
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
急に血圧が下がってふらついたことはありませんか?
低血圧の症状には次の様なものが含まれます。
- めまい
- 頭痛
- 立ちくらみ
- ブラックアウト(目の前が真っ暗になる)
- 耳が遠くなる
- 気絶
- 手足が冷たくなる
- 不整脈
- 吐き気
- 脱力感
- 集中力の低下
- かすみ目
- 首の痛み
- 喉の渇き
- 微熱
手足が冷たくなる感覚は、体が血圧を上げようとして血液を体の中心に戻そうとするため、体の末端が冷えていくのです。
首の痛みは、高血圧の時にも起こります。首に痛みがキッカケで心臓に問題があることが見つけられることがあります。もし重度の首の痛みがある様なら検査を受けてみることをお勧めします。
低血圧の症状が起こる原因

低血圧の症状には次の様な様々な原因が考えられます。
- 貧血
- 低血糖
- 食べ過ぎ
- 脱水
- ビタミンB12欠乏
- 自律神経失調症
- 起立性頻脈症候群(POTS)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 初期の糖尿病
- 腎機能不全
- 心疾患
- 甲状腺疾患
- 小径線維ニューロパシー
- 激しい運動
- 妊娠
など
他にも高血圧のため降圧剤を服用している時には、薬が効きすぎたり、他の医薬品との相互作用によって急激な血圧低下が起こることがあります。
単なる鉄分不足や体質なんだと思っていることが、実は上に記載した様な重篤な病気が隠れているサインかもしれませんので、慢性的に低血圧の症状が起こる人は、ちゃんと検査を受けてみることをお勧めします。
私は長いこと低血圧の症状と一緒に生きてきました。単に体質的に血圧が低いからだろうと思っていたのですが、実は怖い病気だったかもしれないことが後に分ってぞっとしました。私の立ちくらみの詳しい原因については、以前、IN YOU に提供した記事『その立ちくらみの原因、高い死亡率も認められる「起立性頻脈症候群」かもしれません。食事からできるPOTS(起立性頻脈症候群)の改善方法とは』をご参照ください。
転倒発作と低血圧症は似ているけど違う

急激な血圧低下が起こるという点において、転倒発作と低血圧症は似ていますが同じではありません。
低血圧症は、心臓血管系の問題で起こるのですが、転倒発作は、てんかん発作と同様に脳神経系、特に、迷走神経の問題で起こります。
転倒発作は、地面に倒れそうな感覚を生じさせたり、実際、突然倒れたりします。突然、例えば、歩いている時でも、座っている時でも、予告なしに起こるので、転倒した人の多くは骨折や打撲になることがあります。
しかし、意識はしっかりしています。数分以内に立ち上がることもでき、落ち着きが戻ります。
そうなんです。気絶はしないので、低血圧症とは異なり、すべてを覚えています。
低血圧の症状が起きた時の対処法と予防法
今回は心臓血管系の原因で起きている低血圧の症状の改善法についてお伝えします。(転倒発作は脳の問題なので今回のテーマには含まれません。)
1.横になって足を上げる

低血圧の症状が急に起きた時には、まず頭を低くすることを覚えておいてください。
足の下に大きな枕を置いたり、床に寝そべって椅子に足をのせると効果的です。
脳が酸欠になって起こっているので、脳に酸素を届けるために血液が頭に流れるようにすることが重要です。
2. ローズマリーの香を嗅ぐ

ローズマリーの香には血圧を上昇させる効果があることを報告している研究があります。
低血圧の症状が起こりやすい人は、ローズマリーの精油を携帯しておいて、症状が起こり始めたら素早く香を嗅いだり、首元につけたりすることで悪化させずに済むかもしれません。
ローズマリーの詳しい作用については『ローズマリーが日焼けを予防する?そしてがん細胞のワ―ブルグ効果を阻害!』をご覧ください。
3.塩水を飲む

塩水を飲むか、あるいは、ひとつまみの塩を舌の裏側においてください。
塩水は、コップ半分の水に小さじ半分の海塩で作ります。
一時的に血圧を上げる効果が得られます。
塩分を摂っているのに血圧が上がらない場合には『その立ちくらみの原因、高い死亡率も認められる「起立性頻脈症候群」かもしれません。食事からできるPOTS(起立性頻脈症候群)の改善方法とは』を読んでみてください。
4.リコリス茶を飲む

