キッチンを薬局に|基本の15ハーブの機能と使い方(1)

2015/12/12/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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キッチンを薬局にシリーズ

基本のハーブ

ハーブやスパイスはお料理に深みや香りを加えてくれるだけでなく、薬としての機能を備えたものが多く存在します。

「キッチンを薬局に」というテーマで、伝統的に使われてきた代表的なハーブ15種類の持つ機能と、それぞれのハーブに合うお料理について、5種類ずつ3回に渡って紹介しています。

第一回目の今回は、タイム、パセリ、バジル、オレガノ、ナツメグです。

前回のハーブ&スパイスのシリーズは『キッチンを薬局に|ハーブ&スパイスの使い方(基礎)』をご確認ください。

タイム

タイムは、フランス料理によく使われてきたハーブですが、万能な香辛料で、色々な使い方ができ、食材を選びません。

とはいえ、お肉との相性がより良く、特に、鶏料理との相性がとても良いハーブです。また、ほうれん草とも相性がよいので、ほうれん草にも試してみてくださいね。

相性のよい調理法は、ロースト系の料理やスープ系の料理など、長時間火を通す料理です。たぶん、ローストチキンやチキンヌードルスープなどに使われているのを見たことがあるのではないでしょうか。

タイムのエッセンシャルオイルは、バクテリアを殺す(抗生物質)成分ももっていて、喉の痛み口内炎などの症状の緩和に使われます。タイムはミントと同じ種類に属していて、抗がん成分も含んでいます。

また、ハーブティにして飲むと、二日酔いに効果があり、消化促進強壮作用が期待できます。

パセリ

もしあなたがスムージー・ショップやジュース・スタンドによく行く人でしたら、多くのお店が必ずと言っていいほど、パセリを野菜ジュース/スムージーに入れていることに気がついているのではないでしょうか。

パセリには、ビタミンC、B12、K、Aなど多くのビタミンが豊富で栄養価の高い野菜です。

また、利尿作用があるので、体内の余分な水分を排出してくれるので、むくみがちの人やデトックスをしたいと考えている人に向いています。

パセリは、どんな料理にも彩りを加えてくれて違和感なく使うことができます。乾燥パセリなら、和食にも使うことが可能ですが、パセリがもっとも際立つ料理は、洋食です。

タルタルソースやヴィネグレットソース、ラヴィコットソースなどのソース系や、ポタージュ系のスープ、グラタン、シチューにも最適です。

栄養の面だけでなく、パセリには、消臭、除菌効果があるので、料理を食べ終わったあと、パセリを食べると口臭が気にならなくなります。

簡単レシピ:『切り干し大根の洋風和え物

バジル

バジルはタイ料理などのエスニック料理イタリア料理によく登場するハーブです。

いっしょに炒めることでお肉の臭みをとったり、香りを着けたり、ペースト状にしてソースとして使われることが多いハーブです。

トマト料理との相性がとても良いですが、他にも多くの食材や、天ぷらなどの料理とも相性が良く、バジルの甘いフレーバーがサラダソルベケーキともよく合い、万能香辛料と言えます。

バジルは単に美味しい葉っぱなのではなく、βカロテンや他のカロチノイドを多く含み、心臓の健康にとても良い働きをしてくれます。

バジルオイルは、抗内臓炎症作用をもっていて、消化器官を整え食欲増加消化促進、ニキビや吹き出物なのどのお肌トラブルを解消してくれる効果があります。

フレッシュバジルとトマトのサラダは定番ですが、夏に食することで暑さに負けない体調維持が期待できます。鯛にフレッシュバジルのソースも美味しいですよ。

また、バジルには、メチルカビコールと言う刺激物質が含まれていますので、妊娠中の方や小さなお子様は、あまりたくさん食べないよう気をつけてくださいね。

簡単レシピ

オレガノ

オレガノは、イタリア料理地中海料理によく使われます。

香りの強い香辛料で、お肉の臭みをとるために使われることが多く、お肉料理チーズ料理と相性の良いハーブです。

特に、ロースト料理(あぶり焼きや蒸し焼き料理)には欠かせない香辛料です。

また、オレガノはトマトとの相性がよく、ケチャップやトマトのパスタソースには欠かせません。ソ-スとしてはフレッシュも乾燥したものも両方よく使われます。ピザやスパゲティ、ビーフシチューに欠かせないハーブといえます。

また、オムレツドレッシングの材料としても適しています。

オレガノには、抗酸化作用がある他、抗生物質成分も含んでいて、実際に、ジアルジア症による下痢を処方薬よりも早く治癒することが証明されています。その他、風邪、気管支炎、頭痛、生理痛、口内炎、消化不良、腹痛、疲労倦怠などに効果があります。

なお、オレガノの詳しい機能については『オレガノ』をご確認ください。

ナツメグ

ナツメグには独特の甘い香があって、古くから西洋では、ひき肉料理魚料理の臭みを消すために用いられてきました。ハンバーグやミートローフ、ミートソースなどのひき肉を使った料理には、ナツメグは欠かせないハーブです。

また、クッキーケーキなどの焼き菓子にも合い、シナモンと一緒に使うと一層甘さが増します。

ナツメグは、火を通すとより香ばしくなるので、食材の下ごしらえの段階でいっしょに混ぜておき、その後、火を通すのが理想的です。調理後にふりかけてもあまり香りが引き立ちません。

また、お肉やお魚料理だけでなく、野菜料理、特にほうれん草、かぶ、キャベツ等の甘みを引き出す効果もあります。ロールキャベツの中身のひき肉の味付けによく使われるのはそのためですね。

ナツメグは、体を暖める効果があり、冷え性の方にオススメです。その他にも消化器系に効果があり、整腸作用、腸内ガスの抑制、下痢防止に効果があります。

なお、ナツメグの詳しい機能については『ナツメグ』をご確認ください。

>> 『基本の15ハーブの機能と使い方(2)』

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