
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
レモンは交配から生まれた?
ある説によれば、レモンは自然に発生したフルーツではなく、橙(だいだい)とシトロンを交配して作られたフルーツらしいのですが、レモンの起源については、確かなことは不明です。ただ、北インドで発見され、その後、中東からアフリカに渡り、その後、中世ヨーロッパにもたらされたとのこと。
古代の人達によってレモンは非常に価値のある存在でした。特に、消化機能の薬として用いられていた様です。実際に、王様や貴族への贈物としてレモンが選ばれることも多かったようです。
加えてレモンは食の世界で何世紀にも渡って重要な役割を果たしてきました。レモンの酸味は、魚料理からレモネードまで、多くの料理や飲み物の風味に広がりを与えるために利用されてきました。
今ではレモンは、世界中で様々な方法で食され楽しまれているフルーツです。
皮ごとのレモンの意外な栄養価

レモンに限らず、柑橘類は全般的に、果汁だけでなく皮も一緒に食べた方が良いのです。柑橘類の皮を乾燥させたものは、古来、生薬として用いられてきたものばかりです。
FDA(米国食品医薬品局)は、1日に必要となる栄養素の10%以上を100g中に含んでいる時、その栄養素を豊富に含んでいると表現できると定義しています。それに沿ってレモンに含まれている栄養素を見ていくと面白いことが判ります。
カルシウム
丸のままのレモンには、なんとカルシウムが12%以上も含まれています。レモンとカルシウムを結び付けてイメージする人は少ないと思いますが、FDAの定義に従えば、レモンはカルシウムが「豊富」なフルーツと言えるんです。
ただ、果汁だけでは、カルシウムは1%にまで減少してしまうので、カルシウム源にはなりません。
レモンの皮をいろいろ工夫したら、楽しく摂れるカルシウム源になりそうです。
カルシウムのもっと詳しい機能については『カルシウム』をご確認ください。
銅とビタミンE
銅とビタミンEも、皮ごと食べたら1日の必要量の10%を超えて摂れるんですよ。銅は1日の必要量の約13%、ビタミンEはなんと約27%も摂れちゃうんです。
でもやっぱり、果汁だけでは、両方とも2%前後に減少してしまうんです。
銅は、貧血の予防や甲状腺機能の維持に欠かせないミネラルですし、ビタミンEは抗酸化作用の高いビタミンです。それぞれの詳しい機能については『銅』、『ビタミンE』をご確認ください。
レモンに豊富なフラボノイド
広島大学の研究によれば、国産レモンに多く含まれているフラボノイドは主に次のものです。
- エリオシトリン・・・レモン全体の約90%以上
- ヘスペリジン・・・エリオシトリンの約1/3量
- ネオヘスペリジン・・・微量
- ナリルチン・・・微量
- ナリンギン・・・微量
このほとんどが果皮、特に、中果皮のアルベドと呼ばれる白いふわふわした部分に含まれています。レモンの果汁には、レモン全体のフラボノイドの約5%しか含まれていません。
「一般財団法人食品分析開発センターSUNATEC」の発表によれば、
- エリオシトリンは、果皮100gあたり280mg、果汁100mlあたり12.1mg
- ヘスペリジンは、果皮100gあたり173mg、果汁100mlあたり8.9mg
です。
青いレモンは逆
青レモンでは、ヘスペリジンは、エリオシトリンの2~3倍あり、レモン1個あたり1gも含まれているそうです。しかし、成熟するに伴い、エリオシトリンの含有量が増え、比率が逆転するのだそうです。なお、青レモンの果汁には、逆にエリオシトリンがヘスペリジンの3倍も含まれていることが報告されています。
レモン外皮のフラボノイド

レモンピール(レモンの外皮)には、それに加えて次のようなフラボノイドが含まれていることが報告されています。
- イソマンギフェリン
- ルチン
- アストラガリン
- ケルセチン
これらすべてに抗炎症作用が確認されています。
クマリン類は果皮にだけ
ウイルス活性抑制作用や抗がん作用があることが判明しているクマリン類は、レモンの果皮にしか含まれていません。
コールドプレスのレモンオイルの中には、100ppmのクマリン類が検出されています。
レモンの果汁から十分摂れる栄養素

葉酸とビタミンC
果汁からも豊富に摂れる栄養素があります。それは、葉酸とビタミンCです。
丸のままのレモンには、1日の必要量の15.5%の葉酸が含まれていますが、果汁にも約9.5%も含まれています。10%には満たないですが、それでも9.5%も残っているのですから、すごいです。
ビタミンCも丸のままレモンを食べると1日の必要量を超えて、117.6%も摂れちゃうんです。1日の推奨量は、丸々100%そのまま摂れてしまいます。果汁にも58.8%、つまり1日に必要なビタミンCの約6割が摂れちゃうことになります。
ちなみに、グラス1杯のお水にレモンを一搾り加えるだけで、1~2mgのビタミンCが摂れます。
ビタミンCは抗酸化物質です。炎症反応を軽減してくれます。葉酸と併せ、両方とも免疫学的なバリアを維持し、多くの免疫細胞の機能をサポートする役割を果たします。
両方の詳しい機能については『ビタミンC』『葉酸』をご確認ください。
フェニルプロパノイドは果汁だけ
果汁にしか含まれていない成分もあります。それは、フェニルプロパノイドと呼ばれる成分で、やはり抗酸化作用が認められています。
レモン果汁100gあたりに含まれているフェニルプロパノイドは次の通りです。
- フェルラ酸配糖体・・・1.71mg
- シナピン酸配糖体・・・1.03mg
レモンのカリウムは実は「豊富」ではない
レモンはカリウムが「豊富」と記載している記事を時々目にしますが、FDAの基準に従えば、決して「豊富」とまでは言えません。
もちろん、レモンにはカリウムが含まれています。
でも、1日の必要量のうち、丸のままのレモンには約6.5%、果汁には約5%です。10%には足りません。だから、決して「豊富」とは言えませんが、でも、少ないわけでもありません。
レモンの真価
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