リコリス(甘草:かんぞう)は、血圧を上昇させる作用のある生薬(漢方薬)です。漢方薬局でお求めになっても良いですが、甘草がブレンドされているハーブティは、案外多いので見つけやすいと思います。
ただし、何等かの理由で医薬品を服用している人は、リコリス(甘草)を摂ってはいけません。甘草はいくつもの医薬品の作用を阻害したいり強調してしまうことが報告されているので注意してくださいね。
5.冷たいシャワーを浴びる

サウナ、特にスチームサウナや、熱いシャワーやお風呂に入っている時に低血圧の症状が起きた時には、直ぐに冷たいシャワーを浴びてください。そうすることで血圧を素早く上げることができます。
サウナや熱いシャワーやお風呂によって、血液が頭や体の中心から離れ、体表面の皮膚に流れてしまうため、低血圧の症状が起こりやすく、気絶してしまうこともあります。
低血圧の症状が起こりやすい人は、ぬるめのお風呂やシャワーにして、サウナは入らない方が良いですね。
6.水をたくさん飲む

水分を多く摂ることで、体にムクミが起こります。そのことで血圧が上昇します。
スポーツドリンクなどの電解水は吸収されやすいので、より素早い解決策となります。
7.弾性ストッキングを履く

血流が足元に溜まるのを予防する(血液が上に戻ることを促す)ことで低血圧の症状が起こることを予防します。
着圧の高いハイソックスでも構いません。膝まである長いものを選びましょう。
8.ゆっくりと起き上がる

低血圧の症状がある人は、朝、ベッドから起き上がる時、あまり素早く体を起こさないようにしてください。ゆっくりと上体を起こし、ベッドのヘリに1分間ほど腰かけた後に立ち上がるようにしてください。
起立性の低血圧で転んでけがをする人は少なくないです。
高校生の時の私の朝はいつもサバイバルでした。朝が苦手だったのでギリギリまで寝ていて慌てて急に起き上がるので、階段の手前くらいで、目の前が真っ暗になってふらつき左右の壁に2-3回バウンスした後しゃがみこんで30秒ほどじっとした後に立ち上がり・・という毎日でした。よく頭や体をひどく打たなかったと思います。
私は今でも低血圧なのですが、貧血の症状はいっさいなくなっています。そのことについては『私の立ちくらみ、貧血、そして朝が苦手だったのは低血圧が原因じゃなかった』をご覧ください。
9.気つけ薬を携帯する

これは気絶した時の緊急の対処法です。気つけ薬にはアンモニアが含まれていて脳神経を刺激することで気絶した人を目覚めさせます。
低血圧で気絶したことがある人は、気つけ薬をバッグに常備しておくと安心です。アスリートの中には形態している人が多くいます。
伝統的にはラベンダーの香りで作られてきた様で、様々な形状の気つけ薬(Smelling salts)があります。もちろん薬(吸引用アンモニア)として購入することもできます。
ただ気絶したあなたは、自身で気つけ薬を使うことはできませんので、周囲に伝えておいたり、気づいてもらえるような工夫が必要です。
なお、気つけ薬は血圧を上昇させる効果はありませんので、意識が回復した後、起き上がる前に血圧を上昇させる必要があります。
余談ですが、私は今のところ人生で一度だけ気つけ薬を嗅いだことがあります。大学生の時の健康診断で、採血中に気を失い気つけ薬で起こされました。意識が戻った時には車イスに載せられてベッドに移送中でした。看護師さんが注射針を腕に刺したところまでは記憶にあるのですが、その後の車イスまでの間の記憶はいっさいありません。今でも思い出せません。それ以来、今でもベッドに横になった状態で採血してもらうようにしています。
10.フルドロコルチゾンを携帯する
血圧を上げる医薬品です。処方薬なので医師の診断が必要な薬です。腎臓からのナトリウムの排出を抑制することで、血圧を維持するお薬です。
低血圧症が危機的な状態なら処方してもらい、万が一の時のために、バッグに入れておくこともできます。
低血圧の症状を改善する食事
貧血には鉄分と良く言われますが、それほど単純なものではありません。
脳や体の細胞に酸素を運ぶ赤血球を過不足なく作り、健康に保つためには・・・
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