が続くと、血圧が高いままとなり、心疾患のリスクを高めていきます。

寝つきが悪い人や夜何度も目が覚めてしまう人は、そうでない人に比べ、高血圧を発症するリスクが約2倍になるとする調査報告もあります。

心疾患や長期間にわたる交感神経による血管収縮によって心機能が弱ると、十分な血流が脳に届けらなくなり、脳梗塞のリスクが高まります。

3. 乳がん・子宮体がんなど女性ホルモンの異常

寝ている間、副交感神経が働き、メラトニンが分泌され、私達のホルモンバランスが保たれますが、不眠状態や昼夜が逆転したような生活が続くと、十分なメラトニンが分泌されず、女性ホルモンのエストロゲンのバランスを乱すこととなります。そして、エストロゲンの過剰分泌は乳がんや子宮体がんなど、女性ホルモンの異常によるリスクを高めることが知られています。

4. 糖尿病

不眠はストレス反応を引き起こすことが判っていますが、それによってコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは、インシュリン抵抗性(インシュリンへの反応が鈍くなる)を高め、血糖値を下げることができなくなることが知られており、結果として糖尿病を引き起こします。

実際に、不眠のある人は、ない人に比べて糖尿病の発症リスクが2~3倍と報告されています。スウェーデンの調査は、不眠は肥満に次いで2型糖尿病の重要な危険因子だと指摘しています。

5. 肥満

米国スタンフォード大学による睡眠時間と肥満度(BMI)の関係調査は、睡眠時間が6~7時間の人が最も肥満度が低く、それより短くても長くても肥満度が高まると報告しています。

睡眠時間が短い人は食欲を増進させるグレリンというホルモンが多く分泌され、食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌が少なくなるとのことです。そのため、睡眠不足が続くと食欲が高まり、結果として太りやすくなり肥満のリスクを高めます。

6. けが・事故

睡眠が不足すると、脳が休息できず、睡眠時に行われる情報の整理ができなくなってしまうことから、集中力や作業効率が悪くなりがちです。

また、睡眠不足や不眠症は、産業事故のリスクを約8倍高めるとも言われています。経済的にみると、米国の試算では睡眠不足や不眠症による事故での経済損失は年間430~560億ドルにのぼるとされ、日本の経済損失は、年間数兆円にのぼるという試算もあります。

7. 寿命

睡眠と死亡リスクについて研究を続けているカリフォルニア大学によると、通常の睡眠時間が6.5~7.4時間の人の死亡率が最も低く、それより短くても長くても死亡率が高いという結果が報告されています。

しかしながら、7時間以上の睡眠については、病気の人は長く寝る傾向があるため、その影響が考慮されていないため、7時間以上の睡眠が死亡率を高めるという確証はまだありません。短時間の睡眠時間については確かな報告です。

参考:
脳がシャットダウンしてくれない時でも眠る、ケース別対処方法
食べられるメラトニンがあるんですよ!
マリリンモンローの不眠症とシャネルとクロモジ
西洋のローズウッドと日本のクロモジ
幸せは、眠る人が好き~寝起きの白雪姫がプロポーズされた理由 – 女が成功するために必要な武器は「寝る」こと!?

 

ソフィアウッズ・インスティテュート - ホリスティックヘルスコーチング

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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