【限定公開】生理前のお腹のハリ(膨満感)を楽にするナチュラルレメディ

2024/11/19/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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生理前にお腹が張っている感じ、膨満感を経験したことはありませんか?

生理前にお腹がまるで風船のように膨らんでくる感じを、

女性の約70%が報告

しています。

生理前の膨満感には、ホルモンの変動が大きな役割を果たしています。

生理周期に沿って、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの濃度は上がったり下がったりします。そのことで、さまざまな影響が体と心に起こります。

生理が終わった次の週には、基礎体温が下がる「低温期」に入ります。低温期には、エストロゲンの濃度が上昇し、排卵を誘発します。その時、体内の水分の排出が遅くなり、ムクミが起こります。

エストロゲンは、体内の水分と塩分の保持にも直接的な影響を持っています。

エストロゲンが多くなり過ぎると、体はより多くの水分を溜め込もうとしてムクミやすくなり、一方、エストロゲンが少なくなると、胃腸機能が不調になり、便秘が起こりやすくなります。

排卵が起こった後は、プロゲステロンの濃度の上昇によって、赤ちゃんを迎え入れる準備として子宮内膜が厚くなり始めることや、胃腸の働きが遅くなり便秘やムクミが起こることで、お腹のハリ/膨満感が増します。

生理前だけでなく、急いで食べたり、食べ過ぎたり、お豆類やカリフラワーやブロッコリーなどを食べたり、炭酸飲料を飲んだりすると、きっとあなたも1回は経験したことのあるのではないでしょうか。

一般的なお腹のハリの主な原因は、便秘です。

便秘と生理周期の次に腹部の膨満感を起こす原因には、次のようなものがあります。

  • 消化不良
  • ストレス
  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • クローン病
  • 小腸細菌過剰増殖(SIBO):大腸にいるべき細菌が小腸で増殖した状態
  • 婦人科疾患:卵巣や子宮に問題がある

怖がらせるつもりはありませんが、生理周期や便秘とは関係なく、いつもお腹が張っている状態が長期間続いている場合には、がんの可能性を疑ってみることも必要です。

初期の卵巣がんや骨盤のがんにみられる兆候のひとつが、持続的な膨満感/お腹のハリです。

卵巣がんや骨盤のがんの兆候には、お腹の膨満感に加えて次のような症状が伴うことがあります。

  • 骨盤または下腹部の痛み・・・下腹部または骨盤周辺が頻繁に痛む
  • トイレが近い・・・トイレが近くなったり、急にトイレに行きたくなる
  • 早期満腹・・・まだあまり食べていないのに、直ぐに満腹になり食べられない
  • 排便の変化・・・便秘など、いつもとは異なる排便習慣
  • 体重変化・・・意図せずに体重が減ったり、増えたりする
  • 月経不順・・・更年期とは関係なく起こる生理不順

思い当たることがある場合には、ネット検索などして情報迷子になる前に、婦人科でちゃんと検査を受けてくださいね。

卵巣がんは、かなり進行するまで明らかな兆候が現れないことが多いため、早期発見が特に重要です。

数年前に「IN YOU」に提供した卵巣がんについての記事『卵巣を健康に保つ食べ物』も併せてご参照くださいね。

不快な症状が起こると直ぐに何等かの薬を口に放り込む・・・のではなく、これからお伝えするもっとナチュラルな方法、自然な方法で体と向きあう選択をして欲しいと、統合食養学のヘルスコーチとしては願います。

定期的な運動をすることで、ホルモンの作用で動きが鈍くなっている胃腸を刺激してくれるので、便秘の予防・改善になります。

腸モミも効果があるので、やってみてくださいね。

また、脚、特に、ふくらはぎを使う運動、例えば、階段の上り下りは、水分の体内循環を促してくれるので、ムクミの予防と改善になります。

ムクミがあるのにお水を飲むのは逆効果になるのではないかと心配される人もいるかもしれませんね。でも、お水を飲んでムクむ時は、塩分の多い食事をした時です。

ですから、塩分の多い食事をしているわけではないのに、生理周期に合わせてムクむ時には、しっかりと水分補給をする方が、返って体が無駄な水分を維持する必要がなくなるため、ムクミが治まるのです。

水分補給をするときには、「水」を飲むようにしてくださいね。炭酸飲料は膨満感を悪化させることがありますから控えめに、また、コーヒーやお茶に含まれているカフェインには利尿作用があるため、本当の意味で体の水分補給にはなりません。お水を飲みましょう。

むくみやすい時には、塩分を控えめにして、もし塩分を多く摂り過ぎたと感じた時には、バナナなどナトリウムを排出してくれるカリウムを豊富に含んでいる食品を食べることも役に立ちます。

カリウムを豊富に含んでいる食品は『カリウム』をご確認ください。

これらの食品には、ビタミンB6とマグネシウムが豊富に含まれています。

ビタミンB6とマグネシウムがPMSや生理周期の膨満感を緩和することが明らかにされています。

生理前のお腹のハリの不快感を和らげてくれるハーブティを2つご紹介します。

  • 生姜・・・3cm(スライスしておく)
  • レモン汁・・・レモン半個分の汁を搾っておく
  • 蜂蜜・・・小さじ1杯(お好みで)

レモンも生姜も胃腸の健康にとって、とても良い成分を多く含んでいます。例えば、両方とも消化を促す作用があり、消化管の炎症を抑えます。

また、レモンはカリウム豊富です。

それぞれの詳しい機能は『レモン』、『生姜』、『はちみつ』をご確認ください。

  1. カップ1杯分の水に生姜を加え、沸騰させ、5分間ほど煮る
  2. 火を止めて、レモン汁を加える
  3. お好みで蜂蜜を加える

温かいままお召し上がりください。

  • 乾燥カモミールの花・・・小さじ1杯
  • 乾燥ペパーミントの葉・・・小さじ1杯
  • 生姜・・・すりおろしたものを小さじ1/2杯
  • 粉末フェンネル・・・少々(お好みで)
  • 蜂蜜・・・お好みで

ペパーミントやカモミール、フェンネルなどのハーブにも胃腸の働きを助けたり、落ち着かせる作用があります。

それぞれの詳しい機能は『カモミール』、『ぺぺーミント』、『フェンネル』をご確認ください。。

  1. 材料をティーポットに入れ、カップ2杯分の熱湯を注ぐ
  2. 5分~10分間放置する
  3. 茶こしを使って、カップに注ぐ

お好みで、蜂蜜などを加えてください。

こちらの記事もお役に立ててくださいね。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

生理前のお腹のハリをとても不快に感じる女性も多いです。でも、それは、子宮が赤ちゃんを迎える準備をしていることを示す、自然で健康的なサインです。

「妊娠なんて、今は考えられない」という人にとっては、迷惑な症状でしかないのかもしれませんが、もし、いつかは子供が欲しいと思うのなら、その症状をあまり嫌わないであげて欲しいのです。きっといつか、その自然で健康的な、でも、今はちょっと迷惑な体の現象に感謝する日が来ます。

だから、あまりご自分の体を嫌わずに、生理を呪わずに、今回ご紹介したお茶などを飲みながら、女性であることの自然な体の変化を楽しんで毎月を過ごしていただけたら嬉しいです。

そして、もちろん、その膨満感が生理の後でも続いたり、ひどく辛いものであるならば、婦人科を受診することも忘れないでくださいね。

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献

Bloating: Causes and Prevention Tips”, The Johns Hopkins University, The Johns Hopkins Hospital, and Johns Hopkins Health System

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング